撮影/大野代樹

「グラビアやってるの?」と言われても――菊地真結が笑顔で戦い続ける「目指すはオリンピック出場」

2025.11.08 06:03
提供:ENTAME next

インドアバレーから、ビーチバレーボールという新たな道を選んだ菊地真結。しかし、それは新たな挑戦の始まりに過ぎなかった。プロへの道を示した「世界」との出会い、そしてグラビアという華やかな舞台の裏で感じた逆風。すべてを力に変え、彼女が見据えるオリンピックという大きな夢について語ってもらった。(前後編の後編)

――大学時代にインドアとビーチを両立されていましたが、プロになろうと決めたのはいつ頃だったんですか?

菊地 普段はインドアのバレー部で活動して、夏の間だけビーチバレーをやる、という生活を4年間続けました。そんな生活の中、プロになろうと決めたのは大学3年生の9月です。そのとき「世界大学選手権」という大学生の世界大会がブラジルであって、日本代表に選んでもらったんです。そこで初めて海外の選手と試合をしました。

――世界で戦ってみて、いかがでしたか?

菊地 もちろんみんな強くて、身長190cmの選手が普通にいるんですよ。でも、そんな大きな選手が相手でも、自分たちのプレーが意外と通用する部分もあって。それがすごく楽しくて、「もっとうまかったら、もっと勝てるのに」と思ったんです。世界で戦うことの楽しさ、勝った時のうれしさ、もっとこういう経験がしたい、と初めて強く思いました。

――そのブラジルでの経験が、プロへの覚醒に繋がったのですね。

菊地 そうですね。ビーチバレーに対しての気持ちがすごく大きくなって「勝ちたい」という気持ちが前面に出るようになりました。大学4年生のときには結構いい成績も残せたこともあり「まだやりたいな」という気持ちが固まって、プロになることを決意しました。

――プロビーチバレー選手としての現在の活動について教えてください。

菊地 大学卒業後は、一般企業に「アスリート社員」として所属しています。競技に専念できる環境です。普段は川崎にある施設か、平塚や鵠沼の海岸で練習しています。関東の選手は大体その3拠点でやっていることが多いですね。冬は暖かい国に行って、海外の大会に出場したりもします。

――昨年からは雑誌のグラビアにも出演されています。アスリートがグラビアに挑戦することへの反響はいかがですか?

菊地 去年初めて出させていただいたときは、ビーチバレー界でそういう活動をしている選手がほとんどいなかったので、結構「そういうことやってるんだ」みたいな、少しネガティブな感じで言われることもありました。直接言われなくても、そういう雰囲気を感じたり、実際に言われたりもして。

――風当たりが強かったと。

菊地 そうですね。でも、私の中では「嫉妬してるのかな」くらいに軽く思うようにしていました(笑)。それに、今年はすごく好意的な反応が多くて。「コンビニで見たよ」とか、いろいろな人から声をかけてもらえて、素直にうれしかったです。

――グラビアへの抵抗はありませんでしたか?

菊地 普段のユニフォームが水着みたいなものなので、そこへの抵抗は全然なかったです。それに、お話をいただいたとき、ビーチバレーの先輩の過去記事を見させていただいて。練習風景だったり、競技者としての一面を撮ってもらうというイメージだったので、グラビアという感覚はあまりなかったかもしれません。もちろん、普段着ないようなかわいい水着も着ましたが、いつもと違う雰囲気ですごく楽しく撮影できました。

――「ビーチバレー界のニューヒロイン」として、芸能活動などへの興味はありますか?

菊地 もしそういう機会があれば、ぜひ挑戦したいという気持ちはあります。でも、正直なところ、今はそこまで気が回っていない、というのが本音です。プロ2年目で、まだ初めてのことも多くて、ビーチバレーの練習と試合でいっぱいいっぱいで。もう少しこの生活に慣れて、3年目、4年目になったときに、そういった活動も頑張れたらなと思っています。

――今後の活躍が楽しみです。最後に、プロビーチバレー選手としての目標を教えてください。

菊地 一番大きな目標は、やっぱりオリンピックに出場することです。まずは2028年、そしてその次の2032年のオリンピックに出ることを最大の目標として考えています。そのためには、まずは日本でトップ選手になること。これまで海外の試合にも出てきましたが、まだ表彰台に登ったことがないので、海外の大会で表彰台に立てるように頑張ります。

▼菊地 真結(きくち まゆ)1999年7月14日生まれ、千葉県出身。身長167cm。小学1年生からインドアバレーボールを始め、名門・共栄学園高校を経て明海大学に進学。大学3年時にビーチバレーの日本代表として世界大学選手権に出場したことを機に、プロ転向を決意。現在はプロビーチバレーボール選手として国内外のツアーに参戦。2024年、2025年と2年続けて雑誌『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場するなど、ビーチバレー界のニューヒロインとして注目を集めている。

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