「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」第1話より

＜北くんシェア＞岩瀬洋志“北くん”が「かわいすぎる！」とコメント殺到で初回からトレンド入り

2025.07.02 20:32

「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(毎週火曜夜11:00-11:30、フジテレビ系／FOD・TVerにて配信)の第1話が7月1日に放送され、SNSでは、北くん役の岩瀬洋志がタイトル同様「かわいすぎる！」と騒然。「#北くんシェア」が、トレンド2位となる好スタートとなった。(以下、ネタバレ含みます)

“北くん”を男女3人でシェアして暮らす、異色のラブコメ

本作は、榊こつぶの同名漫画が原作。結婚、仕事、家庭環境…それぞれの人生の岐路に立ち問題を抱える男女3人が、全ての価値観を受け入れてくれるナゾの美青年“北くん”(岩瀬洋志)に恋をして、彼を交えた4人での同居生活を送る事から起きる騒動を描く異色の“シェアラブコメディー”。

3人同時進行で付き合う事になった理由

美しさを武器に数多くの恋愛をしてきた看護師の南(本田翼)は、半年前、勤務先の病院で出会った“北くん”こと真中北に、採血途中に「いい匂い」と微笑まれて一目惚れ。

そのほぼ同時期に、マジメが取り柄で料理好きな東子(志田未来)は、勤務先のベーカリーからの帰宅途中に空腹の北くんに出会い、パンを渡したところ、荒れた手を恥じる彼女に「おいしいものを作る人の手だね」と微笑まれて撃沈。

クールでオタク気質の西野(増子敦貴)も、勤務先の書店で客として訪れた北くんが同じ作品を好きだとわかった時に「ボクたち、似てるね」と言いながらニッコリした彼の笑顔に心を鷲掴みされてしまったのだった。

ある日、3人は同時に北くんに交際を申し込んだ。激しい自己アピール繰り広げ、ギャーギャーと彼を取り合う3人の様子をニコニコと眺めている北くんは、「1人なんて選べないよぉ」と、誰かに決める気が無い…。このままでは埒が明かない為、3人は同時進行で彼と付き合い始めた。

「33%の会」結成

だが、4人でデートしていても、一瞬で女子が群がり、気付けば老若男女あらゆる人々が彼を囲んでしまう…。全ての人々の心を奪う不思議な魅力を持ち、常に全肯定でお願いされたら何でもきいちゃう、来るもの拒まずの北くん…。このままではライバルは増える一方だ。

そこで3人は「誰かに取られるぐらいなら…」と、北くんの愛を3等分ずつシェアする「33％の会」を結成。北くんと同居し、生活費も出して働かなくていいようにして、彼を極力他人と接触させない状況を作り出したのだった。既成概念にとらわれない北くんは、この状況を受け入れている。

「100％は望めないが0％は耐えられない、だから33％」

端から見たら、「3股男」「究極のヒモ男」に翻弄されているように思えるが、3人は、彼に何不自由ない生活を提供して彼から愛を受ける、いわばギブアンドテイクが成立していると捉えている様子。100％は望めないが0％は耐えられない、だから今は33％ずつの恋人でいい、と(しぶしぶ?)納得しているのだ。「北くんを一番愛してるのは自分」と譲らない3人に、「ボクはみんなの事が大好きだよ」との天使発言で愛嬌をふりまく北くんに、彼らはとてつもない幸せを感じている。

北くんと過ごす日は決められていて、南が毎週水曜と第3木曜、東子が毎週金曜と第1木曜、そして西野が毎週月曜と第2木曜。単独デートは要申請で、それぞれ月に3回までだ。

常に決定を相手にゆだねる北くん

ある晩、食卓に並んだ焼き鳥の串をシェア用に外すかどうかで、南、東子、西野は大モメ。外したら肉汁が流れ出ておいしさ半減、外しても変わらない、とモメる中、相変わらず意に介せず「早く食べたいなー」と言う北くん。彼らはモメるのをやめて、彼にどうしたいか尋ねた。

北くんの答えは「どっちでもいいよ」。常に決定を相手にゆだねる北くんに「たまには先に決めていいんだよ」と言ってみたが、しばらく悩んだ後、「やっぱりみんなが決めて」。彼にメロメロの3人はこれを「優しい」と捉えているが、本当にこれが「優しさ」だけなのかは、現時点ではわからない。

北くんが持っていた赤い石のペンダントは何？

北くんは、3人が考えているような“ナチュラルボーン天使”ではなさそうだ。それは、彼が、夜に1人で屋上に行き、赤い石のペンダントを取り出して見つめていた表情が、これまで見せていなかった闇を感じさせた事から推測できる。何らかの過去や事情がありそうだ。

それはともかく、SNSでは番組冒頭から北くんに対して「かわいい！」コメントの嵐。「本当に究極の天使」「ふわふわしすぎてたまらん」「全てを納得させる顔面の強さ」など、北くんに鷲掴みされた視聴者たちは荒ぶっていた。一方、“西野派”も負けておらず、「西野くんがかわいすぎて手にあまる」「西野くんをシェアしたい」など盛り上がり「#西野くん」もトレンド入りを果たしていた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部