丸亀製麺、コンプラ的にアウトな『ドラゴンボール』コラボを工夫で解決 「原作愛感じる」と称賛相次ぐ
『ドラゴンボールZ』とのコラボ企画が大好評の丸亀製麺。コンプライアンス問題を工夫で乗り切るデザインに「原作愛を感じる」と、称賛の声が相次いでいる。
「昔は問題なかったけど、現代ではアウト」というのが、コンプライアンスの基本。そのため「往年の名作」を現代に甦らせる際にはコンプラ的配慮が不可欠となり、当時の魅力をそのまま再現できないケースも少なくない。
そんななかX上では、大人気アニメ『ドラゴンボールZ』とのコラボで話題の丸亀製麺による「コンプラ的工夫」に対し、称賛の声が相次いでいるのだ。
「コンプラ対策」と「原作愛」を両立
今回注目したいのは、『ドラゴンボール』など『週刊少年ジャンプ』系フィギュアの収集・情報発信を行うXユーザーのゲルニカさんが投稿したポスト。
当該のポストには『ドラゴンボール』の人気キャラクターであるピッコロが、代名詞とも言える必殺技・魔貫光殺砲(まかんこうさっぽう)を放つ瞬間を切り取ったピックの写真が添えられている。
https://twitter.com/guernicass4/status/2033673098562834504
こちらは17日から始まった丸亀製麺と『ドラゴンボールZ』コラボ第2弾のオリジナルグッズ。じつはこちらのピッコロのデザインには、ひと目見ただけでは気づけないほどさり気ない、そして素晴らしい工夫が2つも施されているのだ。
投稿主・ゲルニカさんはポスト本文にて、「ラディッツに魔貫光殺砲を放ったシーンのピッコロは本来左腕が欠けており、コンプラ的にこれをそのままグッズ化させるのは結構難しいのですが、左腕を丸亀のロゴで隠すことで再現させてて本当に凄い」と、説明。
また、続くポストにて「左腕だけでなく右手に関しても、ピッコロの指が原作準拠の4本に見える角度になってて驚きが止まらない...」とも綴っている。
原作ではどんなシーンだったのか?
ピッコロが初めて魔貫光殺砲を放ったのは、主人公・孫悟空とかつての敵・ピッコロが共闘して強敵・ラディッツの襲来を迎え撃つ際のワンシーン。
あまりのレベルの違いで左腕を失った(戦闘後に再生)ピッコロは、片腕1本でも使える大技の魔貫光殺砲を放ち、悟空のアシストもあって見事ラディッツを倒してみせたのだ。
この「片腕が千切れている」という描写は現代コンプラの観点から見ると、多くの人の目に触れる「コラボ」という場ではアウト判定とする企業が多いだろう。
加えて丸亀製麺は飲食店であり、こうした配慮には非常に敏感な業界である。そのため、原作準拠のデザインでグッズ化することは不可能に思われたが...。

今回のコラボピックでは、ちょうどピッコロの左腕があるべき場所に「丸亀製麺」のロゴを大きく配置。これにより左腕が「千切れている」のではなく、「隠れている」ように見える構図となったのだ。
『ドラゴンボール』原作と比較してみると、腕が隠れている部分は実際にピッコロの腕が千切れてしまった部分とほぼ同じであり、これは間違いなく「意識的に行なったデザイン」と思われる。
https://twitter.com/guernicass4/status/2033743415633211581
また、漫画原作では4本だったピッコロの指の数だが、アニメでは放送当初から5本となっており、現代ではコンプラの観点からか、様々な媒体で「指5本」が基本となっている。

しかし丸亀製麺のピックは、構図的に右手の小指が他の指で見えにくくなっており、これまた原作準拠のデザインに見えるよう、工夫した結果と思われる。
「原作愛が伝わってくる」と称賛相次ぐ
コンプライアンス自体は非常に大切な概念だが、いき過ぎたコンプラの押し付けを見て、「この配慮は本当に必要なのだろうか...?」と、疑問を感じた経験は誰しもあるだろう。
そうした背景もあってか、「『原作に忠実にする』『コンプラも守る』、両方やらなくっちゃあならないってのがコラボのつらいところだな」というメッセージがヒシヒシと伝わってくる、原作愛にあふれた丸亀製麺のコラボグッズに、称賛の声が相次いでいるのだ。
ゲルニカさんのポストにも、「開発の方の努力には、頭が下がります」「こういう細かい再現の仕方、本当にセンスありますよね。ただ隠すんじゃなくて、ちゃんと原作のシーンを意識してるのが伝わってきます」「原作愛が伝わってくる」といった意見が多数寄せられている。
なおゲルニカさんに話を聞くと、前日に商品紹介をしたところ、フォロワーの人物から今回の工夫に関するコメントがあり、実際に自分で入手して革新に至ったという。
丸亀製麺のコラボについては、「全体的に作品愛を感じられて最高のコラボです。いち『ドラゴンボール』ファンとして、本当に嬉しいです」と、語っていた。
『ドラゴンボール』ファンを大いに満足させている丸亀製麺のコラボを、ぜひ店頭で堪能してみてほしい。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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