「THE 夜もヒッパレ」が日テレ特番で完全復活…本編では見られないリアルな撮影裏を公開

2025.05.24 07:00

日本テレビで5月24日(土)から4夜連続で放送する特番企画「大進化！レジェンド番組祭り」にて、「THE 夜もヒッパレ」が復活する。この度、収録現場レポートが届き、本編では見られない現場のリアルな撮影裏側が公開された。

「THE 夜もヒッパレ」23年ぶりに土曜夜10時枠へ

同番組は1995〜2002年に放送され、最新のヒットチャート10曲を、出演者(時にMC)が正攻法で、またあるときはオリジナリティやアレンジ、さらには番組ならではの演出たっぷりに歌い上げるのが魅力の音楽バラエティ番組。この度、収録現場レポートが届き、本編では観られない現場のリアルな裏側が公開された。

収録前にスタジオに入るとまず目に入ったのが、番組のアイコンと言っても過言ではない大きな「鯛」のオブジェ。同番組ではおなじみの合言葉「見たい、聴きたい、歌いタイ!」のコールで登場する“あの鯛”。また90年代当時を彷彿とさせる赤とゴールドを基調としたド派手なセットが煌びやかな存在感を放っていた。

永瀬廉「最終回の時、僕3歳でした」

撮影時間が近づくにつれ、番組出演者が続々とスタジオに集合した。MCを務める三宅裕司、中山秀征や、赤坂泰彦といったおなじみの顔ぶれに、新たにKing & Princeの永瀬廉がMCに新加入。しかし、永瀬は3年前の特番で復活した際、MCを担当した経験もあり、言うなれば立派な”ヒッパレファミリー”とも言える。

同番組で欠かせない魅力の一つが、MC陣によるトークの掛け合い。出演者全員による「見たい、聞きたい、歌いたい！」のコール後、三宅が「23年ぶりにこの時間に帰ってきました」と感慨深く語ると、「最終回の時、僕3歳でした」とつぶやく永瀬に対し、出演者は驚愕。

次第にトークが進み、メンバーの顔ぶれを紹介する中、モト冬樹とわかりながら敢えて「あそこにいるのは？」と小ボケを挟むと「モト冬樹だよ(笑)！」と突っ込むモト冬樹。すかさず「ああ見えてギターはうまいんですよ！」と赤坂がカットイン。小気味よいお馴染みのやりとりも健在していた。

もはや伝統芸能の域に達しているベテラン3人のおふざけ満載な掛け合いに、永瀬がどう切り込んでいくのかが、ひとつの見どころとなっている。

”往年メンバー＆いま”を感じる個性あふれる顔ぶれが出演

出演者は、小林幸子、スターダムオールスターズ、せいや(霜降り明星)、大野雄大・花村想太(Da-iCE)、DA PUMP、知念里奈、20th Century、ハシヤスメ・アツコ、尾藤イサオ、MAX、マリーン、モト冬樹、森香澄、モーニング娘。’25、夜にワルツ（以上50音順）。

往年のメンバーを中心に、”いま”を感じるアーティストやタレントに加え、お笑い芸人、さらには女子プロレスラーまで個性あふれる顔ぶれ。これだけみても、誰がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか心が高まる。そしてひと通り準備が整うと本番撮影がスタートした。

MC赤坂Creepy Nutsの名曲で乱入、せいや「芸人なのにギター1本って！」ぶちまけ

はじめは、人気女子プロレス団体・スターダムの選手の方々による「Bling-Bang-Bang-Born」(Creepy Nuts)が披露。ラップパートでMCの赤坂が乱入し流暢にリリックを刻み、これにはスタジオが盛り上がった。同楽曲ならではのスピーディーな曲調に合わせた激しいカメラワークも見応えが期待される。

また、知念は「マリーゴールド」(あいみょん)を披露し、ギター奏者としてせいやが参戦。素晴らしい演奏であった一方で、緊張と真剣に取り組んだあまり笑顔ゼロで終始こわばりながらのせいやの演奏姿に出演者全員が大爆笑につつまれた。演奏後、「おかんが大好きな番組だったから喜んでいたのに、いざ蓋を開けたらギター演奏って。芸人なのにギター1本ってどんなキャスティング(笑)!?」と内情をぶちまける瞬間も収録されていた。

20th Century過去出演時のVTR披露、Da-iCEは圧巻の歌声で感動

また、過去に何度も出演歴がある20th Centuryは安定感抜群で、「怪獣の花唄」(Vaundy)」を披露。ステージング後に3人の過去出演時のVTRを観る流れになった。

Da-iCEは「ケセラセラ」(Mrs. GREEN APPLE)を披露。歌唱前に今の気持ちについて大野に聞くと「楽しく歌いたいですね」と笑顔で語り、その後それぞれのハイトーンヴォイスを駆使して、難易度の高い同楽曲を圧巻の歌声で披露。歌唱後スタジオメンバーも感動に包まれ、歌唱後に花村は「高音だし転調もたくさんあって、キーを取るのが難しかったです。」とコメントした。

世代を超えた人気者コラボも復活、MAX＆モーニング娘。’25がコラボ

同番組の見どころの一つである、世代を超越した人気者同士のコラボも復活。この日はMAXとモーニング娘。’25によるスペシャルチームを結成され、「ブラザービート」(Snow Man)が披露された。

パフォーマンス前にはメンバー全員で円陣を組み気合いを入れ、息の合った華やかなダンスと歌を披露。すると、スタジオのボルテージも高まり、大きな拍手に包まれた。

その後、モーニング娘。のメンバーたちは「最初から緊張していましたが、ちゃんとできてよかったです」とコメントし、ホッと胸をなでおろした。そして一方、MAXのReinaは「『ヒッパレ』ではいつも先輩と歌うことが多かったので、今回はこうして後輩と歌うことが新鮮ですごく楽しかったです」と大満足した様子をみせた。

往年のシンガーのパフォーマンス＆お馴染みの“おふざけ”が胸にしみる

同番組ならではのさらなる見どころの一つであるライヴコーナーも23年ぶりに復活。今回は、沖縄が産んだ2大ダンス&ヴォーカルグループであるMAXとDAPUMPが初めてマンツーマンバトルが実現した。

MC4人によるあの「イッツ・ショータイム！」の掛け声ではじまり、「Give me a Shake」(MAX)や「if」(DAPUMP)といったそれぞれの人気曲をベースに、圧巻の歌声あり、ダンスバトルあり、さらには恒例、三宅による”わり込み”ありという「ヒッパレ！」の醍醐味が凝縮されたステージにも披露された。

また、スペシャルゲストである小林幸子は赤を基調としたド派手な衣装に身を包み、モト冬樹と奏でた「Lemon」(米津玄師)では、全員で合唱するなど、スタジオが全体に一体感が生まれた。

また、MC陣の中山と永瀬による「高嶺の花子さん」(Back number)は、主旋律を永瀬、ハモリを中山が担当し、こちらも大盛り上がりを見せた。

最初から最後まで笑いと懐かしさが詰まっていた今回の収録。編集で落とすところがない程見どころ満載の収録内容であり、あの頃のノリに触れ、笑って、観たあとは余韻に浸れる…そんな収録現場となっていた。