ガルフ“アティット”が帰国前に「一生の思い出」とコメント、「ひと言なのに全部伝わる」と視聴者感嘆＜トウキョウホリデイ＞

2025.06.13 12:40

タイ出身の俳優ガルフ・カナーウット(Kanawut Traipipattanapong)と瀧本美織がW主演するドラマ「トウキョウホリデイ」(毎週木曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系ほか／Lemino・TVerにて配信)の第11話が6月12日に放送された。アティット(ガルフ)の帰国前のコメントが、桜子(瀧本)の決意の最後の一押しとなった。(以下、ネタバレを含みます)

タイの人気俳優と甘味処の一人娘が恋に落ちる

同ドラマは、仕事に追われ大切なものを見失いかけているタイの国民的俳優が、異国の地・日本でヒロインと出会い、恋に落ち、大切なものや本当の幸せを見つめ直していくオリジナル逃避行ラブストーリー。

インスタフォロワー500万人超えのタイ出身の俳優・ガルフが日本ドラマ初出演にして初主演。“微笑みの王子”の愛称で国内外から愛されている人気俳優・アティットを演じる。

一方、瀧本が演じるのは、骨折で入院している父親に代わり、長年地元で愛されている甘味処「とき和」を一人で切り盛りしているヒロイン・石田桜子。

現代版「ローマの休日」のような物語が展開する。

桜子が「ワクワクするほうに」歩み出す決意をする

父・俊夫(風間杜夫)とけんかして、家を飛び出した桜子。幼なじみのみなみ(岡本夏美)は、桜子のことを理解しつつ、「いま桜ちゃんが逃げてるのって、自分自身なんじゃない？それじゃあ。いつまでたっても縛られたままだし、確かに苦しいと思う」と指摘する。

また、家に戻ると、俊夫から親心で心配のあまり言ったことが縛り付けてしまったかもしれないと謝られ、「迷ったときは、ワクワクしたほうに行け！」と言われた。

桜子は、恋人の隼人(葉山奨之)に心の中に残るアティットへの思いを打ち明ける。「恋って言われたら…うん…そうなのかもしれない」と。そして「ワクワクするほうに、胸を張って、歩き出してみたい」と語った。

アティットが帰国前に語った言葉に感動

一方、アティットは日本での仕事を終え、タイへ帰ることに。空港で日本のマスコミから思い出を聞かれたアティットは、「人との出会いのかけがえのなさを知りました」と話し始めた。

ファンやスタッフへの感謝もしつつ、「そして何より忙しくて忘れていた大切な気持ちを思い出しました。それは、この人生は僕のものだということです。だから、僕は酸いも甘いも味わって生きてみたい。そのことを日本に来て学びました。この東京での出会いは僕にとって、“一生の思い出”」と告げた。

「一生の思い出」だけは日本語で答えたアティット。それはエスケイプしていた日々の終わりに桜子と東京観光したときに言った言葉。もう会えない桜子への密かなメッセージだった。

その動画を見た桜子は、自分の心の中の“ワクワク”を信じて、夢だった海外へ行くことを決意する。英語でSNSにその思いをつづる中で、弱気になったら思い出す言葉としたのは「きっと大丈夫」。タイ語では「マイペンライ」。最初にアティットと会ったときに言ってくれたことだ。

アティットと桜子にとって、たった数日間だが、自分の人生を生きるための大きな出会いだった。視聴者からは「『一生の思い出』に込められたアティットの気持ち　ひと言なのに全部伝わった」「2人だけに分かる合言葉」「恋愛だけでなく家族愛、友情に泣かされました」「心に沁みる回だった」「二人がどんな道を選択していくのか楽しみ」といった反響が寄せられた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部