

『MADDER』刑事役・武田梨奈が語る緊迫の現場と“正義感”演技の裏側「事件に誰よりも真っ直ぐに向き合う存在」
偏差値78超の天才高校生・仲野茜(五百城茉央)が、ある殺人事件の犯人と思われる青年・黒川悠(山村隆太)と出会い、学校で小さな事件を起こしたことをきっかけに、やがて日本を震撼させる連続殺人事件に発展してしまうミステリーエンターテインメント「MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です」。ドラマも後半に差し掛かり、ますます様々な謎が交差する本作で、連続殺人事件を追う警視庁捜査一課刑事の梶谷美和を好演する武田梨奈に、本作の撮影エピソードを中心に話を聞いた。
――ドラマ「MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です」は序盤から予想の付かない展開で、中盤では殺人事件の犯人と思われる黒川悠(山村隆太)があっさりと自首。それを解せない主人公の仲野茜(五百城茉央)が事件の真相を探る中で、次々と新たな謎が浮かび上がります。
武田 最初に企画書をいただいた段階で、各キャラクターの人物像は何となく見えていたんですが、台本を読み進めていくと、想像を超えた展開で、後半に行くに従って、さらに事態は大きく変化していくので、どんどん引き込まれました。前半、私が演じる梶谷の登場するシーンは1話につき1シーンなので、生徒側のシーンは全く想像できなくて、完成したドラマも一視聴者の気持ちで楽しめました。最初から、「明らかにこの人は怪しいだろう」という人を全面的に出してくるんですが、そこからどうやって事件が膨らんでいくのかが大きな見どころですね。
――中盤から茜と梶谷の関りも増えていきます。
武田 最終話に向けて梶谷も大きく関わってくるのですが、学園の若者たちが、どうこの事件に関わっていくのか、最後まで先が読みづらい展開です。
――梶谷はどんな人物像でしょうか。
武田 正義感が強くて、事件に対して誰よりも真っ直ぐに向き合っている人物です。梶谷の人間らしさや私生活も垣間見えてくる瞬間があって、事件を追うシーンの中でも、その人物像が浮かび上がるように表現したいと考えていました。
――立ち振る舞いなど、役作りで意識したことはありますか?
武田 企画書に書かれていた年齢設定が40代だったんです。作品の中で具体的な年齢は描かれていないですが、監督が「気持ちとしてはベテラン感のある刑事」と仰っていたので、物怖じせずに、どっしりと構えた刑事を意識して演じました。
――過去にも刑事役を演じたことはありますよね。
武田 何度かやらせていただいていて、これまでは上司がいる役が多かったのですが、今回は濱正悟くん演じる部下の森野がいるので、立場が少し違います。森野と1対1で話すシーンも多かったので、一つひとつの言葉に説得力を持たせるように心がけました。
――梶谷と森野の掛け合いは、お二人の息が合っていて最高です。
武田 森野との掛け合いはコミカルなシーンもあるんですが、最初に頃安祐良監督とお話したときに、「コントっぽくなり過ぎないようにしつつもテンポ感は大事にしたい」と仰っていて、そのバランスは濱くんと相談しながらやっていました。私たちのシーンは事件に関する考察も必要なので、高橋栄樹監督、畑山創監督とも「このシーンは、どこまで事件のことを分かっている前提で話せばいいのか」といったことを話し合って調整しながら演じました。
――濱さんとの共演は3回目ですよね。
武田 3回目なので相談しやすかったですし、濱くんも自由に演じてくださったので、良い空気感を作りやすかったです。
――普段の濱さんの飄々とした雰囲気が出ていますよね。
武田 梶谷と森野の関係性が、普段の私たちと近いなと感じるところもあって(笑)。濱くんがボケて、私がツッコむというようなことは日常でもあるんですよね。以前、頃安監督の映画『ナポレオンと私』(21)で共演して、たまに作品に携わった方々とお食事をすることがあるんですが、濱くんはお酒を少し飲むと、私のことを「兄貴」と呼ぶんです。そのたびに「姉貴な!」とツッコむ、そんな関係が先輩・後輩という設定にも近いところがあるのかもしれません。
――主人公の仲野茜を演じる五百城茉央さんの印象はいかがでしたか。
武田 常にかわいらしかったです。関西出身で、ところどころに関西弁が出るのもかわいいんですよね。役の関係上、にこやかに話す場面は少ないですし、年齢も離れているので、どういう距離感で接したらいいのかなと思いましたが、実際にご一緒するとすごく人懐っこい方なんです。緊迫感のあるシーンが続く中でも、カメラが回っていないところではリラックスしてお話ししてました。
――撮影現場はどのような雰囲気でしたか。
武田 前半は警視庁本部のシーンが大半だったので、和やかな雰囲気もありつつ、集中力を切らさないように意識していました。後半につれてどんどん重いシーンになっていくので、常に緊迫感があったのですが、コミュニケーションが取りやすい環境だったので、居心地が良かったですね。学園内でのシーンでは、すっかり学生役の方たちが本当のクラスメイトのように仲良くなっていたので、見ていて微笑ましく感じました。
――最後に終盤に向けての、ドラマの見どころをお聞かせください。
武田 殺人事件そのものが大きなテーマになっていて、「悪」を描いています。決して許されることではない悪の中に、「なぜ彼ら・彼女らがそうせざるを得なかったのか」という面も描かれています。人間関係も錯綜しているので集中して見ないといけない作品かもしれませんが、ぜひ最後まで見ていただけたらうれしいです。
「MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です」カンテレ:毎週木曜深夜0時15分~フジテレビ:毎週木曜深夜2時15分~五百城茉央(乃木坂46) 山村隆太(flumpool) 樋口幸平 山下永玖(ONE N’ ONLY)桑山隆太(WATWING) 吉名莉瑠 水野響心 花音 つぐみ ・ 利重剛 ・ なすび イワクラ おかやまはじめ 濱正悟 武田梨奈
脚本:伊達さん音楽:今村左悶主題歌:「CYM」Billyrrom(SPYGLASS AGENT)監督:頃安祐良 高橋栄樹 畑山創
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