デーブ大久保氏、巨人が“惨敗”した原因を改めて分析 阿部監督の「継投策」に苦言も…
YouTubeで「巨人が日本シリーズに行く」と予想していたデーブ大久保氏。負けた理由は一体…。
元読売ジャイアンツのデーブ大久保（大久保博元）氏が10月24日、元千葉ロッテマリーンズ愛甲猛氏のYouTubeチャンネル『愛甲猛の野良犬チャンネル』に出演。巨人がクライマックスシリーズで敗退した要因を語った。
【今回の動画】大久保氏が巨人敗退の理由を分析
巨人CS勝ち抜けを予想していた
クライマックスシリーズ開幕前、自身のYouTubeチャンネルなどで「戦力が揃った巨人が日本シリーズに行く」と語っていた大久保氏。
愛甲氏にそのことを突っ込まれた大久保氏は「『ゴゴスマ』さんでも突っ込まれたんですけど、マサチューセッツ州にいたんで電波が悪くて聞こえなかった」とコメントする。
発言に苦笑いの愛甲氏は「俺もジャイアンツ対ベイスターズ戦を見ていたんだけど、なんかもう、イライラする負け方だった」と語った。
2戦目を勝てれば...
大久保氏は巨人が初回に5点を先制しながら、横浜DeNAベイスターズにサヨナラ負けした第2戦に言及。「2戦目を勝ったら、巨人が行くと思っていた」と持論を展開。
愛甲氏も「初回に5点ずつ取って、あとずっと点が入らないで、試合が進んでいった。 どっちも決め手を欠いてるような試合だったんだけどさ、正直言えばあれは、ジャイアンツが勝たなきゃいけないよね」と指摘した。
阿部監督の継投ミスを指摘
巨人が大勢とライデル・マルティネスを早めに注ぎ込み、田中瑛斗がサヨナラ負けを許したことについて大久保氏は「3イニング目でしたっけ、ピッチャー。もう1人しか残ってないじゃないですか。あの展開を読んでいれば、あと2人は取っておかなきゃいけないですよね」と分析。
続けて「そこまでに使い切ったから、1人しか残ってないわけでしょ。ゲームが成立しなくなるわけですよ。阿部慎之助監督の投入するってタイミングと人数を間違っちゃったのはあると思う」と解説していた。
戸郷が早々に降板
話題に上がったCS第2戦は巨人が初回に5点を先制するも、その裏に戸郷翔征が5失点し、同点に追いつかれてしまった。
その後、西舘勇陽、バルドナード、船迫大雅と繋いで、5対5のまま終盤戦に。阿部監督は中川皓太、大勢と継投。8回裏に大勢がピンチを招くと、マルティネスを投入して切り抜け、9回裏も続投させて無失点に抑えた。
継投に批判の声も...
10回表に坂本勇人のタイムリーで勝ち越すと、阿部監督はその裏、マルティネスから田中にスイッチ。11回表に勝ち越し、田中を続投させたが、2アウトから連打を許し、サヨナラ負けとなった。
巨人はマルティネスが降板した時点でベンチの残り投手は田中と新人の宮原駿介のみに。この事態について、大久保氏のように「投手を注ぎ込み過ぎたのでは」という批判もある。
一方で、戸郷が早めに崩れたことや、大勢やマルティネス使って相手の得点機を抑え、打線の反撃につなげただけに、「野手の責任」という見方も根強い。
【今回の動画】大久保氏が巨人敗退の理由を分析
https://www.youtube.com/watch?v=fsdlgEGJCvE
執筆者プロフィール
佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
（文／Sirabee 編集部・佐藤 俊治）
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