

次世代コスプレイヤーつくね、沖縄初ランウェイと香港ファンイベントの裏側を語る
「人生で絶対にないと思っていたから奇跡みたいな経験でした」──1ヶ月前の出来事をそう振り返るのは、人気コスプレイヤーの月海つくね。6月は国境を超えて香港のイベントに参加、沖縄ではファッションショーでランウェイを歩いた。彼女の活動を追う連載第3回では、海外のファンとの心温まる交流から、ファッションショーの舞台裏で出会った憧れの人とのエピソードを聞いた。
◆香港のファンと交流
最近はありがたいことに、沖縄や香港など、いろいろな場所に行く機会が増えました。香港では初めて同人イベントに参加させてもらったんです。ファンの方と直接交流できるブースで、写真集を販売したり、一緒にゲームをしたり。ゲームは「五目並べ」「ババ抜き」「にらめっこ」「30秒撮影タイム」の4つから選んでもらう形式でした。
一番人気だったのは意外とにらめっこ。みんなすごくポーカーフェイスで、私がどんなに近づいても表情一つ変えないんです。絶対に笑わない自信がある人たちが選んでいたんでしょうね。結局、ほとんど勝てませんでした(笑)。
海外のファンの方たちと触れ合っていて思ったのは、愛情表現がすごくストレートだなということ。「大好きです!」って真っ直ぐに伝えてくれるのが嬉しいですね。
そもそも、どうして海外のイベントに呼ばれるようになったかというと、人との繋がりがキッカケでした。最初はプライベートで台湾のイベントに参加してみたんです。そうしたら、香港のイベント主催者の方が来てくださって、「ぜひ香港のイベントにも来てください」と直接声をかけてくださったんです。それだけじゃなくて、後日、日本で開かれた「AnimeJapan」というイベントでも、わざわざ私がいるブースまで挨拶に来てくださったんです。その熱意が本当に嬉しくて、「行くしかない!」って。そうやって一つ一つの出会いが、今の活動に繋がっている感じがします。
また、海外のイベントに参加すると、日本とのコスプレ文化の違いを肌で感じます。一番大きいのは「自由度の高さ」。海外では、みんながそれぞれの解釈でコスプレを楽しんでいるんです。例えば、人気作品のキャラクターが、原作にはないシチュエーションで写真を撮っていても、それを誰も否定しない。むしろみんなで盛り上がる雰囲気があります。
日本だと、イメージから外れると批判されてしまうこともありますよね。それにコスプレに対する目線が厳しいなと感じてしまうこともあります。街中をコスプレで歩いているだけで問題になることもありますし……。もちろん、コスプレが苦手な人の気持ちも分かります。でも、海外のあの、誰の目も気にせず、自分の「好き」を全力で楽しんでいる空気感は羨ましいなと思うこともあります。
◆沖縄コレクションで憧れの人と遭遇
そんな海外での刺激的な体験の一方で、国内でも忘れられない経験をしました。それが、「沖縄コレクション」への出演です。ファッションショーのランウェイを歩くなんて、自分の人生で起こるとは思っていませんでした。
会場は1万人を収容できる沖縄アリーナ。そんな大きなステージに立つこと自体が初めてで、事前にウォーキングのレッスンは受けたものの、本番はもう、ただただ圧倒されていました。私が歩いたのはほんの1分ぐらいだったんですけど、その一瞬のために沖縄まで呼んでいただけたことが本当に嬉しかったです。
舞台裏では、さらに奇跡みたいな出来事があって。私が中高生のころからずっと雑誌で見ていたモデルの中村理沙さんとお話しして、写真を撮ってもらえたんです。それに、今ハマって見ている恋愛リアリティーショーに出演している“推し”の長浜ひなちゃんにも会えて…! 廊下ですれ違った時に思わず「可愛い!」って声に出したら、ニコって笑ってくれて。勇気を出して追いかけて「写真撮ってください!」ってお願いしちゃいました(笑)。
◆SNS投稿では嬉しい奇跡も
こういった活動の裏側で、私がいつも力を入れているのがSNSでの発信です。どうすればファンの方に楽しんでもらえるか、いつも考えています。
少し前に、公園でとあるブラウスのPR撮影をした時の写真を投稿したんです。実はその撮影中、10分も経たないうちに蚊に7ヶ所も刺されてしまって…。その画像を加工せずにそのまま載せたら反響が大きくて。マイナスに思えることも見せ方次第に面白がってもらえるんだなって学びました。
時には、自分の想像を超える嬉しい出来事も起こります。台湾のイベントで『東方Project』の十六夜咲夜のコスプレをしたのですが。その時の投稿を、十六夜咲夜の2次創作で、音楽CDを作っている作曲家の方が、引用してくださったんです。その方のCDのパッケージに使われていた制服姿のギャルバージョン十六夜咲夜のコスプレだったんですが、もう、奇跡! 本当に嬉しくて、すぐに追加でもう1枚写真を投稿しました(笑)。
一つ一つの活動が認められてか、今年は「池袋コスプレPR大使2025」に就任させていただくことになりました。ご一緒するのが、男装コスプレ界の神のウィル様なんです。隣にいるだけで緊張して手汗が止まらなくなるぐらい、私にとっては雲の上の存在。そんな方と一緒に大役を任せていただけるのは、本当に光栄なことだと思っています。
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