ドラマフィル「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる2nd Stage」第1話先行上映＆ファンミーティング“あやひろ夏祭り”に(左から)加藤史帆、森カンナが登壇した

加藤史帆＆森カンナ、ファンの生の声に感動「ここでそんなに興奮してくださるんだ」「その反応がうれしい」＜あやひろ2＞

2025.06.25 20:00

6月26日(木)よりスタートするドラマフィル「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる 2nd Stage」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか※FODにて見放題独占配信)の第1話先行上映会＆完成披露トークイベント“あやひろ夏祭り”が、6月25日(水)に都内にて行われ、W主演の加藤史帆と森カンナが登壇。2人は集まったファンと共に客席で第1話を鑑賞。その後、約1年ぶりの共演についてや撮影で一番思い出に残っている瞬間などを語った。

同作は、2024年7月期に放送されたドラマ特区「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」の続編。「webアクション」(双葉社)での連載が話題となりコミックス化もされた、Sal Jiangによる同名作を原作にしたガールズラブコメディーで、第2期では、レズビアンカップルの“付き合ったその先の生活”をリアルに描く。

大盛り上がりの第1話先行上映会「すっごくうれしい気持ち」

声出しが可能だった第1話先行上映会は、さまざまなシーンで大きな歓声が沸き起こり大盛り上がり。ファンの声を生で聞いた加藤は「一緒に見るからこそ、ここでそんなに興奮してくださるんだとか新しい発見もいっぱいありましたし、すっごくうれしい気持ちになりました」とコメント。

森も「こんな気持ちで見てくれているんだという。今、プロデューサーの上浦(侑奈)さんも胸が熱くなって、“ああ…”ってなってました。皆さんのその反応がうれしかったです。ありがとうございます」と感謝を述べた。

約1年ぶりの共演で印象が変わったところや、お互いの現場での過ごし方で改めて気付いたところを問われると、加藤は「改めてカンナさんはご飯が好きなんだなと思ったことがありまして。(スパリゾート)ハワイアンズで1週間ほど撮影をしていたんですけど、カンナさん、炊飯器を持ってきていて(笑)。ご飯を愛していらっしゃるんだなと」と回答。

続けて、「あと、『加藤、夜お腹すいたら食べに来ていいからね』と言ってくださって」と懐古し、森が「来てくれなかったけどね」とポツリとつぶやくと、「今度また食べに行かせてください。優しさも感じました」と笑顔で返していた。

森は「グループを卒業して、落ち着いた女性になっていて、ちょっと余裕が(見えた)。やっぱり寝てないって大変なんだなという。シーズン1で、忙しくてほとんど寝ずに現場に来たりしてたから心配してたけど、こんなにも元気な人なんだなと。一生喋ってる(笑)。こんなにも喋る人なんだと、新しい発見でした」と振り返った。

森カンナの“画伯”っぷりが明るみに…

続いて、幼少期の絵がキーワードになっている作品にちなみ、2人が撮影で一番思い出に残っている瞬間を絵で披露することに。加藤は女性が掃除機をかけている様子を描き、「1話の途中にあった、彩香ちゃんが掃除機をかけようと思ったら寝落ちしちゃって、弘子さんがかけてくれるシーン」と説明。

そして、「弘子さんが掃除機をかけているところももう少し撮影してたんですけど、その時に、吸い込む部分と床がガチャガチャする音が音声さん的に大変だから、先を取ってお芝居しようとなって。前後ろにただ棒を振り回している弘子さんを見ていたのがすっごい面白かったんですよ(笑)」と思い出し笑い。

一方、シートに座る2人の女性を描いた森は、「絵に描くとき、人ってどうやって座らせたらいいのか…足が変になっちゃったんですけど(笑)」と、うまく描けなかった足に注目してほしいと笑いを誘いつつ、「ピクニックのシーンが今後出てくるんですよ。私たちが一緒に住むことになったときの。リビングに飾ってある写真のシーンです」と解説した。

加藤史帆＆森カンナ、ジェスチャーでも息ぴったり

続いて、SNSでも話題になった「ジェスチャー一致ゲーム」で2人の相性を見ていくことに。2人はお互いを見ずに、ファンが大きな声で読み上げる作品にちなんだお題10問を次々とポージングしていった。

さらに、最も見どころだと思うシーンをジェスチャーでそれぞれ披露し、鳥のくちばしのように両手をくっ付けた加藤は、「行ってきますのチューとか1話もたくさんあったんですけど、チュッっていうシーンが多かったですよね。そこが付き合ったあとならではの見どころだと思います」と回答。

両手を大きく振りながら歩いた森は、「予告にもなってたんだけど、一緒に帰っているシーン。再現じゃないですけど、シーズン1のエンディングと同じようなシーンがとってもいいシーンだと思います」とコメントした。

さらに、サプライズで会場に来ていた原作者のSal Jiangから2人に宛てた手紙が届き、司会者によって代読された。

Sal Jiangは加藤について「初めてお写真を拝見したときから、彩香ちゃんが原稿から出てきたかのように感じてはいたのですが、実際にお会いすると素のかとしさん(加藤)がむしろ彩香そのもので大変驚きました。かとしさんを見ていると、彩香ちゃんというキャラクターの新たなインスピレーションをたくさん受けました」と言及。

続けて、「2期のオリジナルストーリーでは、彩香ちゃんが大人になろうと模索するくだりもあり、彩香ちゃんの人間としての解像度が上がる難しい場面でもあったと思います。そんな中でも、よりパワーアップしたお芝居で真摯に役作りに向き合ってくださって、本当にうれしく思います。かとしさんがたくさんの彩香ちゃんを見せてくれたことで、私もこれからもいろいろな彩香ちゃんを描いていきたいと思います」とメッセージが送られた。

森については「1期の撮影中にお邪魔した際、まさに彩香ちゃんが弘子先輩に恋する瞬間のシーンで、私もカンナさん演じる弘子先輩に恋をしました。ライトを背に振り返って歩いていくシーン。あまりにその立ち姿が弘子先輩でつい見とれてしまい、気付いたときには目の前までカンナさんが来ていました。視界がカンナさんの弘子先輩で埋まったあの日を思い出すと、今でも卒倒しそうになります」と絶賛。

そして、「(2期の)プロット制作段階で、カンナさんからも『こんなのはどう？あんなの見たくない？』とご意見をいただいて、0から1を作る工程に役者さんまでこんなに熱心に参加してくれるドラマがあるのかと感動いたしました。弘子という人間のかっこよさと情けなさ、責任感と自信のなさ、愛情深くて怖がりなところ、ただレズビアンを隠して生きてきたキャラクターというだけではない、人間臭いところも丁寧に咀嚼して表現してくださったカンナさんの弘子は、私にとってもう一つの原作です」と熱い思いが届けられた。

森は「私たちを生み出した先生ということでお母さんと呼んでいるんですけど、お母さんがこうやって愛情を持って生み出した作品を絶対に汚してはいけないという気持ちと、プレッシャーもあったんですけど、お母さんがそうやって言ってくださって、本当にうれしい気持ちです」とコメント。

加藤も「私は彩香ちゃんを演じさせていただけて人生が変わったので感謝してますし…感謝しかしてないです。先生がこれからも描く彩香ちゃんもずっと楽しみにしています」と応えた。

最後に森は「今日は本当にありがとうございます。遠いところから来てくださっているのとかも知っています。配信を見てくださってる皆さんも。皆さんがこうやって足を運んでくれたり、番組を盛り上げてくれるからこそシーズン2ができたし、本当に皆さんのおかげだと思っています。今日は本当にありがとうございました。楽しみにしてください！『あやひろ2』きっと面白いです！」とあいさつ。

そして加藤が「皆さんがいろいろなSNSで盛り上げてくださるのがずっとうれしくて、今日は実際にこうやってお会いできて、一緒に1話を見れて、すっごく楽しかったです。1話もすごい展開だったと思うんですけど、2話からもずっとすごい展開が続くので、放送を楽しみにしていてください。一緒に盛り上げてくださるとうれしいです」と呼び掛け、イベントは終了した。