『DOWNTOWN+』が好スタートも、今後は「むちゃくちゃ難しい」 理由は…芸能記者が指摘
1日にサービスを開始した『DOWNTOWN+』の今後について、芸能記者・中西正男氏が言及。お笑いという職業の「過酷さ」について語った。

芸能記者の中西正男氏が1日、公式YouTubeチャンネル『芸能記者・中西正男の正味の話』を更新。
同日に始動した、有料配信サービス『DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)』について言及し、今後の見通しについて語った。
【今回の動画】『DOWNTOWN+』の今後について語る
1日からスタート
『DOWNTOWN+』は、活動を休止していたダウンタウン・松本人志が構想を語っていたプロジェクトで、今月1日に配信を開始。具体的な数字は公表されていないものの、相当な数字を叩き出しているとみられており好スタートを切った。
オープニングでは松本が生配信で語ったほか、松本の企画によるコンテンツや、過去のテレビ番組などが配信される。
“3回目の売れ”
中西氏は昨年12月に松本にインタビューした際、この構想について話を聞いていた。
松本は中西氏に、「そもそも大阪の芸人っていうのは、2回売れなあかん、とよく言われています。まずは大阪で売れて認められる。そしたら東京行きの切符がゲットできるから、次は東京に行って、もう1回東京で売れへんかったらあかん」と、関西から東京に進出する難しさに言及。
さらに、この配信サービスについて「3回目の“売れ”をやらなあかん」と、切実な思いを明かしていた。
今後は「むちゃくちゃ難しい」
中西氏は、同サービスの今後を「2年後、3年後、5年後、10年後に、このDOWNTOWN+がどうなっているのかは、ほんまに分かりません」と話す。
松本の言う“3回目の売れ”について「むちゃくちゃ難しいと思います」と述べる。
その理由について、松本と浜田雅功の“年齢”を挙げ、「浜田さんも松本さんも62(歳)になっている。とくに面白いことを考えるっていうのは、松本人志さんの領域なのかも分かりませんけど、62になって、売るほど面白いことを安定的に出し続けるっていうのは、これはもう至難の業やと思います」と指摘。
お笑いは「過酷なスポーツ」
これまでベテラン芸人らに取材するなかで、「お笑いっていうのは、瞬発力と持久力、それがものすごい高いレベルで求められる、ものすごい過酷なスポーツ、みたいに僕はとらえています」とも。
「そうなるとやっぱり、若い人...体力的に、感性的に、頭の動きの速さ的に、能力が優れている若い人のほうが有利なスポーツやと思います」とし、「60何歳になっている現役のプロ野球選手がいないようなもので、やっぱり年を取ったらいろんな能力が衰える、現役のアスリートとして続けることは難しい。それに近いものがお笑いにも僕はあると思っていて。それで言うと、60を過ぎた人が、これをどの強度でやっていけるのか、これはむちゃくちゃ難しい、厳しい戦いやとは思います」と予測する。
「大きいリターン」も
「ただ、だからこそ、もしこれが爆発的にうまいこといく、ずっと面白いということになったら、今までの2回の売れ方よりも、もっと大きいリターンがある。それぐらい厳しいリングに、今回上がったんやなあということも思います。とにかく後戻りはできない、進むしかない、新たな戦いが11月1日から始まったということだけは間違いないと思います」と語っていた。
ダウンタウンはその独特の感性で、それまでになかった笑いを作り出し、お笑い史を「ダウンタウン以前」と「ダウンタウン以後」に分けられるほどの大きな影響をもたらした存在であることは間違いない。
時代が移り変わり、次第に世の中の考えや物事の捉え方も変化していくなか、ダウンタウンが今後、どんなものを送り出すのか、興味は尽きないところだ。
執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
【今回の動画】『DOWNTOWN+』の今後について語る
https://youtu.be/S0egc-wr8TY?si=QIgkIKthByD9PapL
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
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