ナ・イヌが共演者から教わった“おかしな日本語”を続々披露 清原果耶＆成田凌の愛犬登場で一同メロメロに＜初恋DOGs＞

7月1日(火)よりTBS系にてスタートする火曜ドラマ「初恋DOGs」(毎週火曜夜10:00-10:57)の制作発表会見が行われ、主演の清原果耶の他、成田凌、ナ・イヌ、萩原利久、なだぎ武、野呂佳代、深田恭子、岸谷五朗という豪華キャストが登壇。作品の見どころや撮影現場の様子などについてトークを展開した。

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こじらせ男女3人が“愛”を知っていくラブストーリー

本作は、TBSが韓国に設立したStudio TooN社により韓国で連載中のウェブトゥーン(縦読み式の電子漫画)を原案とするラブストーリー。ドラマ「愛の不時着」を筆頭に数々のグローバルヒット作を世に送り出している韓国の制作会社・STUDIO DRAGONとTBSの共同制作でドラマを手掛ける。

本作の主人公・花村愛子(清原)は、離婚訴訟を専門に手掛ける敏腕弁護士。不仲な両親を見て育ったことで恋や愛を信じなくなってしまった“こじらせ女子”の愛子は、最近飼い始めた愛犬の「サクラ」を溺愛し、シングルライフを満喫していた。

そんなある日、サクラを連れて歩いていた愛子は、愛犬の将軍を散歩させていた獣医・白崎快(成田)と出会う。その際、サクラと将軍の愛犬同士が一目ぼれしてしまい、2人の運命も大きく動き出す。さらに、韓国からやって来た御曹司、ウ・ソハ(イヌ)も愛子や快と深く関わっていくことに。

本能のままに惹かれ合って恋をする愛犬たちの一方で、気を遣ったり人と関わることを面倒くさいと思い、本当の気持ちを隠し、うそをついてしまう人間たち。だが、心の奥底では「犬のように素直になれたらどんなに楽だろう」と思うことも。そんな“愛”をこじらせている男女3人が犬をきっかけに出会い、時にぶつかり合いながらも“愛”を知っていく姿を描いていく。

法律事務所のシーンはスイーツに注目？

会見の進行役は、大城貴司役のなだぎと、杉本みちる役の野呂が担当。まずはキャスト陣が自身の役柄について簡単に説明しながらあいさつしていく中、ナ・イヌはいきなり「皆さん、こんばんみ」と日本語でボケてみせ、早速場を沸かせる。

撮影の舞台裏について話が及ぶと、なだぎと野呂は現場でも見事なコンビネーションを見せているそう。なだぎが「今のところ僕の役は野呂ちゃんとキャッキャしてるだけ」と明かすと、野呂も「一番信頼できるのがここなので」と、すでに全幅の信頼を置いている様子。

また、撮影現場ではアドリブ合戦を展開しているそうで、「私と野呂ちゃんが(シーンの中で)絡んだら、(台本上は)ここで終わりなはずなのに監督がカットをかけないんですよ。カットがかからないから延々喋ってるけど、『明らかにここ使わへんやろ』と思いながら。申し訳ないなと思いながらやってます」(なだぎ)と、キャストを巻き込みつつアドリブを展開していることを明かす。

すると、動物看護師・渡辺功介役の萩原は、「結構大変ですよ。笑ったらそこで(シーンが)終わっちゃうから(アドリブ中は笑いを)こらえてます」と巻き込まれる側の苦労を告白。成田も「利久くんのせりふの前に(二人がアドリブで)バンバン喋り出しちゃって、(萩原が)大切なせりふをなかなか言えないってことがありましたね」と暴露し、なだぎと野呂は若干反省を見せていた。

愛子が勤める弁護士事務所の所長・本澤恵太役の岸谷は、弁護士事務所のセットの素晴らしさを語り、なだぎらそのセットをまだ見れていないキャストには「来ないと損だと思うよ」とアピールする。推しポイントとして「スイーツのビュッフェみたいなのがあるんです」と明かすと、キャスト陣からも驚きの声が。

岸谷は「私(演じる)所長が“スイーツ大好きおじさん”なので、あらゆるスイーツを用意した社員の憩いの場があるんです。美術さんも装飾さんもすごくすてきに仕上げてくれました」とスタッフの仕事ぶりを称賛。

その一方で「普段すごい勢いで現場を動き回っているスタッフの女子たちが、何かその(スイーツの置かれた)あたりに行くとスローになる。ちょっと横目で見ながら、撮影が終わった後何食べようか考えてる」と暴露。スイーツの存在はスタッフにとってもモチベーションの源となっているようだ。

ナ・イヌの“おかしな日本語”祭りに一同爆笑

本作が日本のドラマ初出演となるイヌは、日本での撮影について「皆さんが助けてくれますし、とってもサポートしてくださっているので、韓国と同じように楽しく撮影させてもらっています」とまじめな感想を。そんな物言いに、普段現場で接しているキャストからは「外行きだねぇ」(成田)や「今日はかしこまってるね」(なだぎ)などの声が上がる。

日々さまざまな日本語の言葉を習得していっているイヌは、最近「行きつけ」という言葉を学び、実際に成田や清原の“行きつけの店”も教えてもらったそう。「おかげさまで3カ所も行きつけができました」と笑顔を見せる。

そんなイヌに対し、野呂は「この人は誰？」となだぎを指しながら問いかける。するとイヌは「ディラン・マッケイだ」となだぎの往年のネタを披露。なだぎは「誰が教えたんやそれ！」とツッコみながらも、自転車を降りる際の足をピンと伸ばしたポーズで応えていた。

また、成田が「最近はCMソングにハマってるよね？」と話を振ると、イヌは「明日があるさ」のサビを歌い出す。「これがポジティブな方のCMソング。ネガティブな方もね？」という成田のさらなるアシストに、イヌは「帰りた～い、帰りた～い、温かい我が家が待っている～♪」と某住宅メーカーのCMソングを口ずさみ、一同を笑わせる。なだぎは「完全に撮影が延びてる時に教えたやろ」とツッコみ、野呂は「歌にしたら気軽に言えますもんね～」と共感を示した。

「(間が空いて)久々に現場に行ったりすると、(日本語で)すごくいろいろ言ってくれるんだけど、変な言葉ばっかり覚えてる」という野呂の指摘に、イヌは「いい言葉も学びましたよ？ 『きれいな女性』」と反応。すると野呂は「皆さん気をつけてください。むやみやたらに言ってますからね」と、役柄同様のプレイボーイぶりに警戒感を示し笑いを誘う。

その言葉に「僕があまりにも変な日本語ばかり話すので、(清原)果耶さんが『変な言葉だけじゃなくきれいな言葉も使わなきゃダメですよ』と『きれいな女性』という言葉を教えてくれました。でも果耶さんが言ったんです。『誰に対しても使っていい』って」(イヌ)とまさかの告白。

続けてイヌは「だから野呂さんに最初に言ったんです。でも、野呂さんは『うそつかないで！』って嫌がってましたね」と振り返り、野呂も「謙遜もしつつ、『騙されないぞ！』って言った覚えがあります(笑)」と認めていた。そんなイヌのお茶目な振る舞いが、本作の現場を明るくしているようだ。

スペシャルゲストの登場にキャストと観客がウットリ

会見の後半では、愛子の愛犬・サクラと、快の愛犬・将軍がスペシャルゲストとして登場。本作に欠かせないキャストである2匹の登場にキャストの表情も思わずほころぶが、サクラがなぜか客席にお尻を向けた体勢を取り続けたため、清原が「こっちだよ」と促す場面も。

サクラや将軍との撮影について、清原は「もう本当に癒やしでしかないです。守りたい(という思い)に尽きます」とコメントし、成田も「幸せだよね」としみじみ。なだぎから「ウチの子のここがすごい！ っていうところは？」と質問が飛ぶと、清原は「全部ですかね」と即答し、成田も「本当に何でもできます」と愛犬の芸達者ぶりを強調した。

将軍との撮影について、なだぎが「先日の撮影でも、ここで止まらないといけないという場所でピタッと止まるんですよ」と明かすと、野呂も「顔も演技できているんですよね。すごいよね本当に」と驚いた様子。成田は「(将軍が)心配して見に来るというシーンで。トコトコと歩いてきて本当に心配するような顔をしていて。多分そろそろ喋ります(笑)」と、将軍の犬離れした演技力を絶賛した。

そんな中、突然将軍が床に伏せをした体勢を取ると、その愛らしい姿に客席からもウットリしたような歓声が上がる。その様子に成田は「本当に現場でもこの声が出ますね。『はぁ～…』っていう声がカメラの後ろから聞こえてきます(笑)」と暴露。野呂は報道陣に対して「(今のうちに)写真、撮っちゃってくださいね」と、将軍が見せた“サービスショット”の撮影を促していた。

最後に、清原がキャストを代表してあいさつ。「本日は短い時間でしたが本当にありがとうございました。かわいいたくさんのワンちゃんたちと、素敵なスタッフ、キャストの皆さまと、この夏イチの爽やかなラブストーリーを撮影しております。ぜひ放送まで、もうあと少しなので、楽しみにお待ちいただけるとうれしいです」と観客に語りかけ、会見を締めくくった。