SUPER EIGHT安田章大、大病経ての舞台は「自分自身の生き方を投影」開幕控え意気込み語る【愛の乞⾷/アリババ】
2025.06.14 04:00
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SUPER EIGHTの安⽥章⼤が6月13日、新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』(6⽉14⽇〜7⽉6⽇@新宿 花園神社境内 特設紫テント)の囲み取材に、演出の⾦守珍とともに出席。開幕を控えた心境を語った。
安田章大、開幕を控えた心境語る
本公演では、唐⼗郎主催の状況劇場における数々の名作の中でも、康⼗郎作品の原点ともいうべき初期作品の1970年初演「愛の乞⾷」と、1966年初演の「アリババ」の2作を連続上演する。舞台の開幕を控えた心境を聞かれた安田は「唐さんが喜んでくださることが、まず第一だと思っていまして」と語り「どれだけ世間の皆様から賛否両論をもらえるかどうかというところが、唐十郎さんが一番喜んでくださるポイントなのかなと思っています」とコメント。「アイドルがアングラの世界に足を突っ込む。そうすることによって、どんな化学変化が起きて、いろんな情報がぐるぐる回り始めて、世間が賑わってくれるのかという。やはり唐さんが60年代とか70年代に、その時には金さんも一緒にいらっしゃったと思うんですけど、学生運動がある中で、渦巻く渦巻く渦巻くという、本当にいろんなものが起きていた時代だったので。そういうエネルギーがたぎっている時代を、令和にもう一度呼び寄せられたらなと思っている次第です」と意気込みを語った。
2017年に脳腫瘍の一種である「髄膜腫」を患い、開頭手術を受けて復帰した経緯がある安田。「どんな風な演じ方をしていくのか、それが特に際立つ作品たちだろうなという風に思うので。唐十郎さんの戯曲だからこそ、そして新宿梁⼭泊さんのステージだからこそ、自分が発揮できる自分の肉体を使った表現の仕方、大病を患った後の表現の仕方、そして3rdステージに入った、3rdライフに入った自分自身の生き方を投影しながら、どれだけ唐十郎さんの持っている戯曲の輪っかと、僕が持っている人生の輪っかをリンクさせて、挟まった間のところの色を、より濃くできるのか、そして深さを持てるのかというところを、しっかりと新宿梁⼭泊の皆様と一緒に作っていけたらなと思っています」とも。
「一人で作るものじゃないのが、やはりステージなんだなという風に、テント設営のど頭から見ていて思いました。なので皆さん、僕が出ている公演もそうですし、若衆の皆様の公演もぜひ足を運んで下さい。この演劇は、見るのではなく体験型だと思います。ぜひお待ちしております」と呼びかけていた。(modelpress編集部)
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