漫才協会会長・ナイツ塙、人気ネタ番組に本気の改善案 ‟笑いを阻む”舞台構造と東西対決に切り込む
漫才協会の会長も務めるナイツの塙宣之が、2月14日に自身のYouTubeチャンネル「ナイツ塙会長の自由時間」を更新し、長年出演し続けているお笑いネタ番組に対して、芸人目線での本気の改善案を提言した。
「まず塙は、フジテレビ系の2番組について言及。『THE MANZAI』については、客席が近すぎて芸人の毒のあるネタにお客さんが引いてしまう瞬間があると分析。芸人ならではの視点で『あと1メートル客席を下げてほしい』と語っていたほか、『ENGEIグランドスラム』に関しては、登場時に『せり上がりから降りてくる階段が急すぎて中高年世代の足腰では怖い』と改善要求しています。また、NHKのネタ番組における『30秒前』という独特なタイムキーパーの出し方についても、『デジタル時計を置いてくれた方がいいのにな』と苦言を呈しました」(YouTubeライター)
とりわけ、塙が問題視したのは、TBS系の正月恒例特番「ドリーム東西ネタ合戦」の舞台構造とチーム分けの在り方だ。この番組では、出演芸人が東軍と西軍の雛壇に分かれて座り、ネタを披露する際はメインステージの左右に配置されたそれぞれの専用ステージに移動する形式をとっている。塙は「お客さんがメインステージの雛壇に座るMCや芸人を見ているため、ネタが始まっても体が正面を向かず、半身の状態で鑑賞することになる」と指摘。さらに「人間は半身の姿勢では声が出にくい」と分析し、本来であればもっと笑いが起きる場面もステージの構造でそれが生まれにくくなっているとの持論を展開した。
「塙は出身地で東軍と西軍にチーム分けしていることも疑問視。『芸人自身も自分がどちらの軍勢かよく分かっていないから、団結心や対抗心が生まれにくい』と語り、応援し合うような熱い空気ができていると明かし、その改善案としてもっとプロレス的に『東京吉本VS大阪吉本』、あるいは『吉本VS他事務所』という明確な対立構造にするやり方もあるのではとも提案しています」(前出・YouTubeライター)
ネット上ではこの提言に対し、「確かに東西の分け方はもう限界な気がする。吉本対非吉本の方が絶対盛り上がる」「半身で見るのは首も疲れるし、笑いにくいっていうのは納得」「塙さんの意見はいつも論理的で分かりやすい。制作者に届いてほしい」といった賛同の声が多く上がっている。
「塙は、番組制作サイドやマネージャーに伝えてもなかなか変わらなかったことで、今回の動画投稿に踏み切ったと言っていましたが、その視点は長年舞台に立ち続けて客席の反応を肌で感じてきた演者ならではのもの。特にステージの位置関係については、多くの芸人が密かに抱いていた不満を代弁したと言えます。番組側としてはセットの転換時間を短縮するための工夫なのでしょうが、それが肝心の笑いを阻害しているとなれば本末転倒です」(放送作家)
塙は「こういうこと言うと番組に呼ばれなくなるかも」と危惧していたが、制作サイドにとっても無視できない貴重なフィードバックになったはずだ。
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