

カエルの卵や蓮穴が怖い!「ぶつぶつ恐怖症」の人は16%も。その理由は?―イギリス
2013.09.15 11:29
提供:マイナビウーマン
連続した丸い模様や無数の穴、突起にやけに敏感な人っていますよね。これ、意外にメジャーな恐怖症の1つなのだそうです。なぜ恐怖や嫌悪を感じるのでしょう?
「高所恐怖症」「閉所恐怖症」「先端恐怖症」―世の中にはいろいろな恐怖症がありますが、「ぶつぶつ恐怖症」「集合体恐怖症」って聞いたことありますか?
英エセックス大学のコール博士率いる調査チームは、「ぶつぶつ恐怖症」、英語で「trypophobicトリポフォビック」と呼ばれる現象について研究しています。
不規則な穴や円形の模様を見ると、動悸(どうき)、頭痛、脂汗といった症状を呈するこの恐怖症。実は16%もの人が持っているにも関わらず、これまで詳しく研究されてこなかったのだそうです。
「ぶつぶつ」といっても、いろいろな色や形があります。恐怖症を持つ人々に76パターンの画像を見てもらったところ、原因になりやすい模様には一定の傾向があることが分かりました。
それは、「コントラストが強く周期性がある」というもの。「周期性のある模様」とは、例えば水に石を落とした時に、水面に波紋が広がる様子をイメージしてもらうと分かりやすいでしょうか。また、細→太→細・・・と繰り返されるストライプも、周期的な模様と言えます。
ある被験者は、「ひょうもんダコ」に強い嫌悪感を覚えると言います。英語で「ブルーリングオクトパス」と呼ばれるこのタコ、黄色い身体全体にに青いリング状の模様をびっしりと纏っています。
また、円形の模様だけでなく、ときどき補色を入れた幅の違うストライプに、頭痛を感じる人もいたそうです。
ところでこのひょうもんダコ、猛毒をもつ生物として有名です。調査チームが毒性を持つ「キングコブラ」「サソリ」「毒グモ」などの模様を調べたところ、「色のコントラストが強く、周期的な模様」を持っている点で共通していることが分かりました。
つまり、「ぶつぶつ恐怖症」の原点は、わたしたち人間が毒性生物から身を守る本能なのだ、と研究チームは結論づけています。
「本人が認識しているかどうかは別として、すべての人がこの恐怖症を持っている可能性があります。少なくとも、このような模様を見て好感を持つことはないのではないでしょうか」とコール博士。確かに、気持ちのいいものではないですね。
今後もより詳しい研究を進めていくと語る博士自身、実はかつて「ぶつぶつ恐怖症」の持ち主だったとか。でも、研究のためにぶつぶつ画像を見すぎて、すっかり克服してしまったのだそうです。あらら!
※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:Fear of holes: new research in to most common phobia you’ve never heard of
http://www.nzherald.co.nz/health-wellbeing/news/article.cfm?c_id=1501238&objectid=11123026
「高所恐怖症」「閉所恐怖症」「先端恐怖症」―世の中にはいろいろな恐怖症がありますが、「ぶつぶつ恐怖症」「集合体恐怖症」って聞いたことありますか?
英エセックス大学のコール博士率いる調査チームは、「ぶつぶつ恐怖症」、英語で「trypophobicトリポフォビック」と呼ばれる現象について研究しています。
不規則な穴や円形の模様を見ると、動悸(どうき)、頭痛、脂汗といった症状を呈するこの恐怖症。実は16%もの人が持っているにも関わらず、これまで詳しく研究されてこなかったのだそうです。
「ぶつぶつ」といっても、いろいろな色や形があります。恐怖症を持つ人々に76パターンの画像を見てもらったところ、原因になりやすい模様には一定の傾向があることが分かりました。
それは、「コントラストが強く周期性がある」というもの。「周期性のある模様」とは、例えば水に石を落とした時に、水面に波紋が広がる様子をイメージしてもらうと分かりやすいでしょうか。また、細→太→細・・・と繰り返されるストライプも、周期的な模様と言えます。
ある被験者は、「ひょうもんダコ」に強い嫌悪感を覚えると言います。英語で「ブルーリングオクトパス」と呼ばれるこのタコ、黄色い身体全体にに青いリング状の模様をびっしりと纏っています。
また、円形の模様だけでなく、ときどき補色を入れた幅の違うストライプに、頭痛を感じる人もいたそうです。
ところでこのひょうもんダコ、猛毒をもつ生物として有名です。調査チームが毒性を持つ「キングコブラ」「サソリ」「毒グモ」などの模様を調べたところ、「色のコントラストが強く、周期的な模様」を持っている点で共通していることが分かりました。
つまり、「ぶつぶつ恐怖症」の原点は、わたしたち人間が毒性生物から身を守る本能なのだ、と研究チームは結論づけています。
「本人が認識しているかどうかは別として、すべての人がこの恐怖症を持っている可能性があります。少なくとも、このような模様を見て好感を持つことはないのではないでしょうか」とコール博士。確かに、気持ちのいいものではないですね。
今後もより詳しい研究を進めていくと語る博士自身、実はかつて「ぶつぶつ恐怖症」の持ち主だったとか。でも、研究のためにぶつぶつ画像を見すぎて、すっかり克服してしまったのだそうです。あらら!
※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:Fear of holes: new research in to most common phobia you’ve never heard of
http://www.nzherald.co.nz/health-wellbeing/news/article.cfm?c_id=1501238&objectid=11123026
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