米農家グラドル・あえりんこちゃんの試練の5年間――泥だらけ、筋肉痛、収入ゼロに近い現実
「お米が一番好き」という純粋な想いで、知識ゼロから米作りの世界に飛び込んだあえりんこちゃん。だが、待ち受けていた現実は泥にまみれる過酷な作業と「想像していたよりも儲からない」という厳しい現実だった。一度は「やめよう」とまで考えた彼女が、それでも5年間田んぼに立ち続ける理由とは。その葛藤と「世界で一番天使な農家さんになる」という夢の行方に迫った。(前後編の後編)
――Xでは農作業中の写真を投稿されていましたが、反響はありましたか?
あえりんこちゃん 農業の世界にはグラビア活動をしている人がいなくて目についたのか、本当の農家さんたちからは結構叩かれたりもしました。「本当にやってるの?」「嘘なんじゃないか」みたいなコメントも結構ありましたね。でも、使っている機械について質問してくれたり、応援してくれたりする声もありました。
――さまざまな声があったと。
あえりんこちゃん はい。中でも返信に困ったのは「日焼けしてないじゃん」っていうコメントで(笑)。確かに肌が白いのでしていないように見えるかもしれませんが、すごく日焼けするんですよ!汗をかくので日焼け止めを塗ってもすぐに落ちちゃうし、作業中に塗り直すのは難しいですから…。それに、泥でネイルもボロボロになっちゃう。撮影会が近い時期だと肌が荒れちゃったりもするので、グラビアとの両立は結構大変です。
――そもそも完全未経験でのお米作りです。最初は大変だったのでは?
あえりんこちゃん めちゃくちゃきつかったです。最初の頃は田んぼの中で全然動けなかったですし、泥のせいで膝のあたりまで埋まるのですぐに転んじゃうしで、泥んこになりながら作業して、毎日すごい筋肉痛でした。今はもう転ばないですけど(笑)。
――体力的にかなりハードです。
あえりんこちゃん 本当にそう思います。若い力が必要な仕事だなって実感しました。でも、実家が農家っていう子に話を聞くと「大変だから継ぎたくない」って逃げちゃう子も多いみたいで…。泥んこになるし、体もきついし、やりたがらない気持ちもわかります。
――管理はどのようにされているのでしょうか?
あえりんこちゃん 今は愛知の実家に戻ったので、岐阜まで通って管理しています。東京に住んでいた頃は、都内から岐阜まで通って農作業をしていました。なので、水の管理とか、どうしても行けないときは農家さんにお願いしていましたね。まだ機械に乗れないので、借りている田んぼは手で動かせる機械で作業できる範囲なんです。そんなに大きくはないですけど、一日中やると本当に大変です。
――心が折れそうになったことは?
あえりんこちゃん ありました。正直、想像していたよりも全然儲からないんです。5年やってきて、その現実がよくわかりました。ちょうど去年ぐらいに「もういいかな」って、やめようと思ったことがあったんです。お手伝いしてくれている農家さんにも「今年でやめようかな」ってお話をしたこともありました。
――それでも続けられている原動力は何だったのでしょうか。
あえりんこちゃん やっぱり「お米が好きだ」って思ったんですよね。それでまだ続けています。心が折れることはあるけど、好きだからやれてるんだと思います。
――本当にお米が好きなんですね。今はご自身で作られたお米は販売もされているんだとか。
あえりんこちゃん 販売しています。イベントでおにぎりにして売ったり、手売りでお米そのものを販売したり。でも、まだまだ儲かってはいないですね(笑)。
――今後の目標はありますか?
あえりんこちゃん これからもっとお米がたくさん売れるようになったら、田んぼを増やしていきたいなとは思っています。
――グラビア活動での目標もお聞かせください。
あえりんこちゃん グラビア単体での目標はあまりないかもしれないです。お米もそうなんですけど、好きでやっていることなので。でも、グラビアをきっかけに私のことを好きになってくれる人が増えたらいいなとは思っています。知ってもらうきっかけがないと、誰も私のことなんて知らないじゃないですか。
――グラビアで知ってもらって、農業の魅力も伝えていきたい、と。
あえりんこちゃん そうですね。私が「お米を作ってるんだ」って言うと、「うちも農家だよ」って教えてくれる人が結構いるんですけど、みんな「大変だよ」って言うんです。「楽しいよね!」って言うと、「うーん……」みたいな反応をされることが多くて。だから「農業は楽しい」って伝えていけたらいいなって思います。
――プロフィールにも「世界で一番天使な農家さんになるのが夢」と書かれていますね。
あえりんこちゃん はい!これはお米作りを始めた5年前からずっと変えていないプロフィールです。なれるように頑張ります!
▼あえりんこちゃん愛知県名古屋市出身。中学3年生の時にコスプレ活動を始め、高校時代はメイドカフェでアルバイトを経験。その後アイドル活動を行うも、約5年前に卒業。アイドル卒業後「お米が一番好き」という純粋な想いから、知識ゼロの状態で岐阜県にて米作りを開始。SNSに投稿した農作業の写真が話題を呼んだ。現在は「米農家グラドル」としてグラビア活動と農業という異色の二刀流を続け「世界で一番天使な農家さんになる」ことを夢に掲げている。
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