一期生全員卒業に新キャプテン就任、五期生加入…河田陽菜＆松田好花が新体制を語る「日向坂46らしさを継承しつつ新しい形に」

2025.05.24 12:15

日向坂46が14thシングル「Love yourself!」を5月21日(水)に発売。一期生全員の卒業＆五期生の加入で新体制となって初のシングルとなる。河田陽菜、松田好花へのインタビュー後編では、大きな節目を迎えたグループの今後について聞いた。

河田陽菜「一人一人の頑張ろうという意識が目に見えて分かる」

――初代キャプテンの佐々木久美さんをはじめ一期生が全員卒業となり、今回のシングルから“新生”日向坂46が始まります。

松田：昨年、一期生さんが急にというか、1年で何人だろう？

――一期生だけではないですが、半年間で7人が卒業されました。

松田：確かに同期も含めて卒業生がかなり多い期間だったので、そういう時期なんだろうなと思いつつ、自分も引っ張っていく身として、もっとちゃんと意識を持って、ただついて行くだけじゃなくて、意識を高めて頑張らないとなとは思い始めてはいたんですけど…。

卒業生が多くなるにつれて、いざ一期生の皆さんが卒業されていくのを体感して、最近だと「6回目のひな誕祭」(佐々木久美＆佐々木美玲が卒業)や「13th Single ひなた坂46 LIVE」(高瀬愛奈が卒業)とか、やっぱり寂しいなって思いがまだ強くて。

でも、新しいシングルの制作を始めて、みんなでレッスンをしたりしていると(変わらず)楽しいんです。だから、これからの日向坂46も楽しみだなと思えるように、制作を始めてから特に思えるようになったので、みんなでここからも頑張っていきたいなと思っています。

河田：一期生の皆さんがいらっしゃらなくなって、「日向坂で会いましょう」(毎週日曜深夜1:20-1:50、テレ東)とかも二期生から五期生で収録しているんですが、やっぱり3人(佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈)がいないだけで雰囲気が違うなと感じて。

でも、みんなはそれを分かっているから一人一人が頑張ろうという意識がすごく目に見えて分かるんです。みんなもこういう気持ちなんだ、みんなも一つになって頑張ろうっていうのがすごく伝わってきたので、私も二期生の一人としてもそうですし、日向坂46の一員としても負けじと、みんなを引っ張っていけるように頑張らないとなと思います。

松田好花「今の日向坂46があるのは(佐々木)久美さんのおかげというのは大きい」

――卒業生が続いた中で、やっぱりキャプテン・佐々木久美さんの存在はグループにとって大きかったと思います。先頭を切って活動を楽しんでいた印象がありますね。

松田：そうですね。楽しさを教えてくれたような気がします。キャプテンとなると、どうしても堅苦しくなったり、気を使うことがいっぱいで、難しいところだと思うんですけど、そんな中でも久美さんは力の抜き方っていうとまた違うんですけど、みんなが堅苦しくならないような雰囲気作りというか、その場の空気作りみたいなのが本当に上手で。そこはすごく勉強させていただきました。今の日向坂46があるのは、久美さんのおかげというのは大きいと思います。

河田：リハーサルとかでも、久美さんを中心として笑いが起こるみたいなこともたくさんあったり、キャプテンとしてもしっかりいろんなことをこなされていましたし、松田が言ったように、グループの雰囲気を作ってくださっているなというのはすごく感じていました。

いい意味で親しみやすいキャプテンだったなって。分け隔てなく喋ってくれるというか、何気ない話も一緒に楽しくできたり、そういう距離の近さが久美さんにはあって楽しかったです。久美さんがキャプテンで、そういう時期を一緒に活動できたのは良かったです。

新キャプテン・高橋未来虹に期待「後輩だけど刺激を与えてくれる」

――そして、新キャプテンに高橋未来虹さんが指名されました。副キャプテンになってから半年もたたないうちにキャプテン就任は大変なことだと思います。お二人は高橋さんが新キャプテンに選ばれた時はどう思われましたか？

松田：もう“付いていきます！”って感じで(笑)。後輩ではあるんですけど、みんなに刺激を与えてくれて、こっちも鼓舞されるような存在なので。責任感も強くて、本人の中で悩むことはすごく多いとは思うんですけど、そこをあまり見せないので強いなと思います。尊敬できるところがたくさんあるので、そんな未来虹がキャプテンになってくれてすごくうれしいですし、これからもまた楽しみです。

河田：やっぱり本当に…身長も高いっていうのも、なんかすごい(笑)、もう芯の通った、自分のこうしていきたいというのが体現されているような、すごくしっかりしたキャプテンだなって、すでに思っているので、それに付いていきたいなと思います。でも、「6回目のひな誕祭」が終わった後に「たくさん甘えますね」みたいなことを言っていたので、そこで後輩だったっていうのを思い出して(笑)、そこは私たちも支えていけたらいいなって。

松田好花「これまでの日向坂46らしさを継承しつつ新しい形に」

――キャプテンが変わったことでグループも変わっていくのでしょうか？

松田：でも、まだ新しいキャプテンになったばかりなので、未来虹のキャプテンとしての何かみたいなのはまだ分からないんですけど、一期生さんとか久美さんが卒業されて、私たちそれぞれがもっと力を出していこうって思っていることもあるので、みんなで未来虹を支えていこうという気持ちは、これまで以上に強くなってるような気はします。だから、これまでの日向坂46らしさを継承しつつ、新しい形になっていきそうだなと思います。

河田：うん、確かに私たちもどういう雰囲気になるんだろうっていうのを、まだあまり想像もついてないんですけど、このシングルを全員でやってみて、どんな雰囲気なんだろうってすごくワクワクしていますし、二期生から四期生が全員で表題曲を歌うということで、また知らなかった魅力などテレビ番組などを通してお見せできる機会もあると思うんです。四期生の子とか特に。そういうのも楽しみですし、新しいことだらけで怖い部分もあるんですけど、でも楽しみの方が大きいですね。

五期生は「吸収力が異次元」今後に“期待大”

――新しくなると言えば、五期生が加入しました。会った時の印象を教えてください。

河田：本当にびっくりしました(笑)。

松田：「ひなあい(日向坂で会いましょう)」で五期生初登場の回があったんですけど、それぞれメンバーはプロフィルを見ながら、五期生の自己紹介を見るという企画があったんです。みんな、これまでの私たちにいなかったような習い事とか趣味を持っている子がいて。それこそ、高井俐香(たかい・りか)ちゃんは「休日に乗馬をして」みたいな。

――お嬢様ってことですか？

松田：そうですね。英語も喋れるみたいで。蔵盛妃那乃(くらもり・ひなの)ちゃんは日本舞踊とか、佐藤優羽(さとう・ゆう)ちゃんもマージャンのeスポーツをやっていたり、本当に多彩集団がやってきてくれたなみたいな感じがして、すごくワクワクしました。これからが一緒に活動していくのが楽しみです。

河田：私ももちろんみんな気になるんですけど、片山紗希(かたやま・さき)ちゃんが「6回目のひな誕祭」で初お披露目の時に、すごく大きな声で「なんとか、なんとか～！」って(笑)。確か…なんか、「紗希とこの先、一緒にいてくれますか～？」って叫んでいたんですけど、その声がすごくいい声量で、ライブで一緒になった時にあおりとかやったら良さそうだなって勝手に裏で思っていました(笑)。かわいらしい顔立ちなんですけど、最初から度胸が、魂って感じの声だったので、今から楽しみだなって。本当にみんなリハーサルの時は儚い声で喋っていたんですけど、本番では全然違いました。

松田：成長が早いというか、吸収力が異次元で、あっという間にぐんぐん伸びていくんだろうなって思いながら見てました。

河田：期待大です(笑)。

河田陽菜、今後の活動にも自信「いろんな環境の変化をみんなで乗り越えてきた」

――では、最後に“新生”日向坂46での活動に向けて意気込みをお願いします。

松田：一期生さんが卒業されて、数字じゃないとは思うんですけど一応最年長になるって意識する部分はあるので、これまで結構頼りきりな部分があったところを、もっと変えていきたいなと思っています。五期生も入ってきてくれたので、「この人に聞いたら分かる」と思ってもらえるくらい頼もしい人になりたいですね。

河田：私も気付いたら(年齢は)上から3番目とか、気付いたら急に(笑)。でも、この1年怒濤(どとう)に皆さんが卒業されてっていう状況で、いろんな環境の変化をみんなで乗り越えてきたので、きっとこれからも何が変わってもみんなで頑張っていけると思いますし、自分もちゃんと自覚を持ってやっていきたいと思います。

※高橋未来虹の高は正しくは「はしご高」