加藤綾乃(@ayanon_kt)/撮影:ひがけん(@kenta_higaken)

「やっぱり夢を諦めたくなかった」――ミスマガ受賞・加藤綾乃、19歳が語る再挑戦の軌跡

2025.10.26 06:03
提供:ENTAME next

2023年にミスマガジンの審査員特別賞を受賞し、現在は舞台やグラビアを中心に活躍の場を広げる加藤綾乃。大学1年生としての顔も持つ19歳の彼女だが、そのキャリアは0歳の赤ちゃんモデルから始まっている。人見知りで写真嫌いだった過去、一度は夢を諦めかけた挫折、そして大きな飛躍のきっかけとなったオーディションの裏側。スターダムを駆け上がるシンデレラの、知られざる軌跡を追った。(前後編の前編)

――幼い頃からモデル活動をされていたんですよね。

加藤 0歳の時に赤ちゃんモデルをやっていて、母親からは「『いないいないばあっ!』の撮影で、わんわんが怖かったのか、よく泣いてたんだよ」というエピソードを聞かされていました(笑)。その頃の記憶はさすがにないんですけどね。

――ちなみに、着ぐるみは今も苦手ですか?

加藤 今は大好きです!いつか自分でも着てみたいくらいです。あのモコモコ感を体感してみたい(笑)。

――意外な願望ですね。本格的に芸能活動を意識したのはいつ頃でしょう。

加藤 小学校4年生の時です。もともと大好きでずっと通っていたアパレルブランドのお店があって、そこの店員さんに「モデルやってみない?」って声をかけていただいたのがきっかけです。

――小さい頃から人見知りで、写真を撮られるのも苦手だったんですよね?モデルという仕事に抵抗はなかったですか?

加藤 最初はすごくありました。家族写真を撮られるのも嫌で、弟とのツーショットにしてもらったりして、自分が一人で写るのは極力避けていたくらいなので。オーディションで人前で喋ったり、写真をたくさん撮られたりするのは、やっぱり恥ずかしかったです。

――それでも「やりたい」と思った原動力は何だったのでしょう。

加藤 そのアパレルブランドのモデルさんが、本当にお人形さんみたいにすっごい可愛くて、ずっと憧れていたんです。「モデルになったら、私もあの人みたいにキラキラした存在になれるのかな」って。憧れから「なってみたい」という気持ちが強くなりました。

――ご両親の反応は?

加藤 「いいじゃん!」って背中を押してくれました。むしろ私よりノリノリだったと思います(笑)。

――その後中学生の時に一度、活動を辞められたんですね。

加藤 コロナ期間だったのと、大好きだったブランドがなくなってしまったのが重なってしまって……。中学校の時はとにかく学業に専念していました。あとは、周りの子たちは成長期でどんどん身長が伸びていくのに、私だけ全然伸びなくて……。その時に「身長的にも、モデルには向いてないのかな」って、すごくしょんぼりしちゃったんですよね。

――コンプレックスがあったんですね。

加藤 それで芸能から離れて、一時期は爆食いしてめっちゃ太りました(笑)。今、昔の写真を見ると「やばい、肉まんみたい!」って自分で思います(笑)。

――そこから、どうやって再び夢を目指そうと?

加藤 どうしても「憧れの存在に私もなりたい」っていう気持ちが消えなかったんです。高校生になっても、「やっぱりやりたい」って強く思ったので「まずは事務所から!」って自分で探したり、オーディションを受けたりして、本格的に芸能活動を再スタートさせました。

――2023年にグラビアに挑戦されています。

加藤 当時、アカデミーで演技レッスンを積んでいたときに当時のマネージャーさんから「ミスマガジンに応募してみない?」と声をかけていただいたんです。

――グラビアには興味があったんですか?

加藤 アイドルがすごく好きで、特に『femme fatale』の頓知気さきなさんが大好きなんです。彼女がグラビアについて発信しているのを見て、「なんて芸術的なんだろう」「綺麗だな」ってずっと思っていました。まさか自分がやることになるとは、という感じでしたけど。

――「ミスマガジン2023」に挑戦して審査員特別賞を受賞したことが大きな転機に。

加藤 本当に大きかったです。でも実は、「ミスマガジン」を受けるとき、父親にすごく反対されていて「結果を出せなかったら、もうグラビアはやめなさい」って言われていたんです。

――それはプレッシャーも大きかったのでは?

加藤 「それはいやだ!」って思って、必死でした。なので賞をいただけて、本当によかったです。両親はずっと配信とか雑誌のハガキ投票とか、すごく支えてくれていたので、その支えが力になったんだと思います。

――受賞の連絡を受けたときのことは覚えていますか?

加藤 めちゃくちゃ覚えています。ちょうど飲食店のホールのバイトをしていたときで……。バイトの休憩中に「受かりました」って電話がかかってきたんです。そのあと上がるまでの3時間くらい、「本当なのかな?」って信じられなくて。多分ずっと上の空で「いらっしゃいませ〜」って言ってました(笑)。

――仕事に集中できないですね(笑)。

加藤 はい(笑)。顔はずっと驚いたままだったと思います。家に帰って、家族に「受かったよ」って報告した瞬間に、やっと実感が湧いてきて。嬉しくて泣いちゃいましたね。

▽加藤綾乃東京都出身、2006年8月31日生まれの19歳。赤ちゃんモデルとして芸能界に入り、キッズモデルを経てグラビアアイドルとして活躍中。2023年には「ミスマガジン2023」審査員特別賞を受賞。愛らしい容姿からは想像できない特技のハイキックと、華道やゴルフを嗜む意外なギャップでファンを魅了している。好きな食べ物は二郎系ラーメン。「麺少なめ、野菜少し多め、ニンニク普通、油マシマシ」でのオーダーが好み。

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