撮影:荻原大志

ママタルト檜原がエッセイに込めた“人付き合い哲学” 「断りやすい人でいたいんです」

2026.02.26 08:03
提供:ENTAME next

周囲から愛される理由はどこにあるのか。人との距離感の取り方から自己評価の考え方、そして書籍『正直言わせてもらうでぃ、この本を読んで日々をご機嫌にするほかないやろう』(KADOKAWA)制作の裏側まで。檜原洋平が語るのは、肩の力を抜いて生きるためのヒントだった。(前後編の後編)

――エッセイの中でも友人とのエピソードが多く見られます。周りからも愛されている檜原さんからして、人付き合いで大事にしていることは何かありますか。

檜原 「断りやすい人」になろうとしていますね。誘ったときに「やばい、なんて断ろう」と思われるんじゃなくて、気負わずに断られる人になりたいです。

――それはどのように演出するんですか。

檜原 例えば、仲のいいダウ90000の蓮見(翔)くんに「明日焼肉行くのはどう?」と誘ったとして、「すみません、明日の夜は仕事があって無理なんです」と返ってくるとしますよね。そしたら、「たしかに俺も明日の夜は実は厳しかってん」と返事する癖はありますね。申し訳なさを減らしたいんですよ。

――どう身つけるのでしょう。

檜原 昔からそういうタイプではあって、アルバイトでも「出勤してくれませんか」と言われたら「いいですよ」だけじゃなく、「ちょうどその日予定なくてバイト行きたいなと思っていたんですよ」と返したり、一個気分がアップするような返事はしていました。

――育った環境の影響でしょうか。

檜原 たしかにお父さんもお母さんもそういう感じでした。僕が駅まで送っていってほしいと言ったとき、お母さんは「買わないかんもんあったから、ちょうどええわ」みたいに言ってくれたりしていました。

――なるほど。檜原さんの優しさの根源な気がします。

檜原 僕はポジティブに見られる部分と、自分をけなせるネガティブな部分を両方持っている気がしていて。フラられたとしても、「さすがにこんなブサイクでデブやったら普通フラれるやろ。だって世の中選び放題やからな」とも思える。でも、そのうち(自分の価値が)上がってくるやろというのもあるんです。収録に関しても同じで、うまくいかなくても「俺ごときがバンバン活躍できるような芸能界ではつまらんやろ」と思いますね。なので、みなさんも会社で自分の成績が周りと比べて良くなかったとしても、「俺が圧倒的1位やったら、こんな会社あかんやろ」と思ってほしいですね。

――だから、M-1グランプリでも一昨年が10位、去年が9位という結果でも悲壮感がないんですね。

檜原 そうですね。俺が優勝してしまったら、逆に危ないやんと(笑)。逆に、俺らより面白い若手がまだ8組もいて良かったみたいな、この8組がおらんかったら逆にどうしようという考え方ですね。

――さて今回、書籍化をオファーされたときの率直な気持ちを教えてください。

檜原 嬉しかったですね。昔から僕がラジオ聴いていた人はコラムやエッセイを書いている人が多くて、サバンナさんもそうでした。高橋(茂雄)さんが「頑張っていかなあかん若手芸人はラジ1、コラ2」って言ったんです。ラジオが1本、コラムが2本という意味で、若手芸人のリアルなレギュラーの数だと思うんですけど、僕もラジオ1本、エッセイ1本という時期でそこを通れるんだというが嬉しかったですね(笑)。

――エッセイの流れとして前半はとりとめもない話があり、後半は何かを薦めるという流れになっています。

檜原 テーマとは別に日記みたいな部分も書きたいなと思ったんです。将来、過去を思い返したときにこんなことがあったと思い出さればと思って、日記パートを入れました。

――タイトルは『正直言わせてもらうでぃ、この本を読んで日々をご機嫌にするほかないやろう』ですが、どのような経緯で決まったんでしょうか。

檜原 最初は『ママタルト檜原の笑顔の毎日やろう』はどうかと提案したんです。でも、「著者名にもママタルト檜原が入るので、入れなくていいかもです」と返ってきて。そこで、口癖の『正直』や『~~でぃ』、『◯◯やろう』というのが出てくることもあって、このタイトルになりました。

――書いていくうえで表現など気をつけたことはありますか。

檜原 後から見返したらやばいところが多いというか。口語と文語になっているところがあって、本格的な人の文章にはない語尾使いが見どころですね(笑)。

――今後もエッセイに挑戦するのか、一旦離れるのか率直な気持ちはいかがですか。

檜原 エッセイを書いてみて、初めて自分の中に葛藤やモヤモヤが本当にないことに気づいたんです(笑)。締め切りのたびに「今週も満足の1週間やったな…」となって、文章にしてまで人に読んでほしいことがなくて。今後、M-1で優勝して生活リズムが変わったり、レギュラー番組ができて固定されたりしたら、また書きたいことが出てくるかもしれないです。

――最後に、今回の書籍が読者にどのように届いたら嬉しいでしょうか。

檜原 僕は買い物がストレス発散になるんですけど、家に物が溜まっていくのは嫌いなんです。だから、消耗品は買うんですけど、服はクローゼット狭くなるので買うより捨てたくなるんですよね。買い物したいけど、何が欲しいかわからない人にカタログのように読んでほしいです。

関連リンク

関連記事

  1. メイク初心者でも失敗しない!簡単なのに一生使える正しい眉の描き方マニュアル
    メイク初心者でも失敗しない!簡単なのに一生使える正しい眉の描き方マニュアル
    michill (ミチル)
  2. 「俺の方が稼いでるんだから、家事はお前がしろ」が口癖の夫をで黙らせた日
    「俺の方が稼いでるんだから、家事はお前がしろ」が口癖の夫をで黙らせた日
    ハウコレ
  3. 【星座別】2026年3月前半、隠れモテ女ランキング<第4位~第6位>
    【星座別】2026年3月前半、隠れモテ女ランキング<第4位~第6位>
    ハウコレ
  4. 「これで意識するようになった」脈ナシから逆転した女性のアプローチ
    「これで意識するようになった」脈ナシから逆転した女性のアプローチ
    ハウコレ
  5. 【誕生月別】2月下旬、男性がつい放っておけない女性ランキング<最下位~第10位>
    【誕生月別】2月下旬、男性がつい放っておけない女性ランキング<最下位~第10位>
    ハウコレ
  6. 「ママのご飯まずい」息子に毒を吐く義母。しかし直後⇒「ママを悪く言う奴は…」息子が“たった一言”で、状況を一変させた!?
    「ママのご飯まずい」息子に毒を吐く義母。しかし直後⇒「ママを悪く言う奴は…」息子が“たった一言”で、状況を一変させた!?
    愛カツ

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 村重杏奈、シースルードレスで素肌透ける「大人っぽさが増してる」「綺麗すぎ」と絶賛の声
    村重杏奈、シースルードレスで素肌透ける「大人っぽさが増してる」「綺麗すぎ」と絶賛の声
    モデルプレス
  2. 上野樹里、ショーパン×黒タイツで美脚際立つ「着こなしお洒落」「スタイル抜群」と反響
    上野樹里、ショーパン×黒タイツで美脚際立つ「着こなしお洒落」「スタイル抜群」と反響
    モデルプレス
  3. 辻希美の夫・杉浦太陽、第5子・夢空(ゆめあ)ちゃんとの休日ショットが話題「フォルムが可愛すぎ」「どんどん成長してる」
    辻希美の夫・杉浦太陽、第5子・夢空(ゆめあ)ちゃんとの休日ショットが話題「フォルムが可愛すぎ」「どんどん成長してる」
    モデルプレス
  4. 第1子妊娠のみちょぱ、家族そろって安産祈願へ 美人母も顔出し4ショットに反響「仲良しファミリー」「ご利益がありそう」
    第1子妊娠のみちょぱ、家族そろって安産祈願へ 美人母も顔出し4ショットに反響「仲良しファミリー」「ご利益がありそう」
    モデルプレス
  5. カラコン「キュント」ブランド名への指摘受け発売延期「不適切な意味を持つ言葉を想起させる可能性」きゅるして 逃げ水あむがモデル務める
    カラコン「キュント」ブランド名への指摘受け発売延期「不適切な意味を持つ言葉を想起させる可能性」きゅるして 逃げ水あむがモデル務める
    モデルプレス
  6. 滝口愛奈、最新写真集で‟同棲1年目の彼女”を体現「キュンとなってくれたら嬉しい」
    滝口愛奈、最新写真集で‟同棲1年目の彼女”を体現「キュンとなってくれたら嬉しい」
    ENTAME next
  7. ME:I、貸し切りヴィラで女子旅楽しむ ファンとの関係性描いた新曲使用の新CM公開
    ME:I、貸し切りヴィラで女子旅楽しむ ファンとの関係性描いた新曲使用の新CM公開
    モデルプレス
  8. 「M-1は落ちるのも楽しい」ママタルト檜原が語る“ご機嫌に生きる”ための思考法
    「M-1は落ちるのも楽しい」ママタルト檜原が語る“ご機嫌に生きる”ための思考法
    ENTAME next
  9. 渡邊渚「ここ一年で哺乳類と仲良くなり始めました」トルコでの思い出ショット披露
    渡邊渚「ここ一年で哺乳類と仲良くなり始めました」トルコでの思い出ショット披露
    ENTAME next

あなたにおすすめの記事