40年前に故障した自販機、出土した謎の缶にアラフォー感動 サントリーも「非常に嬉しい」と笑顔
約40年前に故障した自販機の内部を確認したところ、当時の商品が綺麗な状態で出てきて話題に。サントリーは「時を超えて話題になり、嬉しい」とコメントする。
タイムカプセル、この7文字には筆舌に尽くしがたいロマンが込められている。在りし日の思い出が当時の形のまま保存された様は、時が経てば経つほど大きな感動となり、当事者たちの心を「あの頃」へと運んでくれるのだ。
さてX上では、思いがけぬタイムカプセルが発見され、アラフォー、アラフィフ世代を感動させていたことをご存知だろうか。
大量の缶商品にアラフォー大歓喜
今回注目したいのは、昭和に作られた自販機の「レストア作業」を行うXユーザーのK·YOSHIKIさんが投稿したポスト。
「40年前に故障した自販機。レストアするのに開けたら当時のまま」と綴られた投稿には、自販機の中から出てきたであろう大量の缶飲料が写っており、「コカ・コーラ」や「ポカリスエット」など、今でも販売している商品が確認できる。
https://twitter.com/AE86_GTS/status/1987838554094084602
しかし中央に並んだ商品の数々は「サントリーレモン」や「サントリーサワーホワイト」など、ギリギリ平成生まれな30代半ばの記者が見ても全くピンと来ないものばかり。やはりXユーザーの声を見ても、「知らない飲み物がほとんどです」という声が散見された。

だが、こうした意見を大きく上回る勢いで、「懐かしい、子供時代に飲んでいました」「当時のCMソングを思い出します」「昔の缶って、こういうデザインだったよね」「懐かしい缶たちの姿。子供時代の夏休みを思い出す」など、感動の声が多数寄せられていたのだ。
【朗報】サントリー、本気を出す
ポスト投稿主・K·YOSHIKIさんに詳細を尋ねたところ、こちらは1976年(昭和51年)頃に稼働していた自販機と判明。つまり、稼働が始まったのは50年前(1976年)で、故障したのが約40年前というワケだ。
レストア作業を開始しようと内部を確認したところ、これら商品が出てきたという。

サントリー商品の中にコカ・コーラなどが紛れている背景については、「当時、自販機はメーカーさんから機械を購入して自分で補充するスタイルが基本でした。そのため、メーカー問わず前の持ち主さんがセレクトした商品だと考えられます」と説明する。

また、当該の自販機は6種類販売(ボタンが6つ)タイプの自販機だが、その数を上回る種類の缶が出てきたことからも、「稼働を止めた際に、残った在庫を入れたのではないかと思います」とも分析していた。
そこで今回は、自販機から発見された商品の詳細を探るべく、サントリー食品インターナショナルに話を聞いてみることに。
数十年前の商品が大量に出てきた...ということもあり、全て確認するのは非常に困難なはず。そのため記者としては「この内の数点が分かれば良いかな...」と半ば妥協していたのだが、ここでサントリーが本気を出す。
なんと、自販機から出てきた自社製品11本(9ブランド)について、詳細に回答してくれたのだ。同社の熱意に応えるべく、今回自販機から見つかった最高のメンバーたちをノーカットで紹介したい。
最も古い商品は1974年発売

今回見つかった飲料で最も古いのが、下段の右から2番目に写った「サントリーオレンジ50」で、発売時期は1974年(昭和49年)7月。
その特徴について、広報担当者は「果汁50%のみかん果汁を使用した飲料で、みずみずしいみかんを描いた缶デザインが特長です。店頭では大量陳列でみかん畑のようなディスプレイ効果を演出していました」と、説明する。

2番目は、上段右から3番目の「サントリー梅ソーダ/<梅酒入り>」で、こちらは1974年8月に発売。
1年間熟成させた特製梅酒と和歌山産梅果汁を加えた本格的な味わいが特長で、担当者は「梅独特のすっきり感とキリッと引き締まった後味を楽しめる缶入り炭酸飲料です」と、その魅力を語る。
そして3番目、上段の右部分に仲良く並んだ「サントリーポップ・グレープフルーツ缶」と「同レモン缶」のコンビ。こちらは1977年(昭和52年)4月に発売された商品で、じつは今回発見された商品の中で「現在も販売している」唯一のブランドである(他ブランドは全て終売)。

同ブランドについて、担当者は「爽やかで上品な味わいが特長な炭酸飲料で、ブランド名の『POP』は英語で『はじける音』を意味し、その軽やかな響きが炭酸飲料のイメージにふさわしいことから命名されました」と、説明する。

令和の現在、写真に写った缶製品は既に終売しているが、後継商品としてペットボトルの「POPメロンソーダ」等が販売中。読者諸君の中にも「愛飲している」という現役のファンが多いだろう。

特に、濃縮タイプ飲料「おうちドリンクバー」シリーズの「POPメロンソーダ」は大きな人気を博しており、担当者は「こちらの商品は炭酸水で割るだけで、できたてのメロンソーダを楽しめるほか、濃さを調整することで気分やシーンに合わせた飲み方を可能にしており、家庭で手軽にお楽しみ頂ける商品です」と、その魅力を語る。

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「令和の今」だからこそ新鮮なデザイン
続いて4番目は、下段の一番左にある「サントリーレモン」。発売時期は1979年(昭和54年)3月で、広報担当者は「地中海のレモンから抽出した天然の香料をメインに、ライムからの天然の香料も使用して清々しい香りをもった炭酸飲料です」と、その魅力を語る。
ひょっとしたら、「C.C.レモン」のご先祖さま的な存在なのかもしれない。

5番目は、下段で「サントリーオレンジ50」の両隣に並んだ「サントリーグレープエード缶」と「パイナップルエード缶」。発売されたのは1982年(昭和57年)2月のことで、ついに80年代に突入である。
それぞれの魅力について、担当者は「グレープエード缶は果汁10%を使用し、グレープジュース用の最高品種とされるアメリカ原産のコンコード種を使った清涼飲料です。濃厚で深みのある味わいが特長です」「パイナップルエード缶は香りと口当たりがまろやかで飲みやすく、新鮮なパイナップルの爽やかな風味とすっきりした飲み口な清涼飲料です」と、説明している。

6番目、下段の左から2番目にある「サントリーマリンクラブ レッドベリー」は、1983年(昭和58年)3月に発売されたドリンク。
担当者は「ブルーベリー果汁1%を含み、水平線から昇る太陽をイメージした鮮やかな赤色が特長の炭酸飲料です。当時のマリンスポーツブームに着目した『マリンクラブ』ブランドの一つで、白地に濃い青を基調とし、錨のモチーフをあしらった“海”を強調するパッケージデザインとなっています」と、語る。
昨今のシティポップブームにも通ずる、爽やか且つハイセンスな様子は、今見ても色褪せない珠玉のデザインと言えるだろう。
「子孫」が現役で大人気のブランドも...

7番目、上段の右から2番目に置かれた「サントリー サワーホワイト」は、1984年(昭和59年)1月発売の商品。
発酵乳の風味を生かした爽やかな炭酸飲料で、広報担当者は「酸味と甘味が程よく調和したさっぱりとした味わいが特長の商品です」と、語る。

8番目、左端に置かれた「サントリー缶入り紅茶テス ミルクティー」は、1985年(昭和60年)9月に発売された商品。
ミルクティーに合った紅茶葉が厳選され、上品でマイルドな味わいが特長だと言う。パッケージはアイボリーホワイトをバックにアイスティーとホットティーをあしらったデザインで、担当者は「若年層を中心にご好評頂いた商品です」と、当時を振り返る。

そして最後に紹介するのが9番目、上段左にある「サントリーコーヒーウエスト」。こちらは1987年(昭和62年)1月に発売された商品。
甘さ控えめで豊かなコクと香り、すっきりした後味が特長の缶コーヒーで、ブランド名の「WEST(ウエスト)」には、雄大なアメリカを開拓した人々のフロンティアスピリッツ(開拓者精神)を表現する意味が込められているという。
担当者は「開拓者が希望の地『西(ウエスト)』を目指したように、目的に向かって積極的に生きる人々に贈るコーヒー、そんなイメージから誕生しました」と、説明している。
既に終売している「ウエスト」だが、じつは同ブランドの子孫が現代でも高い人気を博しているのをご存知だろうか。
その正体は、日本の缶コーヒーを代表する「BOSS」。

担当者は、「1992年には後継ブランドとして『BOSS』が発売され、幅広い世代の方々にご愛飲頂いているブランドとなっています」と、その歴史を語ってくれた。

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それにしてもサントリー、ノリノリである
ポスト投稿主・K·YOSHIKIさんが推測していたように、様々な時代の飲み物が詰められていた同自販機。
最も古い商品が74年、最も新しい商品が87年の発売であることを考えると、タイムカプセルにして「びっくり箱」のような存在と言えるかもしれない。
かつてのヒット商品たちがネット上で日の目を見たことに対し、サントリーの担当者も「私たちの飲み物が時を超え、再び皆さまに懐かしさやワクワクをお届けできたことを、心から嬉しく思います。ちなみに、当時は250ml缶が主流でした! 」と、笑顔を見せる。
続けて「とは言え、飲むことはオススメできません(笑)。ぜひ眺めて、当時を懐かしんでいただければ幸いです」と、コメントしてくれた。
40年後の未来、我々は自販機でどのような飲み物を買い、喉を潤しているのだろうか。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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