

BLUEGOATSのダイナマイト・マリンが「曲の想い」をマンガで表すー4週連続特別企画 第3弾『君の唄で生きていたい』
4人組アイドルグループの「BLUEGOATS」(ブルーゴーツ)は“青春パンクアイドル”の名の下に、横浜アリーナを満員にするとの目標を掲げている。
「今を生きるということが一生青春」「あなたと私でBLUEGOATS」をコンセプトに、ファンと一体となった熱いライブパフォーマンスで魅せる彼女たちは、メンバー自身が楽曲の作詞を手がけることで、独特の世界観をつくりあげている。
メンバーのダイナマイト・マリンはこれまで、アイドルに懸ける自らの覚悟や思いなどをマンガにしてX(旧Twitter)に投稿。そのマリンが今回、作詞を通じて楽曲に込めた思いをマンガに昇華させた。
本サイトでは4週にわたり、彼女が発表してきたマンガを連載形式で公開。第3週の今回は昨年春に発表された『君の唄で生きていたい』を題材にしている。「アイドルが歌で自分の気持ちを代弁してくれている」というファンの想いをモチーフにした楽曲だ。

「自分が好きなアーティストのライブに行って、共感できる、強くなれたという感覚を持ったことありますか?」
ダイナマイト・マリンは元々、ハロプロをメインにアイドルのライブに通っていた立場。自分自身がアイドルになるまでは、アイドルから力をもらっていた側だという。
「ファンとして参加したライブでは自分が歌っているわけではないけど、気持ちを代弁してくれている感覚になることがありました。BLUEGOATSのライブでも、そう思ってくれてる人がいるかもしれない。そんな気持ちで書いた曲です」
楽曲『君の唄で生きていたい』では、サビで「君の歌で生きていたい」というフレーズが繰り返される。その言葉はマリン自身が聞き手としてライブに通っていた時に思っていたことだ。
「それに加えて、アイドルになった自分自身も同じくらい、目の前にいてくれるファンの言葉や力をすごく大事にしているんだよ、という想いがあります。聞き手とアイドルの両方を経験しているからこそ、この歌詞が書けたのかな」
メンバーのチャンチーによると、YouTubeやSNSでグループのことを知り、BLUEGOATSを好きになるケースが多いという。元々のアイドル好きがBLUEGOATSも好きになるというより、「BLUEGOATSを好きになった」というファンが少なくないようだ。
BLUEGOATSの楽曲には、誰かに力をもらった経験をテーマにしたものが少なくない。そのためなのか特典会では、自分の心の内側をメンバーに打ち明けるような会話が交わされることもあるという。

◆自分もアーティストのライブに元気をもらっていた側だった
チャンチーはファンとの会話についてこう語る。
「私推しではないけど、私のところに来て話してくれる人もいます。私はけっこう前、精神的に病んじゃった時期があって、その時の経験をみんなに伝えているから、自分の弱い部分を明かしてくれる方が多いですね」
そんなファンは「最近全然頑張れない」「大学休んじゃうんだよね」「外に出るのも億劫なんだ」といった弱い部分を打ち明けてくれる。
「私は同じような経験をしているから、寄り添いって言ったらちょっと失礼かもしれないけど、『一緒に頑張ろうね』ってよく言ってます」
なかにはどこかで折れてしまい、ライブに来れなくなる人もいるようだ。その反対に、半年ほどのブランクを経て、再びライブに通ってくるようになった例もある。
今回のマンガでは、BLUEGOATSの楽曲に力をもらった人が、勇気を出して初めてライブに足を運ぶ姿が描かれている。その内容についてダイナマイト・マリンはこう語る。
「自分もアーティストのライブに元気をもらっていた側なので、自分がアイドルとしてそういう存在になれているのかなって思ったら、逆に救われるというか、パワーをもらえていると思えます」
アイドルになる前には、自分がそういう存在になると思ったことはなかったのだろうか?
「アイドルになりたいっていう気持ちはずっとあったけど、その時はアイドルになることで自分が救われたいという気持ちのほうが強くて。だからアイドルを始めた時も、誰かを救いたいって思ったことはなかったです」
ファンだった当時、マリンは週1回ペースで群馬から東京までアイドルのライブを観に出かけていた。片道2時間かかったが、本人としては「でも2時間くらい」との感覚だったという。
「BLUEGOATSでは『広島から来ました』など遠くから遠征してくださる方もたくさんいて、嬉しいです。だから『いいライブをしないと』という良い意味でのプレッシャーにはなっています」

◆毎日顔を合わせているので一人になったときに寂しさを感じる
そう語るダイナマイト・マリンについてチャンチーは、「境遇的には一番似ている」と評する。
「性格とかは全然似てないけど、アイドルに対する気持ちみたいなものは似ている部分が多くて。それでいて彼女が書く歌詞には、私も知らないマリンちゃんが表れるようになってきて」
チャンチーはマリンに対して当初、自分で何でもやりたいタイプ、自分の理想のアイドルを追い求めているとのイメージを持っていたという。
「それが最近は『4人でBLUEGOATSをやっていることがすごい嬉しい』と言ってくれたり、誰かと一緒にやることの楽しさを知ってくれて、それが歌詞にも素直な言葉でにじみ出るようになっています」
チャンチーが言葉を続ける。
「たとえば『素直になれない』という楽曲でも、マリンちゃんが素直になれないことを歌詞にしていたり。私もその歌詞を読んで『うちもそうだよ』みたいに抱きしめたくなっちゃうことがすごい多くて、嬉しいです」
以前からチャンチーは、どうやったらマリンが心を開いてくれるのかと思いながら話しかけたり、ごはんに誘ったりしていたという。
「以前のマリンちゃんはこんなに笑ってもいなかったです。それが最近はちょっかいをかけてきたり、たまには暴言吐かれたりもするんですけど(笑)、自分も頑張ってよかったなって思ってます。マリンちゃんもここにいたいんだなというのが見えてきて、いまはすごく楽しいですね」

チャンチーが指摘する変化については、マリン自身も感じているようだ。
「私は悩みがあったら誰にも言わず、自分で解決するタイプ。でもチャンチーは人に話したいタイプで、私にもすごく質問攻めしてきたり、初めての経験すぎました。それがあったからチャンチーには気を遣わないで何でも話せる関係になりました」
そんな変化にマリンは、戸惑いを感じることもあるという。
「自分がなりたいアイドルをひたすら目指す想いでやってきて、メンバー同士で仲良くする意味が分からない時期もありました。でも最近は、こういうのも楽しいかもみたいな気持ちになって、その辺りはすごく変わりましたね。一人でいるときも『昨日、楽しかったな』って思ったり、毎日顔を合わせているので一人になったときに寂しさを感じる時があって、自分で自分じゃないみたいな戸惑いはあります」
そういった変化も『君の唄で生きていたい』の歌詞に反映されているのではないだろうか。マリンが続ける。
「工場で働いていた時もそうだし、口数が少なくて心を閉ざしていると『あなたはこうだよね』みたいに決めつけられることもありました。でも心の中では『全然違うのに』みたいな気持ちがあって、その想いが歌詞に反映されています」
それゆえマリンは、その歌詞を自分自身にも言い聞かせながら歌っている。
「言い聞かせることでしか強くなれないのかなと思うし、自分で『自分は強い』と信じることで強くなれるんじゃないかなって思ってるので、自分を鼓舞しながら歌っています」




6月8日には、ダイナマイト・マリンの描いたマンガが書籍化されることを記念するイベント「MANGA×LIVE」が東京・下北沢club251で開催。『君の唄で生きていきたい』も披露される。
「ファンのなかには生きづらさを感じている人もいますけど、ライブ中に私たちと一緒に歌っている姿には、それを感じさせないパワーがあります。いくらでも強くなれるんだよって思うし、ファンの人にもそんなふうに強く生きてほしいという想いで歌詞を書いています」
もちろん強くなりたいという想いだけですべてが解決するわけではない。だがその想いを共有することに意味があると、マリンは強調する。
「誰かが自分のことを思ってくれていることが分かると、ちょっと安心するというか。だからこの楽曲を通して、自分のことを大事にしてくれている人がいるんだなっていうのを分かってほしい。そんなふうに思っています」

【ダイナマイト・マリン プロフィール】
3月14日生まれ、群馬県出身。
身長 146.7cm、O型、うお座。
2021年11月に結成されたアイドルグループ「BLUEGOATS」のオリジナルメンバー。
公式X @marin_aoyagi
公式インスタグラム @marin.aoyagi

◆BLUEGOATS公式サイト:https://bluegoats.jp/
※特別企画 連載第4回は6月6日(金)に掲載予定です
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