国仲涼子、生理は「誇らしいことなので隠すことはない」 2人の息子たちにも「教育の中で伝えていければいいのかな」と母の顔

2025.06.13 15:35

俳優の国仲涼子が6月13日、都内で行われた『「OiTr」サービス説明会＆公認アンバサダー就任発表会』に出席した。

アンバサダーの任命状を受け取り「職場でももう少し気軽に話せる環境であってほしい」

「OiTr（オイテル）」は、全国の商業施設や交通機関、公共施設、オフィス、学校などの女性個室トイレに、生理用ナプキンを常備・無料提供する日本初のサービス。生理に関わる健康や生活上の困難を社会全体で支えるべき課題と捉え、生理のある人が抱えるさまざまな負担を少しでも軽減したいという思いから「トイレットペーパーのように、個室トイレに生理用品が行き届く社会」を実現すべく誕生した。

同サービスの公認アンバサダーに就任した国仲は、同アンバサダーのオファーを聞いた際の心境を尋ねられると「今の年齢が40代後半なので、その時期にそういうお話が来たというのは、すごく意味のあることだなと思っていますし、30代なら生理に関することをこうやってみなさんの前でお伝えするというのはなかなかできなかったんじゃないかなというのもありました」と吐露し、国仲自身も生理に関して悩みがあるそうで「生理痛がひどかったり、体調が変わるとか、女性はメンタル的な部分でも悩むことでもあるんですけど、なかなか人に相談できず、女性の中では自分で受け止めて自分で解消する雰囲気になっているので、そこを正面から向き合ってくださるオイテルさんが、こんなことをしているんだとすごく感動しまして、それに私も協力したいなと思いまして、アンバサダーに就任できたことをうれしく思っています」と笑顔で語った。

そして、アンバサダーの任命状を受け取ると「生理にまつわる問題、そして悩みというのは人それぞれなんですけど、なかなか身近な人に言いづらいとか、そういうものって日常であると思うので、職場でももう少し気軽に話せる環境であってほしいなとか、急に生理がきたときに相談できる人が近くにいると、心のゆとりができるのでいいなと思います。オイテルのサービスが当たり前になってくれたら私もうれしいなと思うので、微力ながら協力できることはしますので、よろしくお願いいたします」と意気込んだ。

「男性の方がもう少しだけ生理のことを知っていただけるとうれしい」

また、生理であることを言いづらいという雰囲気の原因について聞かれた国仲は「いつの間にか言ってはいけないもの、隠さなきゃいけないものになっていて…」と言い、「お仕事ができないくらい体調が悪くなる方もいらっしゃいますし、メンタルが落ち込んで何もなくても涙が出てきたり、1カ月に1回なんですけどすごい状態になるんですね。そういうことを女性から職場だったり目上の先輩たちになかなか言いづらい話題だと思うので、男性の方がもう少しだけ生理のことを知っていただけるとうれしいのかなというのが私の意見です」と言葉に力を込めた。

さらに。生理について家族やパートナー、職場の人間にどう伝えるべきだと思うか追及されると「家族の場合は一緒に暮らしているので、なんとなく察してくれたり、今日お母さんイライラ気味だからなんか違うなって察してくれていると思うんですけど（笑）、“自分から言うのもな…”というのもあって、そっとしておいてほしいというのもありますけど、教えてあげるのもいいかなと思います」と提案し、「例えば子どもにこういう生理の症状があるんだよとか、すごくイライラしたり、涙もろくなる人もいるんだよということを、ちょっとでも知ってくれるといいのかなという気がします」とコメント。

加えて、国仲は「私は(子どもが)男の子2人なので、まだ詳しいことは話していないんですけど、女性の体と男性の体の違いをこれから先、教育の中で伝えていければいいのかなと思っていて、生理というのは誇らしいことなので隠すことはないと思いますし、大人の女性の体になったんだよというのを伝えるべきなんじゃないかなと思っていますね」と母の顔をのぞかせた。

◆取材・文＝風間直人