

『RRR』ヒットに続くか!? インド発の奇想天外すぎる“異色アクション”が公開
ユーモア&アクション&社会問題を盛り込んだインド映画『マーヴィーラン 伝説の勇者』が7月11日公開。

インド映画は総じて、壮大なセットや豪華な演出、胸に響くストーリー展開と「エンタテインメント」としての要素をすべてつめこんだ名作が多い印象です。
7月11日公開の『マーヴィーラン 伝説の勇者』もそのひとつ。気の優しい漫画家が、自ら描く作品のヒーローに乗り移られるという斬新な設定ですが、絶妙な社会派ドラマの側面も持つのがニクイところ。そんな本作の魅力を探ってみましょう。
偉大なる勇者を生む漫画家

サティヤ(シヴァカールティケーヤン)は、『偉大なる勇者』の意味であるヒーロー『マーヴィーラン』を主人公にした漫画を、新聞で連載しています。紙の上では英雄を生み出していますが、私生活では、勝気な母イーシュワリ(サリダー)が巻き起こす一波乱をなだめることに追われる気弱な性格でした。
そんななか、住んでいた家から立ち退きせざるをえなくなったサティヤたちは、新しく提供された高層マンションに引っ越します。でもそれは、政治家ジェヤコディ(ミシュキン)が裏で指揮した欠陥住宅で...。
報われてほしい「やさしい人」

本作で驚くのが、全編を通して、サティヤを演じるシヴァカールティケーヤンの変化です。えてして漫画家のような「作家」という職業は、個性が仕事の売りになるわけですが、サティヤは真逆。おそらく母が強烈な個性を持っているせいもあるでしょうが、非常に控えめな青年として登場します。
もちろん家族思いで誠実ではあるのですが、不正に対して声をあげても、あっさり負けてしまうほど。「やさしい人が損をする」のを地でいくようなサティヤに、だれもが共感するでしょう。
不思議な声を聴け

ところが、サティヤの耳に不思議な声が聞こえるようになるのです。この声を幻聴だと捉えたサティヤは、慌てふためくのですが、その表情も秀逸。ここではコメディ要素も多く、つられて笑ってしまうはず。
それでもその声は次第に大きくなり、サティヤを「勇者」、ジェヤコディを「死神」と称します。やがて幻聴ではなく、自らが「マーヴィーラン」になると気づいたサティヤは、ジェヤコディに真っ向から戦いを挑むのです。
気弱な青年がヒーローになる。そのプロセスを見事に表現するシヴァカールティケーヤンの演技に、一切違和感はありません。途中挿入されるインド映画おなじみの群舞シーンも、サティヤの感情表現としてもとてもわかりやすくなっています。
ラスト、サティヤの選択が、やっぱりもとはやさしい青年である部分が垣間見えて、思わず拍手すること間違いなし。もしかすると「英雄」になるには、周囲の声ではなく空から降る不思議な声に、耳を傾けるといいのかもしれません。
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『マーヴィーラン 伝説の勇者』
7月11日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
公式サイトはこちら!
(取材・文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ)
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