aqさん(@aq1kqb)/撮影:ごい(@_goigoi)

名古屋の服飾専門学生レイヤー、日暮里で課題用の生地爆買い「将来はオーダーメイド職人に」

2026.05.13 08:03
提供:ENTAME next

4月4日から5日にかけて、東京都・池袋でコスプレイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」が開催。春を待つ肌寒い陽気の中、会場はコスプレイヤーと来場者の笑顔で溢れた。「ENTAME next」では当日会場で注目を集めたコスプレイヤーの撮り下ろしスナップを直撃インタビューとともにお届けする!

今回話を伺ったのは、『ガチアクタ』よりリオに扮した、コスプレイヤーのaqさん。コスプレへの情熱から服飾専門学校へ進学し、将来はオーダーメイド職人を目指すとのこと。この日、ある"使命"を胸に名古屋からはるばる池袋へとやってきた。その華奢な身体に秘められた、計り知れない行動力と夢の源泉に迫った。

――今日は名古屋からいらっしゃったとか。

aqさん 服飾の専門学生なので、学校の課題で使う生地を仕入れに日暮里へ来たんです。アコスタはたまたま開催されると知ったので、参加しました!

――わざわざ名古屋から日暮里まで布を買いに?

aqさん そうなんです。名古屋だとそもそも欲しい生地がなかったり、あってもすごく高かったりするんですよね。でも日暮里って布の聖地だから、欲しい布が見つかるし、安いので、新幹線代を含めても元は取れた気になりますよね(笑)。今日は1万5000円分ほど、メーターで言うと10メートル以上は買いました。

――どうやって持って帰るんですか?

aqさん キャリーケース2個持って来たので、それに詰めて帰ります! コスプレ衣装も隙間に入れるんですけど、荷物の量が海外旅行帰りみたいですよね(笑)。

――そもそも、なぜ服飾の道に進もうと思ったのでしょう。

aqさん 高校の時からコスプレをしていたのですが、最初は市販の衣装を改造したりして作っていたんですけど、型紙から自作しているレイヤーさんたちをSNSで見て「私もやってみたいな」と憧れました。どうせならこれを仕事にできたら、趣味も仕事も両立できて楽しいかなと思って。

――コスプレが将来の夢に繋がったんですね。最初のきっかけは何だったんですか?

aqさん 高2の冬に、共通の漫画が好きで仲良くなった友達から「実はコスプレしてるんだけど、一緒にやらない?」って誘われたのが始まりです。でも、気づいたら誘ってくれた友達よりも私のほうがのめり込んじゃって(笑)。よくある話みたいですけど、誘われた側がハマっちゃうパターンですね。

――今日のこのウィッグもご自身で作られたんですよね。

aqさん はい、これは自分で作りました。学校から帰ってきて、夜な夜な作業するのを何日か繰り返して……。トータルだと1週間くらいはかかった気がします。

――すごいクオリティです。持ち運びも大変そうですが…。

aqさん 大変です(笑)。これは頭の部分と左右の後ろ髪で3分割できるようになっていて、マネキンの首にかぶせた状態で袋に入れて、キャリーケースの上に積んで持ってきました。それでもやっぱり崩れちゃうので、更衣室でできる限り整えて、なんとか形にしています。――衣装も自作でしょうか。

aqさん いえ、この衣装は買いました。まだ学校では基礎の基礎しかやっていなくて、ここまで複雑なものを作れる技術はまだないんです。

――学業もコスプレもお金がかかると思いますが、どうやってやりくりを?

aqさん カフェのキッチンでアルバイトをしています。週5とか6で入ってますね。

――学業と両立しながらは大変じゃないですか?

aqさん 大変ですけど、楽しいですよ。バイト代はほとんどコスプレの材料費や遠征費、あとは趣味のアニメグッズや漫画、一人旅の費用に消えていきます。お金のかかる趣味ばっかりで(笑)。

――ご家族のコスプレ活動への反応はいかがでしょう。

aqさん 親もアニメが好きで、「自分の稼いだ範囲でやるならご自由に」というスタンスで、コスプレにはすごく肯定的なんです。なんなら、親のほうから「このウィッグと衣装、似合うと思うからやってみてほしい」って言ってくれる時もあるくらい。

――素敵な関係性ですね! ご自身の知らない作品を紹介されることも?

aqさん たまに。でもそういう時は、まず原作のアニメをちゃんと観てからやるようにしています。逆に自分がやりたいキャラを親に布教して、ハマってくれたら衣装を買ってもらえる可能性もあるんですよね(笑)。

――専門学校を卒業した後は、どんな道に進むのでしょう。

aqさん 将来は、オーダーメイドで衣装や服を作る職に就きたいです。個人でやっていけたらいいなと思っていて。実は私自身、線が細くて市販の服のサイズが合わないことが多くて困った経験があるんです。だから、同じように悩んでいる人のために、その人にぴったり合った一着を作れたらいいなって。

――ご自身の経験が原点になっているんですね。

aqさん 専門学校ということもあり、高度な技術を学べるんじゃないかなって。なのでしっかり勉強して、夢を叶えられるように頑張ります。

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