東京都の水道基本料“無償化”に… 「なんで電気代じゃないの？」疑問や勘違いする人が続出

2025.05.20 17:45

提供：Sirabee

東京都が今夏以降4ヶ月間の水道基本料金を無償化する方針を固めたことに、ユーザーからは喜ぶ声の一方で疑問の声も。料金について“勘違い”する人も続出している。

水道・蛇口・洗面台

東京都は物価高対策として、今夏以降の4ヶ月間、水道の基本料金を無償とする方針を固めたことが20日、報じられた。この方針をめぐり、Xでは勘違いや疑問の声も相次いでいる。

都内の一般家庭が対象

報道によると、無償化の対象となるのは都内のすべての一般家庭で、物価高による家計の負担を軽減し、その分を、暑い時期のエアコン使用を促して熱中症を防ぐ目的がある。

関連する予算は、およそ400億円程度と見込まれており、来月から始まる都議会に補正予算案を提出する方向で準備が進められているという。

「なんで電気代じゃないの？」

この方針に、Xでは「基本料だけでも無料になるのいいな」「これは率直に素晴らしいと思う」「東京はいいな」と喜んだり、羨んだりする声が。

一方で、「なんで電気代じゃないの？」「電気代がタダだといいのになー」「電気代が上がるのに、なんで水を無償？」「電気代が安くなるんじゃないからたいした恩恵ない」と疑問もみられる。

これに対しては、「電気代は民間がやってるから都としては動けません」「水道代の方がコントロール簡単なんだよな...。電気は事業者多岐に渡るが水道は水道局一択で、基本料自体安いし、引いてない家まあないし、2回徴収分調整するだけで4ヶ月無料なんで事務費もコスパ良い」と解説する人もみられた。

水道料金の仕組み

なかには、「水道料金無料まじ！？」「4ヶ月も水道代タダにしてくれるの？！」「真夏の4ヶ月間水道料金ゼロはホントありがとう」「水道料金ゼロてすごいね！」「水道代4ヶ月ってことは...めっちゃ助かるやん夏場...水遊びの子たち」とのコメントも。

ただし、東京都の水道料金は、水道メーターの口径に応じ、水道使用の有無にかかわらず負担する「基本料金」と、水道使用量の増減に応じて負担する「従量料金」の2つによって決まっている。

今回、無償化の方針が示されたのは「基本料金」であり、従量料金は無償化されるわけではない。“水使い放題”となるわけではないため注意が必要だ。

月5立方メートルまでは無料だが...注意促す人も

口径25ミリ以下の一般家庭では、月5立方メートルまでは基本料金に含まれているため、Xでも「6立方メートル以上使うと値段が上がります」と注意喚起が。

「水道代はタダではない」「“水道基本料”がゼロになるだけで、水道代が完全無料になるわけじゃない」「水道料金が全部タダになるわけじゃないので、気をつけねば」との声も。

「水道代が無料と誤解してる人も一定数いそうなのは心配...」「『水道料金無料だ！』と使いまくって数万円の請求が来たりしそう」と案じる人も見受けられた。

（文／Sirabee 編集部・しばたけろこ）

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