「凶悪犯罪者」と「企業家」の性格はよく似ている―豪調査結果

2013.08.31 10:58

驚きの事実が明らかになりました。「サイコパス」と呼ばれる非情な人々と、次々に新しいビジネスを生み出す企業家の間には、どのような共通点があるのでしょうか。

「サイコパス」と呼ばれる人々のことをご存じでしょうか？私たちは、どんな人にも優しさや憐みの情、良心があると思っています。しかし、世の中にはそういった感情を全く持たない人も存在しているのです！

「サイコパス」と呼ばれる彼らは、「表面的にはいい人を演じている」「約束を守らない」「キレやすい」などの特徴を持ち、特に凶悪犯罪者に多く見られます。

しかし、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の調査の結果、彼らと精力的な企業家の間には、大きな共通点があることが分かってしまいました。

調査チームは、605人の両者の性格を分析しました。その共通点とは、「リスクを恐れない」ということ。

例えば連続殺人犯のチャールズ・マンソンは、生まれつき「気分が変わりやすい」「衝動的に行動する」「怖いもの知らず」という特徴を持っていたそうですが、これは新しいビジネスを起こす企業家たちにも非常によく見られる傾向なのだそうです。

確かに、「時にはリスクを取る勇気」と「迅速な判断」は優秀な実業家の条件。また、航空会社や音楽事業で有名なヴァージン・グループの創始者、リチャード・ブランソンが、気球での太平洋横断に挑戦したのは有名な話です。

研究者は、「サイコパス」たちが、服役後に社会復帰してからも、再度犯罪を繰り返す可能性を懸念しています。生まれついた性質は、そう簡単には変わらないもの。

「囚人に囲まれた監獄生活の中で、彼らが悪知恵を付けないよう、更生プログラムには細心の注意を払うべきだ」と警鐘を鳴らします。

生まれ持った性質をいい方向に生かせば優秀な企業家に、悪い方に使ってしまえば凶悪犯罪者になってしまうとは驚き！その優秀な能力を、社会の役に立つ方向に発揮してほしいものです。

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー（http://www.worldjumper.com）の協力により執筆されました。

【参考】Psychopaths much like entrepreneurs: study
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=11115743

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