三島響(@hibiki_0202_15)/撮影:ひがけん(@kenta_higaken)

“美しすぎる囲碁棋士”三島響、コスプレ挑戦の理由「右肩下がりの囲碁界、このままではいけない」

2026.05.16 08:03
提供:ENTAME next

プロの勝負師として厳しい世界に身を置く三島響。後編では、右肩下がりといわれる囲碁界を盛り上げるためにSNSやコスプレといったユニークな挑戦を続ける彼女の素顔と、同じくプロ棋士である夫とのプライベートなエピソードに迫る。(前後編の後編)

――SNSでの発信に力を入れ始めたのは、プロになってからですか?

三島 そうですね。プロになってから5年くらい経ちますが、ずっと「囲碁以外の方に見ていただくにはどうしたらいいんだろう」と考えてきました。発信する内容が囲碁のことばかりだと、もともと囲碁に興味がある人しか見てくれないじゃないですか。だから、YouTubeを始めたときも、基本的には囲碁以外のことをしようと決めていました。

――囲碁の楽しさを伝えるために、あえて囲碁以外のコンテンツを。

三島 囲碁をテーマにするときも、堅苦しい感じではなく、おしゃべりしながら楽しい雰囲気でやることを心がけています。「囲碁ってこんなに楽しいものなんだよ」っていうのを伝えたくて。

――コスプレも積極的にされていますよね。『葬送のフリーレン』のフェルンは、SNSでも「本人を超えてる」と絶賛されていました。

三島 いえいえ、もう過分なお言葉で……。そう言っていただけるのは嬉しいんですけど、作品が大好きなので、「これで大丈夫かな」「作品を冒涜していたらどうしよう」っていう不安もすごくあります。好きだからこそ、メイクや髪型にはこだわって、少しでもクオリティを上げられるように頑張っています。

コスプレを始めたきっかけは、もともとアニメが大好きで、好きなキャラクターの服を着てみたいという気持ちや、その……メイド服にも興味があったんです(笑)。コスプレを通して、囲碁を知らない方にも興味を持ってもらえるかもしれない、という思いもあって始めました。

――ちなみにこれまでにどんなキャラクターのコスプレをしてきましたか?

三島 最初に『Re:ゼロから始める異世界生活』、次に『ONE PIECE』のビビ、それから『ヒカルの碁』『新世紀エヴァンゲリオン』、そしてフェルンなので、全部で5キャラクターです。

――今後やってみたいキャラクターはいますか?

三島 『薬屋のひとりごと』が大好きで、主人公の猫猫(マオマオ)をやってみたいなと思っています。作中に囲碁を打つシーンも出てくるんですよ。ただ、作中の碁盤が現代のものと少し違うので、そこをこだわりだしたら大変なことになりそうですよね。やるからにはこだわりたいので、きっと挑戦すると思います。

――プロ棋士仲間からの反応はいかがでしょう。

三島 好意的に見てくださる方が多いです。でももちろん、全員が全員そうではなくて。「囲碁棋士」という仕事に真摯に向き合っている方々からは、「そういうことをするのはどうなんだろう」というご意見をいただくことも少なからずあります。

でも、今の囲碁界が右肩下がりなのは事実なので。何か新しいことをしないと、このままではいけないと思って、突き進んでいます。

プライベートでは、同じくプロ囲碁棋士の渡辺由宇四段と結婚。さらに夫の弟もプロ棋士という、まさに"囲碁一家"。勝負師同士の家庭生活は、一体どのようなものなのだろうか。

――ご夫婦で公式戦で対戦する可能性もあるんですか?

三島 予選の段階では、夫婦や親子、兄弟は当たらないようにブロックが分けられます。なので、ほとんどないですね。決勝まで行けば当たる可能性はありますが、450人の中でトップ2とかにならないといけないので、現実的にはなかなか……。

――ということは、義理の弟さんとは当たる可能性がある?

三島 義弟とは当たることがあります。実は今年の2月に、非公式戦で当たったんです。義弟はプロの中でもトップ100以内に入る強豪。ランキングで言えば、遥かに格上なので楽しみでした。そのときは1回戦に勝てば、2回戦で義弟と当たれるという状況で。「対局したい」と思って頑張ったら、なんとか勝つことができて。そして、義弟との対局でも、本当に奇跡的に勝つことができたんです。私にとってはもう、とんでもない大金星でした。

もうルンルンで、夫が褒めてくれるだろうと思ってスキップするくらいのテンションで家に帰ったんですよ。家に入ったら、夫がものすごく沈んでるんです。

――えっ、どうしてですか?

三島 私が勝ったことよりも、自分の弟が負けたことのほうがショックだったみたいで……(笑)。その日はほとんど口も聞いてくれなくて、私としては、「弟が負けたのはマイナスだけど、私が勝ったのはプラス。差し引きプラスでしょ!」って思ったんですけどね。夫の中では、私が勝ったことが"無かったこと"にされるくらいの勢いでマイナスだったみたいです。

「私、負けたほうが良かったのかな?」って思いました(笑)。後で「あれは悪かった。勝手に心が沈んでしまったんだ」って謝ってくれましたけど。近年まれに見るくらい、いい内容の碁が打てたのに、こんなに言われるんだ、って。

そんな経験もあってか、三島家には「家庭平和のため」の絶対的なルールが存在する。

――ご自宅で、ご夫婦で囲碁を打ったりは?

三島 最初の頃はしていたんですけど、負けたほうが不機嫌になっちゃうので、「家庭の平和のためにやめよう」という結論に至りました。お互い、生活が懸かっているプロなので、どうしても真剣になってしまって。今は、勝敗がつく対局はせず、一緒に勉強する、という形に落ち着いています。

――では、今後の目標について教えてください。

三島 以前は、プロの対局でどこどこまでいきたい、という目標を掲げていたんですけど、今はそれよりも「普及を頑張って、囲碁界全体を盛り上げたい」という気持ちのほうが強いです。これまでは、すでに囲碁を知っている人向けの活動が多かったので、これからは囲碁を知らない人に始めてもらうような普及の仕方をしていきたいなと思っています。

――囲碁は「ルールが難しそう」というイメージが先行しがちですよね。

三島 そうなんです。でも、実は覚えることは将棋よりもずっと少なくて、最初のルール説明だけなら10分もあれば終わるくらい簡単なんです。陣地取りゲームなので、目的が少し分かりにくいかもしれませんが、一度教われば、すぐに楽しめるようになります。アプリでやってみて諦めちゃった方も、ぜひ一度、囲碁が打てる場所に足を運んでみてほしいです。

――具体的に、何か考えているプランはありますか?

三島 今は指導碁のイベントが中心ですが、もっと初心者の人がふらっと立ち寄りやすいような、お祭りのようなイベントを開催したいなと考えています。最初は少人数からになると思いますが、来年、再来年と、少しずつ規模を大きくしていくのが目標です。

▽PROFILE三島響(みしま・ひびき)2003年2月2日生まれ、岡山県出身。関西棋院所属、二段。5歳のときに関西棋院の子ども教室に通い始め、2021年4月にプロ入段、2025年4月に二段昇段。「美しすぎる囲碁棋士」としてSNSでも注目を集め、Instagramのフォロワーは3万6000人を超える。コスプレイヤーとしての活動でも話題に。夫は同じく関西棋院所属のプロ棋士・渡辺由宇四段。

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