

「絵を描かない監督」高畑勲さんは、どのようにアニメを生み出したのか…ジブリの原点が見れる『高畑勲展』
夏休みは東京・麻布台ヒルズギャラリーへ! 日本アニメの傑作『火垂るの墓』監督の高畑勲さんの展覧会が開催中。

スタジオジブリの創設に携わり、同スタジオが手がける長編アニメーション『火垂るの墓』(1988年)などの脚本・監督を務めた高畑勲さん。
その軌跡をたどる『高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。』が、東京・麻布台ヒルズギャラリーで9月15日(月・祝)まで行われています。
絵を描かない監督として知られた高畑さんは、どのように絵が動くアニメを生み出したのでしょうか?
偉大なるアニメーション監督

そのキャリアは1959年、東京大学仏文学科卒業後に入社した東映動画(現・東映アニメーション)からスタート。
北国を舞台に、少年ホルスの活躍を描く長編アニメーション『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)の演出を担当するなど、頭角を表します。
日本の原風景を忠実に
1972年には、小学生の女の子がパンダの父子と家族になる『パンダコパンダ』を演出。盟友の宮崎駿さんが、原案・脚本・画面設定を手がけており、後のスタジオジブリの代表作『となりのトトロ』(1988年)の原型になったともされています。
そして1985年には、スタジオジブリの設立に参画。前述の『火垂るの墓』のほか、日本ならではの生活風景と空気感の再現にこだわった作品を、多く世に輩出していきます。
絵にリアリティを乗せる
自ら絵を描かない高畑さんは簡単なベースのみを示し、それをアニメーター自身が考え、形にしていく方法をとっていたとか。そのためか、高畑さんの作品は、アニメながらに緻密なリアルさと、キャラクターの心情変化が絶妙に表現されています。
特に『火垂るの墓』は、1967年に発表された野坂昭如さんの短編小説が原作。野坂さんの実体験をモデルに、太平洋戦争下で時代の波に翻弄される兄と妹を描いた作品です。
今回の展覧会では、本作の新しい資料の展示も。高畑さんが追求し続けた虚構という名の絵に宿る真実を、探しに行ってみてはいかがでしょうか。
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『高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。』
●会期:6月27日(金)~2025年9月15日(月・祝)
●会場:麻布台ヒルズ ギャラリー
東京都虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階
● 開館時間:10:00-20:00(最終入館19:30)
※6/27(金)~7/18(金)の火曜・日曜は10:00-17:00(最終入館16:30)
公式サイトはこちら!
(取材・文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ)
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