【漫画】復讐を果たしたダークエルフが“暇”に悩む！？最強すぎて村人にドン引きされるギャップ戦士コメディに「ほのぼのしました」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、復讐を果たした最強ダークエルフ、今度は“暇”を埋める旅へ出発！ギャップが笑える冒険譚『人生をかけた復讐を終えた、ダークエルフさんは暇を持て余している』をピックアップ。

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作者の納豆まぜおさんが4月4日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、2.5万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、納豆まぜおさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについてを語ってもらった。

「ダークエルフ、復讐完遂のその後」――暇を持て余した戦士の新たな旅路

主人公は、故郷の村を焼かれた過去を持つダークエルフの戦士。長年の修行を経て復讐を果たしたものの、待っていたのは達成感ではなく“暇”だった。空虚な心を抱えながら旅立った彼女のもとに、「弟子にしてくれ」と叫ぶ少女が現れる。

少女は彼女の強さに憧れ、勢いで弟子入りを志願するが、その修行は想像以上に過酷で理不尽。理屈よりも体で叩き込まれる厳しさに耐えながらも、少女は少しずつ成長していく。

一方、圧倒的な戦闘力で村を守ったにもかかわらず、周囲からは「怖い」「引く」とドン引きされるダークエルフ。自らを「別に味方じゃない」と語る彼女は、正義感でも人助けでもなく、ただ「静かな場所が壊されるのを見たくなかった」と語る――。

物語を読んだ人たちからは「始まりの終わり」「子供の笑顔を守ったんだ、それでいいじゃねぇかw」「諦めちゃったw」「屈託のない笑顔で弟子にならないの草」「永い寿命持て余すにはあまりにも濃い過去すぎるんよ」など、反響の声が寄せられている。

「もし復讐を終えたら…」物語はそこから始まった

――『人生をかけた復讐を終えた、ダークエルフさんは暇を持て余している』を創作したきっかけや理由があれば教えてください。

X(旧Twitter)で色々なジャンルの漫画を描いていた時期で、ファンタジーにも挑戦してみようと思い描きました。復讐譚は復讐したら終わりなので、そのあとはどんな風に復讐譚の主人公は過ごすんだろう、と考えていたら生まれました。

――本作のキャラクターはどのように生み出されたのか教えてください。

復讐を人生の糧にして生きてきた主人公(リズ)なので、性格は必然的にクールで冷静なキャラクターになりました。ただ、復讐を終えて、本来のかわいいもの好きの性格が出てきて、それが本人の強さやクールさとのギャップになってるのが魅力だと思っています。

――作画の際にこだわっている点や「ここを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。

ファンタジーなので違和感のあるもの、機械類などは出さないようにしています。

あとは復讐を独力で成しえた主人公の強さは、説得力のある形で描きたいと思っております。

――本作の中で特に思い入れのあるシーンやセリフを理由と共にお教えください。

主人公の話ではないですが、婚活編(電子書籍3巻)に出てくる王子のお妃候補の村娘のエピソードは連載当時反響があり、自分的にも気に入っているエピソードです。

この作品は基本的にはコメディなのですが、このエピソードは熱いものが描けた気がして、そこが気に入っている理由です。

――一から世界観を創り上げ物語を展開していくうえでこだわっている点や特に意識している点がありましたらお教えください。

ファンタジーというと世界観が魅力なのはもちろんなのですが、そのすべてを自分で考えて作ろうとしてしまうと、読者から見て、すごくとっつきずらいものになってしまいます。

なので僕は、ファンタジーRPGの要素(勇者、魔王、レベル、魔法、パーティーなど)を入れ込むことで、とっつきやすい世界観をまず作って、そこからいかに少しだけズラしていくかを考えております。

――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。

この度はこの漫画を読んでいただき、ありがとうございます！

最近はファンタジーばかり描いておりまして、ファンタジーを描くことが心から楽しめていると思います。読者の方と共にファンタジー世界を楽しんでいければ最高だと思うので、ぜひ今後もお付き合い頂けると嬉しいです！