警察一家が次々と起こる難事件に挑む…“家族の絆”も描かれる犯罪ドラマ「ブルーブラッド～NYPD家族の絆～」を紹介

2025.06.05 12:00

トム・セレック主演、ニューヨークで発生する事件に立ち向かう一家の様子を描いた犯罪ドラマ「ブルーブラッド～NYPD家族の絆～」。動画配信サービス・Huluでは、本作のファイナルシーズンとなるシーズン14を4月25日より9カ月見放題独占配信中(※シーズン1～13も見放題配信中)。そこで本記事では、シリーズ全体の概要や、シーズン14の見どころについて紹介していく。

「ブルーブラッド～NYPD家族の絆～」とは

欲望が渦巻く巨大都市・ニューヨークを舞台に、ニューヨーク市警察・NYPDの警察官ファミリーであるレーガン一家がテロ、誘拐、麻薬事件などの難事件に立ち向かっていく本作。祖父・ヘンリー(レン・キャリオー)は市警トップの本部長で、現在は息子・フランク(トム・セレック)が同じ役職に就いている。また、フランクの長男・ダニー(ドニー・ウォールバーグ)は特捜課の刑事、末っ子・ジェイミー(ウィル・エステス)もパトロール警官として活躍。さらに、長女・エリン(ブリジット・モイナハン)は、地方検事補として法秩序の維持に努めている。

本作では刑事ドラマによく見られる“ド派手なアクションシーン”はないものの、奇抜な設定とスリリングなストーリー展開で多くの視聴者を魅了してきた。シリーズを通してレーガン一家がニューヨーク市民を凶悪犯罪から守るため力を合わせていく…という、“犯罪捜査ドラマ”と“ファミリードラマ”を掛け合わせた異色な作風となっている。

アメリカで2010年9月より放送が開始されると、シーズンを重ねるごとに視聴者数ランキングを伸ばし、アメリカの“長寿ドラマ”として人気を集めた。大都市・ニューヨークで実際に起きている問題に迫るストーリーや、普遍的なモラルや良識を信じるレーガン一家の不屈の精神は、国民から大きな共感を得ている。

物語を彩る豪華キャスト＆制作陣に注目

警察一家が主人公という点が特徴の本作では、物語を彩る豪華なキャスト陣にも注目したい。フランクを演じたのは「私立探偵マグナム」で知られるトム・セレック。そして、長男・ダニー役を「シックス・センス」のドニー・ウォールバーグが、長女・エリン役を「ジョン・ウィック」シリーズのブリジット・モイナハンが、末っ子・ジェイミー役を「ダークナイトライジング」に出演したウィル・エステスが務めている。

彼らが演じる警察一家が“正義”“伝統”“誇り”を胸に、さまざまな犯罪を取り締まっていく姿は最大の見どころと言えるだろう。

また、製作陣にはマフィア家族の悲哀を描いたドラマ「ザ・ソプラノズ哀愁のマフィア」でエミー賞最優秀賞脚本賞に輝いたミッチェル・バージェス＆ロビン・グリーン夫婦が起用されている。家族愛やヒューマンドラマを得意としている2人によって描かれた“レーガン家の絆”にも注目だ。

レーガン一家の最後の試練が描かれるファイナルシーズン

ファイナルとなるシーズン14は、アメリカで2024年2月より最初の10話が放送され、残りの8話は同年秋に放送されるという“2部構成”になっている。また、本シーズンを含めると最終的には293話にものぼり、アメリカ放送局CBSの脚本付きシリーズとしては、“歴代トップ10”に入るほどの長寿ぶりを見せている。

そんな本シーズンでは、レーガン一家に与えられる最後の試練が描かれる。潜入捜査が進むにつれ、フランクをはじめとする家族たちの関係性やキャリアなどがどう変化していくかが見どころだ。さらに、本シリーズで見納めとなる同ドラマの象徴的な“家族揃っての夕食シーン”もより一層感慨深くなり、視聴者の心を揺さぶることだろう。