セクシーなうえに実用的!初めてのガーターベルト「トイレ時に爪で引っ掛ける心配がない」

ガーターベルトには、セクシーなイメージがありますよね。審美的にもあこがれてしまうものですが、着けるには少し勇気がいるかも。

そこで、ガーターベルト初心者講座。選ぶときに意識したほうがよいこと、どのくらいもつのか、洋服のラインに影響が出ないのかなど、気になることを下着メーカー「ワコール」で商品PRを担当している白鳥貴子さんに訊いてみました。

●身につけるだけでセクシーに!?

――ガーターベルトやガーターストッキングは、なんとなく敷居が高いイメージがあります。日本ではどのくらいの女性が愛用しているのでしょうか?

「数字的にはわからないのですが……。当社で展開しているの1ブランドのみです」

――大胆なイメージが強いのかもしれませんね。どの世代の方が利用しているブランドで展開しているのですか?

「30代の方がメインのブランドで、ブランドコンセプトは”劇的セクシー”です。ガーターというと尻込みしちゃう方もいるかもしれませんが、レースや花をあしらった上品でかわいいデザインを意識しております。実際には、20代～40代まで幅広くご利用いただいております」

――ガーターベルトの構造を教えてください。

「ウエストの部分は、ブラジャーのようにホックの留め金が3段階あります。また、ゴムが入っているので、動いてもそんなに締め付けられた感じはしないです。左右各2本ずつのベルトがついており、それぞれベルトの先の留め金でストッキングを挟んで留めます」

――ガーターベルトも、ブラジャーやショーツのようにサイズがあるのでしょうか?

「ありますよ。当社の場合、サイズはMサイズのみで、ウエスト64cm～70cm前後の方にご着用いただけます」

●意外と実用性が高いかも

――ガーターベルトとガーターストッキングの着用方法を教えてください。

「ガーターベルトは、ショーツの下に履きます。ショーツの上に履いてしまうと、お手洗いに行くたびに、ガーターベルトをはずさなければならなくなります。軽く片足を台の上に置いた状態で、ガーターストッキングをベルトで留めると、ガーターにゆとりができて”つけやすく”なるでしょう」

――椅子に座ったときに、留め金があたって痛かったりしないのですか?

「あたりにくい位置で留められるようになっています。気になるようでしたら、ベルトの留め金の位置が気持ち”ヨコ”寄りにくるようにつけるとよいかもしれませんね」

――歩いているときに、いきなり留め金が外れてストッキングがずり落ちそうで不安なのですが……。

「ストッキングを中途半端にしか留めないとそうなるかもしれませんね。けれども、留め金の根元までストッキングを差し込んでしっかりと留めれば大丈夫ですよ」

――ガーターベルトはどのくらいもつものなのでしょうか?

「使用頻度やお手入れによります。お手入れは、ほかの下着同様、手洗いを基本として、陰干しをするのがお勧めです。もし、洗濯機を使用される場合は、洗濯ネットに入れたり、ランジェリーモードなど、弱水流で洗ったりするとよいでしょう」

――ガーターベルトについて気をつけたほうがよいことは何ですか?

「やはり、サイズは重要となります。体に食い込んだりすると、洋服のラインに影響も出ますし、体のストレスになります。ショップで試着してから購入するのが望ましいです」

なお、実際にガーターを利用している方にも聞いてみたところ、「パンティーストッキングと違って、ショーツの部分までストッキングが来ないので、夏は涼しくてラクです」(30代女性)、「トイレのたびにストッキングを爪に引っ掛ける心配がないところが助かっています」(20代女性)など、審美面より、実用性についてコメントしてもらえました。

セクシーな上に、実用的であったら、一石二鳥かも。ちょっと履いてみたくなりました。皆さん、どうもありがとうございました。

取材協力：ワコール 広報・宣伝部 白鳥貴子さん
http://www.wacoal.jp/

(文・OFFICE-SANGA　臼村さおり)