「NumberTV」第21話より

羽生結弦選手を支えたのは揺るぎない信念だった…第22話は渡邊雄太選手が登場<NumberTV>

2025.05.22 20:16
「NumberTV」第21話より

オリンピックフィギュアスケート金メダリスト・羽生結弦選手が、Leminoで5月22日から配信されている「NumberTV」第21話に出演。五輪に3度出場し、2つの金メダルを獲得した羽生選手の栄光の陰にあった闘いに迫る。また次回、第22話には日本人2人目のNBAプレーヤーの渡邊雄太選手が登場する。

トップアスリートたちの“挫折と復活”の物語を紹介

「NumberTV」はドコモの映像配信サービス・Leminoと、数々のアスリートのドラマを伝えてきたスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」(文藝春秋)との共同プロジェクトによって誕生した、Lemino独占配信のオリジナルドキュメンタリー番組。2024年7月25日から独占無料配信されている。

トップアスリートたちの輝かしい「現在」と、それに至るまでの「挫折」をアスリート本人が語るリアルドキュメントで、さまざまなスポーツジャンルの一流アスリートが登場。それぞれの「挫折と復活」の物語を深く掘り下げていく。

全24回の配信で、福士蒼汰が番組ナビゲーターを担当。クリープハイプの「インタビュー」がテーマソングに起用されている。

たった1度のジャンプで全てが崩れ去ってしまう

4歳のとき、姉の影響でスケートを始めた羽生選手。幼少期は競技ではなく、ただ楽しむために滑っていたが、成長と共に指導は厳しくなり、リンクでは泣きながら滑る日々。それでも、羽生選手は持ち前の運動神経で次々と技を身につけていく。

小学4年生で出場した全日本ノービス大会では、初出場にして優勝という快挙を達成。ジャンプもスピンも大得意で、自身で振り返ると、この時期が1番自信に満ちていたと話す。

ジュニア時代から世界の頂点を見据えていた羽生選手は、2009年にジュニアの国際大会で初優勝し、2010年にシニアデビュー。わずか2年後には、全日本選手権で初優勝を果たす。

技術、芸術性、そして表現力の全てを兼ね備えた滑りは「天才」と称され、順調にシニアの道を駆け上がっていく羽生選手。迎えた2014年のソチ五輪で初のオリンピック出場を果たすと、日本男子史上初となるオリンピック金メダルを獲得。世界の頂点にその名を刻んだ。

誰もが順風満帆と思う華々しいキャリアを送る羽生選手だったが、その舞台裏では「怪我」との闘いが常に付きまとっていた。2014年の中国杯、フリー直前の公式練習中、同じリンクで練習していた別の選手と激しく衝突してしまう。

トップスピードは時速20km~30kmも出ているだろうかという中での生身の衝突。頭部やアゴ、腹部、大腿部を激しく打ち付け、しばらく起き上がることができず、口元からの流血が首元にまで滴っていた。

棄権を選ばず、立ち上がってその試合を滑り切ったが、車椅子で帰国した羽生選手。体を動かせず、トレーニングができない日々が続いて焦燥感だけが募る中、「ただただマイナスになっていく」日々は自身との闘いだった。

また、2度目のオリンピックとなる平昌五輪が3カ月後に迫った2017年11月のNHK杯では、4回転ルッツの練習中に転倒し、右足首を負傷。棄権を余儀なくされる。以降、平昌五輪までの全試合を欠場することになった羽生選手は、「スケートができない恐怖」に再び直面。「あの一発さえなければ」と、たった1度のジャンプで全てが崩れ去るどん底を味わった。

それでも、羽生選手は挑むことを諦めず、焦燥感や不安を抱えながら、完治しない足首で迎えた平昌五輪。

「これが自分の最後のオリンピックだ」「一滴も残さない、一滴も残っていなくても足を動かし続ける」と覚悟を決め、その一瞬一瞬を記憶に刻むつもりで挑んだ羽生選手は、全ての力を振り絞って2度目の金メダルを獲得。偉業を支えたのは、ただ「勝ちたい」という揺るぎない信念だった。

そして、2022年の3度目のオリンピック、北京五輪での「フリープログラム」。誰も成功したことのない4回転アクセル(4A)に挑戦した羽生選手は、着氷の乱れにより転倒し、メダルには届かなかったものの、史上初の「4回転アクセル」は大会側に認定され、競技の歴史に刻まれる結果に。

同年7月、羽生選手はプロスケーターへの転向を発表。競技の枠を超え、スケートという芸術の中で、今もなお新しい自分を追い続けている。

第22話は日本人2人目のNBAプレーヤー・渡邊雄太選手

6月19日(木)配信の第22話には、バスケットボール・渡邊雄太選手が登場。2018年にメンフィス・グリズリーズとツーウェイ契約を結び、田臥勇太氏に次ぐ日本人2人目のNBAプレーヤーとなった渡邊選手。

NBAと下部リーグ(Gリーグ)を行き来しながら経験を積み、2020‐22シーズンはトロント・ラプターズ、2022-2023シーズンはブルックリン・ネッツで活躍。その後、フェニックス・サンズなどでプレーし、2024年に日本のBリーグ・千葉ジェッツふなばしに入団。

日本代表でも中心選手として活躍し、2023年FIBAワールドカップではパリ五輪の出場権獲得に貢献。2021年東京五輪、2024年パリ五輪にも出場した渡邊選手に迫る。

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