

千葉・免許センターが講習で「外国人は見てるだけで良い」発言し炎上か 千葉県警に経緯を聞いた
千葉運転免許センターの講習で「外国の方は日本語分からないと思うから、ただ映像見てるだけでいいです」という発言があったと波紋。千葉県警に、詳しい話を聞いた。

グローバル化が進む昨今、多くの国々では外国人や移民に関する問題に注目が集まっている。それはもちろん、ここ日本も例外ではない。
現在X上では、千葉運転免許センターの指導員による発言内容が「信じられない」と、物議を醸しているのをご存知だろうか。
担当者が「ただ見てるだけでいい」発言?
ことの発端は、Xユーザー・雫さんが投稿したポスト。
その内容は、免許更新に関する講習の最中、センターの担当者が「外国の方は日本語分からないと思うから、ただ映像見てるだけでいいです、日本人はまじめに話聞くように」と発言したというもの。
https://twitter.com/3kids_mama_mayo/status/1965947698789626349
こちらの発言を受け、ポスト本文には「おかしくない? 日本語わかんないで日本のルールで運転すんの? こんなんだから、おかしな運転ばっかする奴増えるんだよ」と、疑問の言葉が綴られていた。
外国人による交通事故も
外国人が母国の運転免許を日本の免許に切り替えられる「外国免許切替(外免切替)」を利用する際、過去には滞在ホテルの住所で日本の免許を取得していることが判明したケースのほか、試験の簡易さが問題視されるなど、たびたび疑問の声が上がっていた。
昨年9月には埼玉県川口市にて、酒気帯び状態で一方通行道路を乗用車で逆走し、車に衝突させて運転手の男性を死亡させたとして、当時18歳の中国籍の少年が逮捕されている。
こうした背景もあり、当該のポストに綴られた内容は瞬く間に話題となり、投稿からわずか数日で6万件以上ものリポストを記録する事態に。
Xユーザーからは「外国人ほど理解させなきゃ駄目だろうに...」「日本語が分からなかったら、日本の交通ルールを知らなくても良いってこと?」「日本語分からない人に、免許を交付したら駄目だろ...。これで交付されるの?」「もはや日本人差別なのでは」といった驚き、そして疑問の声が多数寄せられている。
そこで今回は発言内容の真偽と意図をめぐり、千葉県警察に詳しい話を聞いてみることに。
指導官は「外国人にだけかなり優しかった」
当時の状況について、ポスト投稿主・雫さんは「9月11日の10時からの講習で、教官は初めから高圧的な感じでしたが、外国人にはかなり優しく接していました」と、振り返る。
また、X上で大いに物議を醸している発言があった際の、室内の反応ついては「そもそも室内は初めから静まり返っていたので、教官が1人で好きに話しており、発言内容に反応する人はいなかったです」とも語っていた。
果たして、当該の免許センターでは、どのような講習が行われているのだろうか...。
千葉県警は「誤解を招いた」と説明
今回の取材に際し、千葉県警・運転教育課の担当者は「講習の中で『安全運転の自己診断』というものを実施しております。こちらは該当する項目にチェックを入れていくものですが、日本語表記のみで英語解説がありません」と、説明する。
また当該の講習には、外国人向けに英語字幕を使用した映像講習も存在するという。
これらの事情を踏まえ、担当者は「外国人の方に向けては(英語字幕、訳がない一部講習は)『日本語が分からなければ、見ているだけで良いですよ』というニュアンスで、お伝えしたものと思われます」と、当時の状況を説明している。
また、前出の「安全運転の自己診断」に関してはセルフチェック方式のため、熱心に取り組まない日本人受講者も散見されているという。そのため、「不真面目な回答をしないように」という注意喚起を行っているそうだ。
今回、ネット上で大いに物議を醸した件については、「誤解を招いた部分もあるため、講習が適正に行われるよう指導していきます」とのコメントが得られた。
なお、当該の講習の内容について、ポスト投稿主・雫さんは「寝てる人注意するのも日本人だけ。外国人寝ててもスルーだよ」ともこぼしており、単なる「ニュアンスの誤解」だけに留まらない問題点が存在した可能性も無視できない。
また今回の取材に際し、英語解説が存在しない講習については、別途英訳した資料を渡す...といった対応もとっていないことが判明。こうした点を考慮しても、日本人向けの講習と比べ、外国人向けの講習が「イージーモード」に感じられるのは事実である。
別件ではあるが、先日も埼玉県蕨市内で発見された「警告」看板の表記内容が日本語と英語のみで、クルド語を採用していない点が大いに物議を醸していた。
「適切な講習」を目指す千葉県警の指導改善に期待したい。
【物議を呼んだ話題の投稿】
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・運転ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所に太いパイプを持つ。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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