山崎紘菜“アカリ”が「女性に風俗が必要？」に答えを出した最終回、視聴者から「優しさが詰まってる」の声＜ジョフウ＞

2025.06.04 11:36

山崎紘菜が主演を務めるドラマ「ジョフウ　～女性に××××って必要ですか？～」(毎週火曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系／Lemino・TVerほかにて配信)の最終回となる第10話が6月3日に放送された。回を重ねるごとに成長していったアカリ(山崎)。女性用風俗に対して一つの答えを見つけた。(以下、ネタバレを含みます)

“女風(ジョフウ)”のリアルを描くお仕事ドラマ

同ドラマは、ヤチナツ氏の著書「真・女性に風俗って必要ですか？～女性用風俗店の裏方やったら人生いろいろ変わった件～」(新潮社)が原作。女性用風俗店＝ジョフウのリアルを、裏方として働くことになった主人公・藤崎アカリ(山崎)を軸に明るく健やかに描く。

最初は男性セラピストと女性客のマッチングに四苦八苦するアカリだったが、個性豊かなセラピストたちと協力し、多岐にわたる客の悩みに寄り添い、成長していく。

アカリが働く女性用風俗店「パラディーソ」の店長・柳楽を山崎樹範、内勤として働くアカリの先輩・ミホを久住小春、セラピストの指導係・深田翔子を遊井亮子、アカリに「パラディーソ」を紹介する親友で漫画家のサツキを柳ゆり菜、アカリの彼氏・ヒロキを井上雄太が演じる。

セラピスト役は、NO.1のリオを別府由来、NO.2のレンを笠谷朗(ON FLEEK)、よきお兄さんキャラのユタカを白戸達也、全人類のヒモと呼ばれるマルニを松本大輝、マジメな新人・タロを藤林泰也、レンに憧れている若手のリリーを世古口凌、お調子者の新人・コスモを渋江譲二、現れると後光が差す不思議な存在感のゴコウを橋本淳が務める。

アカリが癒やしを求めてジョフウを実際に利用する

ヒロキからの雑な扱いに別れを決意したアカリ。勢いで家を飛び出し、癒やしを求めてジョフウを利用することに。

やって来たのは、他店のセラピスト・カイ(SUZUKI／WOLF HOWL HARMONY)。アカリは、性感マッサージはなしで話を聞いてもらうだけと希望する。

「やっぱりセラピストって大変だよね？病んだりとか…」と、ネットの炎上から音信不通になっているリオを思いながら尋ねると、カイは自分も年一回病むことがあると言う。だが、炎上などでというより「こんな仕事してていいのかなぁ」と思うから。「この仕事って対症療法じゃん？90分だけ笑顔にして、お金もらって。ほんとは俺、何にもできてないのにって思うもん」とカイ。

アカリは内勤の経験から「そんなことないよ、助かってるユーザーさんいるよ」と逆に励ますのだった。

カイはそんなアカリに感謝しつつ、性感マッサージなしでいいのか「ホントに？」と何度か問い掛ける。次第に答えに窮するアカリがかわいかった。

「ジョフウって必要？」にアカリが出した答え

その経験を経て、ミホが退社するため仕事に奮闘するアカリ。

ゴコウの動画配信を見て、女性の体について教えてほしいという男性客からの新たな依頼に対応したり、ロング予約でハワイに行っていたマルニは日焼けし、同じく韓国に行っていたレンは見た目が少し変化し、宣材写真の撮り直しかと悩んだり。そこに翔子が、仕事復帰で頑張り過ぎて倒れかけていたリオを連れて現れ、アカリは心配する。

それをよそに、マルニ、レン、リオの売り上げを手にして喜ぶ柳楽。すると、翔子が柳楽を叱る。忙し過ぎるアカリの状況を分かっていたのだ。「経費で他店のジョフウでも行ってストレス抜いてきたら」と翔子が助言し、柳楽も「経費をお使いください」と言うと、先日のカイに払った請求書を取り出すアカリ。

レンに「どうだった？」と聞かれ、アカリは話だけしたと明かし、みんなに疑いの目を向けられながら、その後のことはごまかしていた。

その後も、初めてのロング予約で延長が繰り返され、息苦しくなったタロをフォローし、アカリは一段と頼もしく仕事に邁進(まいしん)する。

事務所で開かれたミホの送別会の日。柳楽に「女性に風俗が必要かどうか、分かったか？」と問われると、アカリは「必要な人には必要です！」と答えるのだった。

視聴者からは「アカリちゃんの出した答えにこのドラマの優しさがギュッと詰まってるな～って思った」「ほっこりとほろりが詰まってた優しい世界」「タイトルとテーマに驚きましたが、毎週どんな人がどんな理由でこの時間を求めるのか学びも多かった」などの感想が寄せられた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部