横澤夏子、子供に読ませたい“ある絵本” その内容に益若つばさも「大人も読んだほうがいい」

タレントの藤本美貴さんと、お笑いタレントの横澤夏子さんがMCを務める人気番組『夫が寝たあとに』（テレビ朝日系・ABEMA）。

9日の放送回では、タレントの益若つばささんが出演し“性教育”について語るなか、ある絵本に感銘を受けました。

息子に伝えたこと

現在17歳（高校2年生）の息子の母親でもある益若さんは、“性教育”についてのテーマでは「いつのタイミングで話すか」「シングルマザーなので、男性に対してどんな話し方をしたらいいのか」との2つの課題があったと回顧。

アメリカンスクールに通っていた息子に対して、生理や性行為のことを伝える前に「いろんな人種がいる」「肌の色が違う、言葉が違う、文化が違う」との話をした流れで、「男が男を好きなこともある、女が女を好きなこともある、男女もある」とさまざまな形があることを説明したといいます。

性教育は食事をしながら

藤本さんは「私（女性）の身体のことは伝えられるけど、男の子の身体は持ったことがなくてわからないから、それのほうが大変だと思う」と話すと、益若さんの場合は食事をしながら...と日常会話の延長で伝えていたそう。

人種の話からはじまり、年齢を重ねるごとに「何歳くらいで毛が生えるんだよ」といったこともフランクに話していたと振り返りました。

性教育のタイミングは？

また番組では「どのタイミングでどんな内容を教えたらいいのか」を助産師で保育園看護師の小島智文さんに質問。

「最初の性教育のタイミングは何歳からはじめても早すぎることはない」といい、「3歳頃になるとお友達や男女の違いに興味を持ちはじめるため、日常できっかけを見つけて伝えていきましょう」と伝え、最近では性教育についての絵本の活用も勧めました。

ベストセラーの絵本

性教育の絵本も多く出ていることに、藤本さんは「いい時代だ...」と呟くなか、スタジオには発行45万部以上のベストセラーになった性教育絵本『だいじ だいじ どーこだ? 』（大泉書店）が登場。

横澤さんは「知ってるこれ！」「すごいわかりやすい」と読んだことがあるといい、保育園によってはこういった絵本を使って性教育をしてくれる時間もあると説明しました。

絵本を読みながら益若さんは「これ今っぽいですね」とコメントしたのは、絵本にある＜体の特別大事なところは、家族も友達も先生でも、じろじろ見たり勝手に触ったりしない。写真や動画を撮ったりしない＞という部分（実際はすべてひらがな）。「これは大人も読んだほうがいい」と絵本の内容に感心しました。

「子供に性教育をしなければ」と身構えてしまったり、どう伝えたらいいのか困惑したりする人も少なくないと思いますが、子供も理解できるような絵本であれば一緒に楽しく学ぶことができそうですね。

「ミレーナ」装着の告白も

番組では“子供たちに伝える性教育”がテーマとなりましたが、益若さん自身、過去に大人の女性として自らの『性』と向き合い、発信を続けてきた経験があります。

筆者の調べによると、益若さんは生理が不安定だったことや出血量が多く悩んでいたことから、2021年に子宮内避妊具「ミレーナ」を装着したことを告白しています。避妊と同時に生理をコントロールするものですが、「避妊」がひとり歩きし誤解や批判的な意見も寄せられました。

それでもなお、生理のつらさとミレーナの装着でどれほど救われたかなどを語ったことで多くの女性から支持を得ました。益若さんのように自身の性の体験を発信することで、同じような思いをしている女性も救われるといいですね。

だいじ だいじ どーこだ?

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Source:Amazon.co.jp

■冬野とまと

千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーの編集＆ライター。高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。

10年以上の放送作家の後ウェブの世界へ。多くのインタビュー経験を経てエンタメや社会問題の記事を書く日々。ときに、資格を持っている行動心理カウンセラーとして人の言動を研究することも。

（文／Sirabee 編集部・冬野 とまと）