

都市伝説!「フラフープで腸ねん転」「ホッピングで胃下垂」……これって本当?
2013.08.01 13:18
提供:マイナビウーマン
昭和30年代に大ブームとなったフラフープにホッピング。その後、ある理由でブームは下火になったのですが、その理由というのが「病気になる」というもの。フラフープは腸ねん転、ホッピングは胃下垂になる、というのです。このうわさは本当か調べてみました。
【なぜ都市伝説が誕生するのか? うわさを伝播させる人の心理に迫る!】
■フラフープで腸ねん転……
アメリカでブームになった後に、昭和30年代に日本でも大ブームとなったフラフープ。当初は美容・健康器具として女性にヒットし、遊具としても多く子供に広まりました。
しかし、昭和33年ごろに「フラフープが原因で腸ねん転になった人がいる」、といううわさが出始め、ついにはフラフープの使用を禁止する小学校が出現しました。
昭和33年11月23日付けの朝日新聞によると、千葉県東金市の小学校が最初に「フラフープ禁止」を発令。全国紙に掲載されたことで、同様に禁止する小学校が相次ぎました。世間全体でも「フラフープは危険」という風潮になり、ブームは下火になりました。
では、本当にフラフープで腸ねん転になるのでしょうか? 腸ねん転というのは、大腸がねじれて詰まり、詰まった部分が壊死(えし)してしまう病気です。
内科の先生に聞いたところ「腸ねん転はそんなに簡単になるものではない」とのことで、現在でも本当にフラフープが原因で腸ねん転になったのか、はっきりしていないとのことです。
ちなみに、最初にフラフープを禁止した小学校のあった千葉県東金市では、うわさを信じてブームを終わらせるきっかけを作ってしまったことに対する謝罪の意を込めて、現在はフラフープの普及活動をしているそうです。
■ホッピングで胃下垂って本当になるの?
ピョンピョンと跳びはねて遊ぶホッピング。フラフープと同じく、昭和30年代に大ブームとなった遊具です。日本では平安時代から似たような遊びがされてきた、ともいわれています。
しかし、フラフープと同じように「やりすぎると胃下垂になる」「脱腸を引き起こす」といううわさが広まり、ブームは終息しました。
そもそも胃下垂というのは、どんな病気かご存じでしょうか? 胃下垂は、簡単に言うと「胃が通常の位置より垂れ下がってしまう」症状のことです。
内科の先生に、ホッピングで胃下垂になる可能性があるか聞いたところ、「胃下垂になる原因はむちゃな食生活やストレス、あとは骨盤のゆがみなどです。ホッピングをやりすぎたために胃下垂になる可能性は0とは言い切れませんが、フラフープと同じく因果関係ははっきりしていない」とのことです。
また、日本内科学会にもフラフープとホッピングのうわさについて問い合わせたところ、「日本内科学会としては、学術的な見解がないので何も申し上げることはできません……」とのことでした。
どちらのケースも、当時ちゃんとした因果関係の調査などが行われていないこともあり、詳細は不明のようです。とはいえ、何事もやりすぎは問題です。もしかしたら、最初はやりすぎを防ぐためのささいな注意だったのかもしれませんね。
(貫井康徳@dcp)
【なぜ都市伝説が誕生するのか? うわさを伝播させる人の心理に迫る!】
■フラフープで腸ねん転……
アメリカでブームになった後に、昭和30年代に日本でも大ブームとなったフラフープ。当初は美容・健康器具として女性にヒットし、遊具としても多く子供に広まりました。
しかし、昭和33年ごろに「フラフープが原因で腸ねん転になった人がいる」、といううわさが出始め、ついにはフラフープの使用を禁止する小学校が出現しました。
昭和33年11月23日付けの朝日新聞によると、千葉県東金市の小学校が最初に「フラフープ禁止」を発令。全国紙に掲載されたことで、同様に禁止する小学校が相次ぎました。世間全体でも「フラフープは危険」という風潮になり、ブームは下火になりました。
では、本当にフラフープで腸ねん転になるのでしょうか? 腸ねん転というのは、大腸がねじれて詰まり、詰まった部分が壊死(えし)してしまう病気です。
内科の先生に聞いたところ「腸ねん転はそんなに簡単になるものではない」とのことで、現在でも本当にフラフープが原因で腸ねん転になったのか、はっきりしていないとのことです。
ちなみに、最初にフラフープを禁止した小学校のあった千葉県東金市では、うわさを信じてブームを終わらせるきっかけを作ってしまったことに対する謝罪の意を込めて、現在はフラフープの普及活動をしているそうです。
■ホッピングで胃下垂って本当になるの?
ピョンピョンと跳びはねて遊ぶホッピング。フラフープと同じく、昭和30年代に大ブームとなった遊具です。日本では平安時代から似たような遊びがされてきた、ともいわれています。
しかし、フラフープと同じように「やりすぎると胃下垂になる」「脱腸を引き起こす」といううわさが広まり、ブームは終息しました。
そもそも胃下垂というのは、どんな病気かご存じでしょうか? 胃下垂は、簡単に言うと「胃が通常の位置より垂れ下がってしまう」症状のことです。
内科の先生に、ホッピングで胃下垂になる可能性があるか聞いたところ、「胃下垂になる原因はむちゃな食生活やストレス、あとは骨盤のゆがみなどです。ホッピングをやりすぎたために胃下垂になる可能性は0とは言い切れませんが、フラフープと同じく因果関係ははっきりしていない」とのことです。
また、日本内科学会にもフラフープとホッピングのうわさについて問い合わせたところ、「日本内科学会としては、学術的な見解がないので何も申し上げることはできません……」とのことでした。
どちらのケースも、当時ちゃんとした因果関係の調査などが行われていないこともあり、詳細は不明のようです。とはいえ、何事もやりすぎは問題です。もしかしたら、最初はやりすぎを防ぐためのささいな注意だったのかもしれませんね。
(貫井康徳@dcp)
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