痩せる注射に警鐘。摂食障害で体を壊した人気YouTuberが語る「私みたいになりたいの?」
『fukuse yuuriマリリン』の「もう限界。私が伝えたいこと。」は、体型への心ない言葉や危険なダイエット方法に苦しむ人々へ向けた、マリリン(チャンネル登録者数133万人)の切実な告白である。
妊娠や不妊治療でホルモンバランスが崩れ体型が変化するたび「太った」「いつ痩せるの」とコメントやDMが殺到する日々。
ボディポジティブを発信しながらボディメイクする矛盾を指摘され、何をしても批判される現実に直面している。
体型を揶揄（やゆ）する言葉の積み重ねが、彼女の心を深く蝕んでいった。
標準体重やシンデレラ体重といった数値に縛られ、「自分はダメな人間」と感じるようになった学生時代。
食べることへの恐怖が膨らみ、口にした食事を吐き出さずにはいられなくなった。
痩せていく自分に快感を覚え、やがて栄養失調で腎臓を壊し救急搬送される事態に。
医師からは「腎臓は一度悪くすると次はない」と宣告された。
若さゆえの過信と周囲の言葉が、彼女の体を取り返しのつかない状態へ追い込んだのである。
腎臓を損傷したことで、今も人一倍ストイックな食事管理と運動を続けなければ体型を維持できない体質になってしまった。
「治療が必要な人の手に入らなくなる」「自分で代謝を落とし筋肉を減らす行為」と、痩せる注射や極端なダイエットへの怒りを隠さない。
ビジネスとして体型コンプレックスにつけ込む風潮に対し、彼女は問いかける。「私みたいに必死で頑張らなければいけない体になりたいのか」と。
生理不順、肌荒れ、気力の喪失、不妊。若い時は「その時だけ良ければいい」と思いがちだが、将来必ず後悔する日が来る。
60kg超えの自分を「グラマラスで素敵」と肯定し、誰かが決めた標準など無視していいと力強く語る彼女の言葉には、同じ苦しみを味わってほしくないという切実な願いが込められている。
健康な心と体があってこそ幸せは訪れる。この動画を見たら、あなたの「痩せたい」の本当の意味が見えてくるはずだ。
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