小泉今日子“千明”への中井貴一“和平”の名言に“キュン”として終幕＜続・続・最後から二番目の恋最終回＞

2025.06.24 15:41

小泉今日子と中井貴一がW主演を務める月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系／FOD・TVerにて配信)の第11話が6月23日に放送された。放送開始直後からSNSに「終わらないで」の声が上がった最終回。セカンドライフを模索してきた千明(小泉)と和平(中井)が答えを出した。(以下、ネタバレを含みます)

11年ぶりに復活「最後から二番目の恋」の第3期

本作は、古都・鎌倉を舞台に、テレビ局のドラマ制作部に所属する吉野千明(小泉)と、市役所の観光課で“指導監”として働く公務員・長倉和平(中井)の恋を描いたロマンチック＆ホームコメディー。

2012年1月期の連続ドラマ「最後から二番目の恋」、同年11月のスペシャルドラマ「最後から二番目の恋2012秋」、2014年4月期の連続ドラマ「続・最後から二番目の恋」に続く第3期目で、第2期から11年後を描く。

キャスト陣は、長倉家の次男・真平役の坂口憲二、次女・万理子役の内田有紀、長女・水谷典子役の飯島直子も続投。

脚本も、第1期、第2期と同じく、岡田惠和による完全オリジナルとなる。

還暦が近づく千明、和平との恋路は？

第3期は、千明が59歳、和平が63歳に。千明の還暦までのカウントダウンと共に、2人の恋を含む“セカンドライフ”をどうするのかに焦点が当てられてきた。

冒頭、和平の娘・えりな(白本彩奈)は、和平が千明のことを好きだと確信していたが、「でも、怖いのかな。大好きな人を失うのが」と恋人の優斗(西垣匠)に語っていた。えりなの母で、和平の妻が亡くなったとき、和平が「なんにもなくなっちゃったような顔」をしていたことを覚えているのだ。

そんな和平と千明はセカンドライフをどう歩み出すのか。SNSには期待の一方で、「終わっちゃう」「終わらないで」と嘆きの声が入り混じった。

和平と千明の「シラフの約束」にキュンが止まらない！

和平は一度断った鎌倉市長選に立候補することになったが、惜しくも落選。しかし、新市長に依頼されて副市長になった。千明はというと、定年で会社を退職し、新しい世界に飛び出していくことを選んだ。鎌倉の自宅をオフィスにして、自分でドラマ制作の会社を立ち上げることに。

千明の還暦誕生日を祝った夜、2人きりで酒を飲む千明と和平。不意に千明が「むか～し、プロポーズしたこと覚えていますか？」と問いかけた。当時はベロベロに酔っぱらっていた2人。互いに相手は絶対に覚えていないと思っていたのだが、ちゃんと覚えていたことにどことなく声が弾む。

千明は「結構ちゃんと大好き」と伝えつつ、「誰かと別れるとか、そういうことがちょっと怖い」と打ち明ける。和平もそれに共感した。

「このままでも、隣にいてくれますか？」と言う千明に、「もちろん」と答える和平。ただ、和平は「シラフの約束」をしようと提案する。

「いつか、心がとけて、怖さが薄くなったら、一緒に暮らしましょう。起きた時、すっぴんのあなたがいる暮らしがしてみたい」。

千明は照れながら、「いやぁ…うん、別に、別にいいよ」と返事を。そして、指切りをして、旅行する話でも盛り上がった。

エンドロール後の2人のキュンキュンするやり取り。視聴者からは「和平さん、最高のプロポーズです」「セカンドプロポーズかっこよすぎる」「尊い」「この2人はそういう関係が1番合ってるんだよ」「和平かっこいいし、千明かわいい」など反響が寄せられた。

万理子らも第二の人生を歩み出す

他の面々も第二の人生をスタートさせた。典子は夫の広行(浅野和之)とキッチンカーの仕事を始め、脳の病気が完治した真平は妻・知美(佐津川愛美)への愛と共に双子の子育てとカフェナガクラの仕事も頑張り、えりなは優斗との旅を楽しんでいる。知美の母・秀子(美保純)は新しい恋をしているようだ。そして、万理子は、フリーの脚本家として千明以外のプロデューサーとも仕事できるようになり、図書館で脚本教室の先生も務めるように。

また、和平に恋していた律子(石田ひかり)と千明に恋していた成瀬(三浦友和)は、ちゃんと失恋をして気持ちに区切りをつけ、それぞれ友達として付き合うように。

千明と和平以外のその後にも心温まる最終回。続編やスピンオフを希望する声も高まっている。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部