思い出を漫画に…愛猫との暮らしを描いたエピソードが「かわいい」と話題に【漫画】

2025.06.02 18:40

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『ネコまんがまとめ』を紹介する。『人生、闇ありネタあり幸せ変換スイッチを探せ！』(KADOKAWA刊)で知られるも〜さんが、2月22日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、10万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、も〜さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

猫と暮らし始めてからの日常を記した漫画

猫と暮らし始めて、気がついたことや癒されるエピソードがたくさんあるも〜さん。肉球は3つではなく4つであることや、突然の轟音に驚きゲリラ豪雨かと思いきや、猫の爪とぎの音…など、日常を漫画にしている。

仕事をしないと…と思いつつ、猫と遊んだり様子を見たりしているとあっという間に時間が過ぎ、なかなか仕事に戻れないことも。しかし、そんな猫との日常は幸せと癒しだけでなく、新しい発見にも繋がっているようで…。

この愛猫との日常を描いた漫画を読んだ人たちからは、「かわいい」「すべてがツボです」「尊い…」「笑いすぎて腹筋が痛い」など、多くのコメントが寄せられている。

愛猫ち〜ちゃんへの愛が溢れたたくさんのエピソード

――『ネコまんが』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

昔、実家で犬と暮らしていたのですが、当時は写真などもあまり残せていませんでした。もっとたくさん詳細に思い出を残しておけば良かったという後悔があったので、ち〜ちゃんの事は色々とできるだけ形にしたいなと思い、漫画を描きはじめました。

――本作では、ネコのリアルな動きや表情が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあればお教えください。

リアルな動きや表情と言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます。デフォルメする部分もあるのですが、できるだけち〜ちゃんのかわいさをありのまま表現したいという気持ちが強いです。猫は大きく膨らんだマズルが特徴的でかわいいのですが、ち〜ちゃんは基本的にお口が小さめなので、小さくてもかわいさが伝わる表現になるように頑張っています。最近は、毛の表現なんかもこだわって描いています。ち〜ちゃんは、おヒゲが部分的にくるんと縮れているところがあるのですが、大きいコマなどにはこっそり描いていたりするので、見てもらえると嬉しいです。

――『ネコまんが』を描くにあたり、一番時間がかかるネコのパーツがあればお教えください。

元々動物を描くのが苦手なので全体的に苦労するのですが、身体のラインなんかはすごく時間がかかります。色んなアングルで描こうとすると本当に難しいです！キャラクターものの作品は2等身で描くと人気が出やすいそうですが、実際の猫はものすごく身体が長くなったりしますから、表現のバランスが本当に難しいなと思います。猫まんがを描いている方々、皆さんお上手で素晴らしいです!!

――も〜さんの作品は、躍動感があるように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか？

躍動感、ありますか!?嬉しいです！動きや勢いを出したい時は、丁寧にゆっくり線を引くよりも、リズム良くスピードをつけて荒々しく線を引いたりはしています。強弱なども気にしています。ち〜ちゃんの線は割とフラットにしているのですが、ドドドドドーッと勢いよく駆けていく様子なんかは、もう本当にあのままなので！笑　目に追えないような直線で縦横無尽に駆けていくので、それが伝わるように…と、線を選びながら描いています。

――手が動かなくなってしまったときがあったと拝見しました。そのときを乗り越えて今があると思いますが、原動力がありましたらお教えください。

いつまた動かせなくなるかわからないので、自分で調整できる仕事しかないな、他に選択肢がないな、という気持ちもあるのですが…。アシスタント先の先生や、友人、家族、夫、読者の皆様方など、自分の周りの人たちが原動力になっていると思います。「読んだよ」とか「面白かったよ」とか声をかけてもらえると本当に嬉しいし、ありがたいですね。もちろん愛するち〜ちゃんも!!ち〜ちゃんと夫の人生を守り抜く為に頑張りたいです。

――今後、挑戦してみたいジャンルがありましたらお教えください。

手の負担が激しくないものなら、機会があれば何でも挑戦してみたいのですが…、のんびり猫と過ごすとあっという間に1日が終わってしまいますね。創作キャラクターのまんが企画が進行中で、人気の出た子はシリーズ化が決まるかもなので、うまいこといくといいなぁとボンヤリ思っています。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします！

いつも本当にありがとうございます！マイペースで一貫性のない更新ではございますが、皆様に支えられ、おそらく約7年ほどとなりますか、日々の出来事をまんがに描き続ける事ができました。愛猫ち〜ちゃんを迎え、これからより一層楽しかったこと、嬉しかったこと、切なかったことが盛りだくさんになっていくことと思います。(嬉しい事が多めになっていくといいな！)ち〜ちゃん共々、これからもどうぞよろしくお願いします！