

ヤマト運輸ドライバー、自己判断で置き配の荷物持ち帰る 不在票の理由7文字が「神対応すぎる」と話題
置き配指定にも関わらず、ヤマト運輸の配達員が自己判断で配達物を持ち帰る。不在票に書かれた理由が「素晴らしい」と話題を呼んだ。
この世には様々なマニュアルが存在するが、何事も「マニュアル通りにすれば良い」というワケではない。時には、その場にいる人物の判断力が何より重要となってくる。
現在X上では、ヤマト運輸の配達員が見せた置き配指定に対する配慮が「素晴らしい」と話題になっているのだ。
「置き配指定」なのに持ち帰り、その理由は...
今回注目したいのは、Xユーザー・ねぎとろさんが投稿したポスト。
「ポケセンオンラインからの荷物受け取れなくて不在票入ってたんだけど、ヤマトさん優しい(基本置き配指定)」という書き出しから始まる投稿には、ヤマト運輸の不在票の写真が添えられている。

そして連絡欄の項目には「ポケモンなので1回持って帰ります」と、綴られていたのだった。
「ポケモンなので」の7文字に...
大人気コンテンツ『ポケットモンスター』の商品と言えば、買い占めや転売が横行することも珍しくない。そのため当該の配達員も、置き配により万が一の事態が起こることを懸念し、配達物を一旦持ち帰るようにしたのだろう。
「お誕生日箱だからいつも以上に配慮してくれたのかもしれない...ありがとうございます」と感謝の言葉で締められたポストは瞬く間に話題となり、投稿から数日足らずで6,000件以上ものリポストを記録。
Xユーザーからは「すごい優しい! その配慮、嬉しくなりますね」「やはりヤマト運輸は信頼できる」「ポケモンは貴重品扱いなのか...」「その仕事に対して、誇りと志を持っていないとできない神対応」といった具合に、称賛と驚きの声が多数寄せられていた。

ポスト投稿主・ねぎとろさんは今回、ぬいぐるみなど様々な『ポケモン』グッズを購入したという。
配達先への配慮を忘れないヤマト運輸の対応に感動したねぎとろさんは、「次回からは再配達にならないよう、事前の日時指定を徹底したいです!」とコメントしていた。
ヤマト運輸は「ドライバーの判断」認める
そこで今回は、話題となった対応をめぐり「ヤマト運輸」に詳しい話を聞いてみることに。
当該ポストの内容を確認したヤマト運輸の担当者からは「今回の対応は、担当のセールスドライバーの判断によるものです」との回答が得られた。
https://twitter.com/negitorocha1213/status/1922158501561860204
じつはヤマト運輸では「置き配指定の場合でも置き配ができない」事例が存在するのだ。
それは例えば、悪天候により荷物の安全が確保できないと判断する場合、受け取り場所に荷物が収まらないと判断する場合、受け取り場所への立ち入りができないと判断する場合、マンションなど集合住宅の建物管理規程などより置き配できないと判断する場合、受け取り場所を通知できないと判断する場合、建物内受付・管理人預けの場合に荷物の受け取りを拒まれた場合、そして建物内やその他への「置き配の実施が適当でない」と判断する場合である。
荷物を確実に、そして安全に届けようとするこの姿勢こそ、ヤマト運輸が多くのユーザーに信頼され、愛され続けている最大の要素だろう。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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