森香澄、マルチなセルフプロデュース力で躍進中全方位で満点を叩きだす“あざと賢さ”で無双状態に

2025.05.22 12:48

バラエティ番組やSNSを見ていると、最近よく目に飛び込んでくる名前の中に「森香澄」がいる。元テレビ東京のアナウンサーで、現在はMC業やドラマ出演、グラビア写真集を発売したり、インフルエンサーとしてメイク動画がバズるなど、マルチに躍進し続けている。気になったら最後、そこから次々と情報が入ってきて、個性のタネが眼前にポロポロとまかれ、いつのまにか気になる存在に…。“令和のあざと女王”と称され、無双状態で活躍する人気者、森香澄の魅力を紹介していこう。

週刊誌は完売、甘ビジュ女子のラブコメにも挑戦

森香澄は、1995年6月16日生まれ、東京都出身の29歳。154cmと小柄だが、それを感じさせないエネルギッシュさがある。表紙とグラビアが掲載された週刊誌「FRIDAY」(4月11日発売)は完売店が続出。TikTokで流行りの曲に合わせて全力キレキレダンスを見せたかと思えば、番組やイベント出演の様子など最新の活動が日々届けられ、本人から漏れ出る自信がみなぎっている。

2024年は「伝説の頭翔」(テレビ朝日系)、「3年C組は不倫してます。」(日本テレビ系)、「情事と事情」(Leminoオリジナルドラマ)等、異性をメロメロにするあざとい演技で魅せる女優業も順調だ。現在、柏木悠(超特急)とダブル主演を務めるドラマ「年下童貞くんに翻弄されてます」(毎週木曜深夜0:59-1:29ほか、MBSほか)が放送中で、甘ビジュを武器に男を絶やさないオトナ女子・今井花恋を演じ、年下チェリーボーイ・堂前帝都(柏木)とのラブコメに挑戦している。

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局アナ時代からTikTokの個人アカウントを開設

キー局出身の女性アナウンサーといえばセレブ感がある美人で知的な、とても手が届きそうにない「高嶺の花」と称される存在だった時代もあった。

ところが森がバラエティ番組に出演すれば、過去の恋愛トークや「私、めちゃくちゃ足が臭いんです」といったぶっちゃけた話もあけすけにする。男性人気はもちろんのこと、「使っているファンデーションは何？」「香澄ちゃん、一生憧れです」など女性からの支持もありInstagramもTikTokは共に、まもなく100万フォロワーに迫る勢い。「オトコの“好き”をすべて詰め合わせたら森香澄になる」というコメントを見つけて、恐れ入ってしまった。

そのSNSも、局アナ時代から自分で社内許可を得てアカウントを開設したという、常識にとらわれないチャレンジ精神の持ち主だ。自分のキャラクターを模索するため、上司に反対されても「衣装で出ているから番組宣伝になる」と投稿を続けてきたという。

そういった自分のやりたい道を突き進んでいる姿勢や、SNSを含む言動が、対男性向けの手前のものではなく、すべて「自分の可能性を切り拓くため」に行われている点も、同性から好感を得ているポイントなのだろう。

“NGなし⁉”の猫耳メイド姿や赤裸々恋愛トークを惜しげもなく披露

どんな話題を振ってもテーマが際どい企画でもNGがなさそうで、頭の回転が速いところも森の強み。看板番組「森香澄の全部嘘テレビ」(毎週水曜深夜2:34-2:54、テレビ朝日系)は、森が様々な企画に体を張って挑戦するバラエティー。猫耳を付けてメイドカフェで働いたり、球場でビールの売り子体験をして愛嬌たっぷりの笑顔で客のおじさんたちに「カスミンビーム」を飛ばし、売上を伸ばしていた。

森がスタジオMCで参加する「ウェディングウォーズ」(毎週火曜夜9:00-9:57、ABEMA SPECIALチャンネル)は、過酷な婚前合宿サバイバル番組。結婚資金1000万円の獲得を目指す8組カップルを見つめながら、恋人同士の浮気やスキンシップ、金銭感覚など、結婚に至るまでのいくつもの壁について嘘発見器なども使い男女の生々しい本音が暴かれていく。スタジオでも“好きになった相手がもし結婚していたら”、“恋人が異性と飲みに行くのはどう思う？”といったテーマで話し、森自身も「(彼氏がエッチな動画を)隣りで見てるとか、一緒に見るとかは嫌」などリアルな話も赤裸々に切り込んでいた。

もはや“何でもやる”イメージもある森だが、上記の企画にしろトークにしろ、演者となった時「どうなれば面白くなるか」の着地点をしっかり見据えて立ち回っているのも凄い。SNSで培ったセルフプロデュース力がバラエティーでもいかんなく発揮されている。

トークする側も仕切る側も難なく対応でき、ネットの世界では動画も静止画もビジュアル無双。そんな全方位で満点を叩きだす活躍をする森。隙の無さが脅威的なくらいだが、このまま突き進んでぜひ無敵の30代となっていってほしい。

文＝ザテレビジョンバラエティー部