

小西詠斗、W主演舞台は「背中を追いかけてたくさんダメ出しされたい」

舞台『刀剣乱舞』シリーズやミュージカル「黒執事」をはじめ、さまざまな舞台や映像作品で活躍する俳優の小西詠斗が、5月17日から開幕した東野圭吾シアター 舞台『祈りの幕が下りる時』で主演を務める。WEBザテレビジョンでは、小西に本作への意気込みなどについて話を聞いた(※取材は3月末に実施)。
累計発行部数1400万部の人気シリーズを舞台化
本作は、東野圭吾の小説を舞台化する“東野圭吾シアター”の第1弾。同名の原作は、累計発行部数1400万部を突破した加賀恭一郎シリーズの第10作にあたる作品。過去にも東野圭吾の作品を舞台化してきた成井豊が脚本・演出を担い、加賀恭一郎役の多田直人、警視庁捜査一課の刑事・松宮脩平役の小西詠斗がW主演を務める。
多くのことを学びたいと意気込む
──東野圭吾シアター 舞台『祈りの幕が下りる時』に出演が決まったときはどう思いましたか?
素直にすごくうれしかったですけど…こんなにストレートな舞台はほぼ初めてなので、そこに対する漠然とした不安はありました。だけど演出・脚本の成井豊さんやW主演の多田直人さんなど、“演劇人”に囲まれた座組なので、たくさんのことを学びたいなと楽しみでした。
──原作はもちろん、映像も人気な加賀恭一郎シリーズの舞台化ですが、そこに対してはどんな思いを持ちましたか?
すごく楽しみです。原作を読ませていただいたのですが、面白すぎて! あっという間に読んでしまいました。自分がこの世界の人物として生きられるのはうれしいなと思いました。
──ちなみに映画はご覧になりましたか?
はい、見ちゃいました。
──“見ちゃいました”というのはどういう意味ですか?
映像もある作品の舞台化の場合、映像作品を見ずに舞台を作る方もいらっしゃると思うんです。だけど僕は気になって見ちゃいました。僕が演じる松宮脩平は、映画では溝端淳平さんが演じられていたのですが、想像した松宮とぴったりで。だけど、それに引っ張られずに自分なりの松宮を作っていけたらと思っています。
──脚本を読んだ印象も教えてください。
脚本も変わらずに面白かったです。そのうえで、演出はどうなるんだろうと思いました。どの作品のときも、脚本を読んだときは演出が気になりますけど、今回は特に登場人物も多いし、場面も変わっていくのでどうなるんだろうなって。これはたぶん原作を知っている方はみんな気になるんじゃないかと思います。あとは、松宮もですけど、それこそ加賀恭一郎は阿部寛さんのイメージが強いので、多田さんが演じると、どんな風になるのかも楽しみですね。それによって僕も影響されると思うので。
──小西さんが演じるのは、警視庁捜査一課の刑事・松宮脩平。溝端さんが演じる姿をご覧になってイメージにぴったりだったというお話もありましたが、どのような人物だと思っていますか?
すごく真面目で負けず嫌いで、洞察力が秀でているなと思いました。また、原作では最初に黙々と松宮が捜査を続けているシーンが続くので、舞台では、お客さんを最初にこの作品の世界に引き込む役割があるんじゃないかなと思っています。
──ご自身と似ている部分などはありますか?
うーん…、あ、加賀に振り回されている感じはちょっと似ているなと感じました。僕も誰かに振り回されておどおどしている感じが似ているところあるだろうなって。でも僕は洞察力とかないですし(笑)。
──演じるのは楽しみですか?
楽しみです。刑事はやってみたかったので。それに会話劇もあんまりやったことがなかったので、そこも楽しみです。
たくさんダメ出しされたい
──多田さんとは初共演ですが、どんな印象を持っていますか?
まだビジュアル撮影でお会いしたのと、出演されていた舞台「『刀剣乱舞』十口伝 あまねく刻の遥かへ」を、一方的に見に行っただけなのですが、落ち着いた大人の余裕を感じて、すごくカッコいいなと思いました。人見知りとおっしゃっていたのですが、僕もなので…仲良くなれたらいいなと思っています。
──多田さんからお芝居以外で何か学びたいこと、盗みたいことはありますか?
芝居以外か〜。大人になるために必要なことを知りたいです。どうやったらカッコいい大人になれるのかを教えていただきたいです。
──では、お芝居や演劇に関することで、多田さんや成井さんといった“演劇人”から学びたいことは?
松宮自身も加賀の背中をずっと追ってきたので、僕も多田さんや成井さんの背中を追いかけてしっかり追いつけていけたらいいなと思っています。たくさんダメ出しされたいです。
──そのほかに、この作品で楽しみなことはありますか?
いつも通り本番は楽しみですけど…あとは今回、劇団さんにお邪魔させていただくような感じがあるので、そういうところも楽しみですね。
──共演者は皆さん初めましてですか?
はい。ちょっと緊張しちゃいます。
──最近は、顔見知りのキャストが多くいる作品に出ることが多いですもんね。
そうなんです。僕も始めたての頃は知らない先輩たちに囲まれていたので(笑)。今回もどうにかなるんじゃないかなと思っています。
──今作は多田さんとW主演ですが、主演ということに対する意気込みは?
「俺についてこい!」みたいな座長は僕には無理なので、みなさんと密にコミュニケーションを取って居心地の良い、高め合えるカンパニーにできたらいいなと思っています。とはいえ、W主演なので多田さんに身を任せようかなと思っています。
──最近は映像作品の出演が増えてきていますが、そんな今、舞台の面白さはどういうところに感じていますか?
舞台って本当に面白いんですよ! …って何が面白いんだろう。なまものだからかかな。何が起きるかわからないですし、お芝居一つで空気が変わる瞬間があって。そういうのを生で感じられるのが面白いと思う。僕が出演している作品でお客さんにもそういうものを感じてもらいたいなと思います。あと、この『祈りの幕が下りる時』は、怒涛の展開になると思うので、しっかりついてきてもらえたらと思います。
──「祈りの幕が下りる時」は松宮と加賀の関係性も見どころだと思います。これにちなんで、最近小西さんに影響を与えたカルチャーを教えてください。
映画「ウィキッド ふたりの魔女」! 1回観たのですが、もう1回観に行こうと思っています。上映時間の3時間が一瞬だし、すごく勇気をもらえる最高の映画でした。全人類見たほうがいいです! ストーリーも歌も良かったし、特に怒涛のラスト。映画館だから拍手できないですけど、拍手したいくらい「うわ〜!」ってなりました。
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