作者・珠奈ににこさんの幼い頃は両親のケンカが絶えなかった…

新人女性漫画家でVtuberになった作者の過去…悲惨な毒親の描写に「考えさせられた」の声【漫画】

2025.06.17 18:40
作者・珠奈ににこさんの幼い頃は両親のケンカが絶えなかった…

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。

今回は、家庭環境(毒親)が災いして性欲が強くなりすぎた自身の体験を包み隠さず描いた強烈エッセイ『新人女性漫画家がネットセックスに沼ってVtuberになった話』の作者・珠奈ににこさんに注目し、同作の第7話にあたる『【夫婦喧嘩の仲介役だった子供】時代の話』をご紹介しよう。

以前珠奈さんのX(旧Twitter)に、毒親について描いた第7話がポストされると、4000を超える「いいね」が寄せられている。そこで珠奈さんに、『新人女性漫画家がネットセックスに沼ってVtuberになった話』や『【夫婦喧嘩の仲介役だった子供】時代の話』について話を伺った。

毒親の影響で精神に傷を負うことに…

――毒親の影響により、不安と性欲で心のスキマを埋めていた珠奈さんは新人漫画家ながらも、なぜかVTuberになった。そんな珠奈さんは、現在の自分を形成した両親について振り返る。

珠奈さんが幼い頃、家庭は両親のケンカが絶えない日々を過ごしていた。彼女はいつの間にか「父と母の間を取り持つこと」という役割を担うようになり、そして、この立ち位置に安心感を求め、「親の気持ちを汲み取れる子供」を演じ切ることに徹し…。

読者からは「ツラい過去だけど、丁寧な描写のおかげで過程が分かりやすかった」「毒親というテーマなので、とても考えさせられた」などの反響が寄せられている。

作者・珠奈さん「人生の一部をピックアップした漫画です」

――『新人女性漫画家がネットセックスに沼ってVtuberになった話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

エッセイを書き始めたのは、漫画家の先輩がエッセイ本を出したのに影響されたのがきっかけです。その中で自分の苦しかったことや苦くも甘くもある出来事を改めて思い出し、ぐるぐると抱えているぐらいなら、「いっそ丸ごと作品にしてしまえ!」と思い、この作品の原稿にとりかかりました。

――『【夫婦喧嘩の仲介役だった子供】時代の話』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

この回は子供のころから大人になるまで一気に突き進む回なので、その時々の「居場所」「役目」の描き方にこだわりました。もし「なんだか共感するな」という方がいたら、「ここにもいるよ!」と手を振って届けられたらいいなと思ってます。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

心のピースがメキッと折れてしまうページです。苦しかった時の声や限界に達してしまった心を忠実に描こうとしました。丁度連載の真ん中らへんにあたる話なので、そこから回復していく物語を本で引き続き読んでもらえればいいなという願いを込めました。

――今後の展望や目標をお教えください。

この漫画は私が26歳の時を中心に子供頃に戻ったり、自分を俯瞰して改めて考えてみたりして描いた人生の一部をピックアップした漫画です。なので、機会があれば人生の他の部分をピックアップして、時には苦しみへ真正面から取り組んでみたり、時にはちょっとした出来事を笑い飛ばしてみたりして描けていけたらいいなと思います。

――読者へメッセージをお願いします。

5月28日に単行本が発売されたので、ぜひチェックしてください!この漫画を描いて「自分にも似たところがあるかも」とコメントをいただくことが多々ありました。そういう方には寄り添って、「ぜんぜんわかんない!」って方には笑い飛ばして読んでもらえればうれしいです。

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