『ドラクエ7』リメイク、キーファ=オルゴ・デミーラ説を堀井雄二氏が否定 ファンからは賛否の声

2025.09.16 18:50
提供:Sirabee

リメイク版『ドラクエ7』発表に当たり、堀井雄二氏が「キーファ=オルゴ・デミーラ」説を完全否定。この内容が、ファンの間で賛否を呼ぶ結果となった。

9月12日に配信された「Nintendo Direct 2025.9.12」にて、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』(以下、ドラクエ7)の完全リメイク作『ドラゴンクエストVII Reimagined(リイマジンド)』が突如発表された。


こちらを受け、『ドラクエ』シリーズのゲームデザイナー・堀井雄二氏による思わぬ角度からの「ネタバレ」が賛否を呼んでいる。



司会者が堀井氏に投げかけたのは...


『ドラゴンクエストVII
(※画像は「ドラゴンクエストVII Reimagined | SQUARE ENIX」公式ページのスクリーンショット)

今回注目したいのは、15日にYouTubeチャンネル「ゆう坊とマシリトのKosoKoso放送局」より生配信された動画の内容。


当該の配信では堀井氏、漫画編集者・鳥嶋和彦氏、漫画家・稲田浩司氏といった錚々たるメンバーが出演し、発表されたばかりの『ドラクエ7』リメイク作品に関する談義が行なわれた。


その際、司会のNaz Chrisが堀井氏に投げかけた質問の内容が物議を醸しているのだ。



四半世紀に渡る「キーファ=オルゴ・デミーラ」説


その質問の内容は「キーファ=オルゴ・デミーラ」説は真実なのか、というものである。


「キーファ=オルゴ・デミーラ」説と言えば、『ドラクエ』ファンの間ではお馴染みの都市伝説のひとつで、初期のパーティーの戦士枠として活躍する仲間キャラクターのキーファが、じつはラスボスのオルゴ・デミーラではないか、というもの。


こうした説明だけ見ると「一体何を言っているんだ...」とツッコみたくなってしまう内容だが、細部の辻褄が合っている考察も複数挙げられており、『ドラクエ』ファンの間では「テリー=エスターク」説と並び、根強い知名度を誇っている。


今回のリメイクでは、こちらの説を肯定、または否定するエピソードが追加されるのでは...と期待していたユーザーもいたかと思うが、前出の質問を受け、堀井氏は「僕的にはそんなこと、全然考えていない」と、「キーファ=オルゴ・デミーラ」説をバッサリ否定。


かくして、初代『ドラクエ7』リリースから25年が経過した現在、ファンの間で長年繰り広げられてきた議論に終止符が打たれたのだ。



「ありがたい」「楽しみ半減した」で意見真っ二つ


堀井氏の反応を受け、『ドラクエ』ファンからは「キーファ=オルゴ・デミーラ説は時系列的にもあり得ないと思ってた」「こじつけっぽい部分もあったから、安心した」「公式が完全に否定してくれるのありがたい」といった好意的な声が上がっている。


しかし一方で、司会者の質問を「無粋」と受け取ったファンも少なくなく、「それじゃあキーファって、一体何だったんですか...」「発売前に言ってほしくなかったな。あえて謎のままにしないと、楽しみ半減しまくりなんだけど」「なんで質問しちゃったかな...」などの意見も確認できた。


作中では描写されない登場人物の心境や背景を想像・考察するのも、創作物の楽しみ方のひとつ。ひょっとしたらリメイク版では、「キーファ=オルゴ・デミーラ」説を上回る意外性と説得力を秘めた、新たな説が爆誕するかもしれない。





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執筆者プロフィール


秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。


新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。


X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。『ドラクエ7』では必ず、主人公をゴッドハンドにしてから勇者に転職させる。


(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

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