山下智久“直輝”が北川景子“莉子”を押し倒し誕生日キス「もう会わないなんて言わないで！」＜ブザー・ビート＞

2025.06.03 12:30

山下智久主演の“月9”作品「ブザー・ビート～崖っぷちのヒーロー～」(2009年、フジテレビ系)が、現在FOD・TVerで無料配信中である。若い男女が素直な気持ちをぶつけ合い恋愛模様が渦巻いていく青春群像劇。ヒロイン・莉子 (北川景子)の誕生日当日、日付けが変わる直前で電話をかけてきた直輝の声を聞いて2人の距離が急接近した第7・8話を紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)

気さくに仲良くしてきた直輝と莉子だが…好意を告白「友だちとは思えない」

ドラマ「ブザー・ビート―」は、プロバスケットチームに所属する気弱だが真っ直ぐな直輝(山下)と、気は強いが素直になれない莉子(北川)が出会い、仲間同士のあつれき、四角関係など愛と友情に悩み、引き裂かれながらも、降り掛かる困難を明るく乗り越えようと奮闘して成長してゆく姿を描く、爽やかな青春ラブストーリー。

第7話。莉子はボストンへ出発する直前の川崎(伊藤英明)から電話で呼び出される。莉子の誕生日が4日後だと知った川崎は、莉子にプレゼントを渡し、渡米していく。アパートに戻った莉子は、親友の麻衣(貫地谷しほり)に、直輝のことが好きだと川崎に言えなかったこと、成り行きで川崎の両親に会ってしまったこと、そして直輝にキスしてしまったことを報告する。一方、麻衣は莉子に、直輝が菜月と別れたことを告げる。

そんな折、直輝は、スーパーマーケットで莉子と出会う。ところが、直輝の姿を見るなり、逃げ出す莉子。直輝は莉子の後を追いかけ、すぐに彼女に追いつく。一緒に公園に来た2人。直輝から「いつまでも友だちでいたいからこの間のことは忘れる」と告げられた莉子は「もう友だちとは思えない」と、素直な想いを伝えた。

莉子が望んだ誕生日プレゼントは“直輝のつくボールの音”

続く第8話。いつもの公園を訪れた直輝は、誕生日を迎えた莉子に電話をかける。莉子は、「誕生日プレゼントにバスケットボールをトントンする音を聴かせて」と直輝に頼んだ。その音で、直輝が近くにいると気づいた莉子は、窓を開け、「もうキスしたりしない、半径5m以内に近づかない！だから、もう会わないなんて言わないで」と叫ぶ。その言葉を聞いた直輝は、莉子の部屋に駆け上がり勢いあまって押し倒し、彼女を強く抱きしめてキスをした。

両想いとなった2人だが、川崎が帰国してけじめをつけるまでは今まで通りの関係でいよう、と誓い合う。一方、菜月(相武紗季)は、廉(金子ノブアキ)が後輩の女性と親しくしていることを知る。直輝は足の痛みも大分治まり、今まで以上に練習に没頭する。莉子の部屋から紙飛行機を飛ばしてもらい、メールアドレスを教えてもらった直輝は、さっそくその喜びを報告した。そんな折、莉子は菜月から食事に誘われる。

第7話で、誕生日の夜にお互いの気持ちを知って、直輝と莉子は幸せを噛みしめている真っ最中といえる。自分の部屋から顔を出した莉子の告白を聞いて、猛ダッシュで直輝が莉子の部屋に向かったシーンは若い男女の抑えきれない愛がほとばしっていた。紙飛行機を使って連絡先を教えるというシーンも良いが、このドラマは絶対音感を持つ莉子が、直輝だけの“音”を感じ取って感情を爆発させるところが、なんともかわいい。好きな人の音や匂い、醸し出す雰囲気すべてが気になってくるという、恋の始まりを上手に描いている。