『ドラゴンボール』パンちゃんのコスでバズ、滝口きららが明かすアイドル8年の葛藤「アンチよりファンの声を信じた」
滝口きららが所属する3人組アイドルグループ「ゑんら」は、決して順風満帆な道を歩んできたわけではない。コロナ禍で活動が止まり、解散の二文字が現実味を帯びた時期もあったという。その中で彼女は、自信を持てないまま、それでもグループの一員として役割を引き受けてきた。アンチの声より、支えてくれるファンと仲間の言葉を信じて。彼女が“ありのまま”で立ち続けられた理由に迫る。(前後編の後編)
――コロナ禍では活動そのものが止まり、先が見えない時間が続きました。
滝口 緊急事態宣言中は本当に何もできなくなりましたね。3人で「もう解散しようか」「就職も考えようか」って話をしていました。
――そこから、どうやって踏みとどまったのでしょう。
滝口 当時サポートしてくれていたマネージャーさんが、「3人なら、もっとできると思うよ」って言ってくれたんです。その一言で、ハッとしました。
――その言葉で、気持ちにどんな変化がありましたか?
滝口 こんなふうに信じてくれる人がいるなら、簡単に諦めちゃいけないなって思ったんです。それから少しずつ、自分にできることを考えるようになって、姉の立ち回りを見て学んだり、試行錯誤しています。
――グループ内でのご自身の役割は?
滝口 今はグループのSNS更新を担当しています。正直、手探りですけど(笑)。ライブや現場ではトークやMCを任されることが多いです。2人が自由なので、私はタイムキーパーみたいな役割ですね。ラジオでも「このままだと時間オーバーだな」とか、ずっと頭の中で考えていますよ。
――気を遣う性格なんですね。
滝口 昔からそうかもしれません。後の番組に迷惑がかからないかな、とか考えちゃいます。2人がのびのびできているなら、それでいいかなって(笑)。
――これまでの活動の中で、一番心に残っている辛さは何でしょうか。
滝口 グループに入ったばかりの頃に、「きららは違う」とか「可愛くない」と直接言われたことです。そう言われるたびに、「ああ、やっぱりそうなのかな」って、自分の中で何度も確かめるみたいな時間が増えていきました。
――自信を失ってしまったと。
滝口 子どもの頃は目立ちたがり屋だったのに、どんどんネガティブになっていきましたね。
――そこから、どうやって気持ちを立て直していったんでしょうか。
滝口 これもファンの方の言葉です。手紙やDMで、「ここが好き」「ここがいいと思う」って、すごく具体的に伝えてくれる。辛いときほど、その言葉を読み返しています。
――その言葉が、踏みとどまる理由になっていたんですね。
滝口 本当に。どうしてもアンチの声の方が目に入ってしまうけど、実は応援してくれる人の方がずっと多いということにも気が付きました。そのことを、何度も思い出して日々頑張れています。
――ちなみに悩みを人に相談することは?
滝口 しないですね。人に話す方が、かえってストレスで。ひとりで泣いて、「よし、また頑張ろう」って切り替えます。
――今年、結成8周年を迎えましたが、メンバーとの関係性はいかがですか?
滝口 年々良くなっていますね。8年一緒にいて、今が一番楽しい。本当に嫌なことが一つもないんです。
――改めて、メンバーの魅力を教えて下さい。
滝口 みさみさは、とにかく優しい。私の変化にもすぐ気づいてくれる“第二のお姉ちゃん”みたいな存在。姉は……空気が読めないです(笑)。でも、そのおかげで場が和むのでそこが好きです。
――今後の目標についてはどうお考えですか?
滝口 グループとしては、もっと売れたいなって。そのために、ちゃんと動き方を考えていきたいです。個人的な目標でいうと、全国誌に一人で載ることです。
――5年後、どうなっていたいですか?
滝口 できれば、この3人で活動を続けていたいです。それが一番の幸せですね。
▽PROFILE滝口きらら(たきぐち・きらら)2000年2月10日生まれ。千葉県出身。アイドルグループ「ゑんら」メンバーで、姉・滝口ひかりの影響で14歳から芸能活動を開始。気配り上手な性格でMCやトークを担う一方、パンのコスプレがSNSで話題に。ファンの声を支えに活動を続けている。
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