『異世界最高峰のギルドリーダー』が話題

ギルドをやめたい…無気力主人公×愛が重すぎる最強の仲間達を描いた漫画に「ヤンデレすぎ笑」の声【漫画】

2025.06.03 08:40
『異世界最高峰のギルドリーダー』が話題

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、カドコミで連載中の原作・陽波ゆういさん、漫画・くじらじーおさんの作品『異世界最高峰のギルドリーダー~ギルド最弱の僕だけど、ギルメン全員の愛が重くてギルドをやめられません~』より第2話をピックアップ。

くじらじーおさんが4月10日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、約5,000件の「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、陽波ゆういさんとくじらじーおさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

仲間に愛され過ぎるギルドリーダー

異世界に転生した主人公・クロウは、ギルド「悪魔の凱旋(ナイトメア)」を立ち上げそのリーダーであった。クロウのギルドは気づくと強者揃い、さらに全員がイケメン美女軍団であった。しかし、クロウはギルド内で最弱、しかもとんでもなく残念顔。それがコンプレックスで常に仮面を被るクロウだったが、ギルドメンバーたちは彼のことを崇拝レベルで慕っているのだった。

ギルドメンバーのアルマとラフィアと一緒にダンジョンクエストに挑むことになったクロウ。ゴブリンを倒しながらダンジョンを進むと、突然女の人の悲鳴が聞こえる。クロウが急いで女性の元へ行き冷静に話をするが、アルマが突然彼女を攻撃する。

実は助けを求めていた女性は、多くの冒険者を騙し、狩っていた反社会的ギルド「冥府の葬列(ワイルドハント)」のゴブリンティマ―だった。正体がバレたゴブリンティマーは数百のゴブリンたちを招集。しかし、ゴブリンの大軍を一瞬でアルマとラフィアは倒してしまう。

ゴブリンティマーは、アルマとラフィアが神話クラスの最高装備を持っていることに驚く。それはクロウが持つ特殊スキル「創作(クリエイト)」で作りだしたものだった。

クロウもまた、自身で作りだした武器で戦おうとするが、ゴブリンティマーはクロウがギルド内では戦闘力のない【穴】なのではないか、と指摘する。ゴブリンたちにクロウを集中攻撃するように命令するが、クロウはそのゴブリンたちをあっさりと倒してしまう。ゴブリンティマーは撤退しようとしたものの、アルマとラフィアに攻撃されズタズタに倒される。

「クロくんを侮辱した」

「クロウさんを傷つけました」

とゴブリンティマーに対し怒り心頭の二人は、クロウに言われた通り“殺さない程度”にゴブリンティマーに攻撃を続けた。

無事クエストを終えたクロウ達。ギルドの平均を下げているのは自分であるとの自覚をより強めたクロウは、ギルドをやめたほうがいいのか、と悩みながら帰路につくのだった。

作品を読んだ読者からは、「ストリーもテンポよく進むので読みやすい」「笑顔と手元のギャップよw」など、反響の声が多く寄せられている。

原作・陽波ゆういさん「魅力となるのは何といってもヤンデレたちの暴走っぷり」、漫画・くじらじーおさん「トレンドの異世界ものとは一味違う物になると確信」

――『異世界最高峰のギルドリーダー』は、どのようにして生まれた作品ですか?

陽波ゆうい:元々ヤンデレが好きでそこから生まれた作品です。

十人十色ならぬ、10人中9人ヤンデレのぶっ飛んだコンセプトで書いたら面白いかなと思ったのがきっかけでした。

ちなみに、主人公であるクロウの名前は苦労と9(く)を掛けたりしてます。

くじらじーお:陽波さんの原作web小説を読んだ時、私はこの魅力的なヒロインとの倒錯的でスリリングな物語は、昨今のトレンドの異世界ものとは一味違う物になると確信し、コミカライズをお受けいたしました。

主人公がまったく羨ましくないハーレム物語はそうそうないぞと!

特に漫画版は陽波さんの原作から受けたインスピレーションをもとに漫画向けに大胆な味付け、演出をさせてもらってます。

是非漫画を読んでいただいた読者には原作も読んでいただきたいですね。

――本作を作るうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

陽波ゆうい:本作は『主人公最強!』とは、ちょっと違っておりまして。

もちろん、主人公のクロウにも強さはあるんですが、それ以上に魅力となるのは何といってもヤンデレたちの暴走っぷりです。

悪魔の凱旋《ナイトメア》のギルド名から察するように、とにかくメンバーがヤンデレ。

そんな彼女たちの感情が爆発して、読者の方に「うわっ、来たぞ来たぞ」とニヤニヤしてもらえるような、そんなシーンになるよう常に意識してます。

漫画ではくじらじーお先生の描くイラストと相まって、盛り上がりますよね。

くじらじーお:この作品はヤンデレ要素が強く、ヒロイン達が過度な暴力を度々行使するセンシティブな設定です。

なので、メイン登場人物達のヘイトコントロールにはかなり気を使っています。

ラブコメの側面も強く、主人公クロウとヒロイン達を読者にも好きになってもらい、その恋路を応援してもらえないといけないのでその塩梅ですね。

過度な暴力性を孕んだキャラクターによる恋愛がテーマにある過去作品、例えば「空の境界」や「未来日記」後は「ヘルシング」なんかはかなり参考にしていますね。

――X(旧Twitter)に投稿された第2話のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

陽波ゆうい:やはり、ラフィアとアルマが血だらけの手を伸ばしながら、クロウに向かって「行こうかっ」と爽やかに笑いかけるシーンですね。

前の展開が結構容赦ない描写だっただけに、あのシーンには狂気と愛どちらも詰まっていて、あのギャップこそがヤンデレの醍醐味だと思っています。

くじらじーお:アルマとラフィアが敵を半殺しにしながらクロウとの馴れ初めを語るシーンが特にお気に入りです。

『異世界最高峰のギルドリーダー』という作品の本質を凝縮した作品の縮図的なシーンと考えています。

愛、狂気、暴力、グロ、それを若干コミカルに、ジェネリックに、耐性のない方にも楽しんでもらえる形でお出し出来たかなと思っています。

――X(旧Twitter)の投稿には多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響をどのように感じていますか?

陽波ゆうい:素直にめちゃくちゃ嬉しいです!

ヤンデレって一部の人にしか刺さらないのかな……と思っていたのですが、くじらじーお先生のコメディとヤンデレの絶妙な使い分けもあって、読者の方からは「テンポ良くて楽しい!」「表情が最高!」といった声をいただけているので、今回の反響は原作担当としても嬉しいですし、興味を持ってもらういいきっかけになったのかなと感じでおります。

くじらじーお:もしかしたらこの作品が孕む倒錯感、不健全さはSNSでのバスとは相性が悪いのではと心配してましたが、沢山の反応がいただけたので安心しました。

作品とは読者の反応があって初めて完成すると考えてるので、沢山のツッコミ的なリプ、引用はより作品のエンタメ性を高めてくれたと思います。なので反応いただいた方々を本当にありがたく思っています。

――ご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。

陽波ゆうい:ヤンデレジャンルをもっと広めたいですね!

怖いだけじゃない。時に笑えるような要素まで含んだヤンデレたちの魅力を、いろんな形で届けられたらいいなと。

『異世界最高峰のギルドリーダー』がヤンデレというジャンルに興味を持ってもらえるきっかけになれば嬉しいです!

くじらじーお:この作品のヒロインは俗に言う『ヤンデレ』『メンヘラ』といった、ネガティブな属性をもった人物が多いです。

しかし、そういった属性のネガティブさを跳ね除けるヒロイン達の逞しさ、美しさ、なんならシナジーすらある多くの魅力を描写していきたいと思っています。

『ヤンデレ、メンヘラだけど可愛い』ではなく 『ヤンデレ、メンヘラだから可愛い』 そう、読者の方に思ってもらえればなと、作品を通して、ヤンデレ、メンヘラのネガティブなイメージを和らげそれらの地位向上に貢献出来たらなと思います。

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

陽波ゆうい:ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。

これからもクロウと9人のヤンデレたちが元気に愛ゆえに暴走していく予定ですのでニヤニヤしながら楽しんでいただけたら嬉しいです。

『異世界最高峰のギルドリーダー』を今後ともよろしくお願いします!

くじらじーお:この作品は、常に面白さを更新させており、常に最新話が1番面白い作品です。

今後も常に面白いを更新させていくので、どうか『異世界最高峰のギルドリーダー』の応援をよろしくお願いします!

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