山崎紘菜“アカリ”が女風バーを視察、仕事に熱くなる姿が面白くも頼もしい＜ジョフウ＞

2025.05.21 11:50

山崎紘菜が主演を務めるドラマ「ジョフウ　～女性に××××って必要ですか？～」(毎週火曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系／Lemino・TVerほかにて配信)の第8話が5月20日に放送された。アカリ(山崎)がジョフウの仕事に向き合い、頼もしく成長を続けている様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

“女風(ジョフウ)”のリアルを描くお仕事ドラマ

同ドラマは、ヤチナツ氏の著書「真・女性に風俗って必要ですか？～女性用風俗店の裏方やったら人生いろいろ変わった件～」(新潮社)が原作。女性用風俗店＝ジョフウのリアルを、裏方として働くことになった主人公・藤崎アカリ(山崎)を軸に明るく健やかに描く。

最初は男性セラピストと女性客のマッチングに四苦八苦するアカリだったが、個性豊かなセラピストたちと協力し、多岐にわたる客の悩みに寄り添い、成長していく。

アカリが働く女性用風俗店「パラディーソ」の店長・柳楽を山崎樹範、内勤として働くアカリの先輩・ミホを久住小春、セラピストの指導係・深田翔子を遊井亮子、アカリに「パラディーソ」を紹介する親友で漫画家のサツキを柳ゆり菜、アカリの彼氏・ヒロキを井上雄太が演じる。

セラピスト役は、NO.1のリオを別府由来、NO.2のレンを笠谷朗(ON FLEEK)、よきお兄さんキャラのユタカを白戸達也、全人類のヒモと呼ばれるマルニを松本大輝、マジメな新人・タロを藤林泰也、レンに憧れている若手のリリーを世古口凌、お調子者の新人・コスモを渋江譲二、現れると後光が差す不思議な存在感のゴコウを橋本淳が務める。

アカリが“女風バー”を視察して憤慨!?

柳楽、翔子、ミホと店の売り上げについて分析していたアカリは、「指名が少ないセラピストがもっと指名をもらう方法って、ネット以外でないですかね？」と質問。すると、柳楽に連れられ、実際に女風店に勤務しているセラピストと会話を楽しめる「女風バー」を視察することに。

そこで、パラディーソからも2人のセラピストが働けることになるが、他店のセラピストが知っていたのはリオとレンだけ。

その状況に憤慨したアカリは、パラディーソに戻ると、緊急で集合をかけて「全員がエース」をスローガンに提案。「ノーモア弱腰」とセラピストたちを叱咤(しった)激励し、「One for all, All for one(※一人はみんなのために、みんなは一人のために)で挑むんです！」と自分もバックアップすることを誓う。

そんな中、芸能事務所のマネジャーから予約の電話が入り、アカリは驚く。ミホや柳楽は「珍しいことじゃない」と言うものの、秘密主義であったり、芸能界への口コミだったりを考慮して、セラピストを慎重に選出しなければならないと頭を悩ませる。

セラピストたちをサポートするアカリの姿が頼もしい

アカリがアイドル・小南ちひろ(北野瑠華)のセラピストに任命したのは、マルニ。いつしかファンから愛されることに疲れていたちひろは、マルニに「かわいい」と言われると「そういうのいらない。他の子みたいに褒めないで」と注文する。

するとマルニは「じゃぁ、聞かないで」と、ちひろの両手で耳をふさがせ、そのまま目隠しもするように布で縛った。そして「黙って感じて」と施術を始める。ちひろは延長を決め、「あ～、めっちゃ沼りそう」とつぶやくのだった。

一方、パラディーソの代表として、入ったばかりのアミ(姫子松柾)と女風バーに派遣されたタロは、初指名をもらい、アカリも喜ぶ。そこにマルニが戻って来て、ちょうどちひろのマネジャーから満足したとの連絡が入り、アカリはさらに喜んだ。

ところが、アカリが次のマルニの出勤日を伝えようとすると、なにやら雲行きが怪しい様子…。ちひろは「マルニ以外を順番に」と希望したのだ。落ち込むマルニを、アカリは次の予約につながったのはマルニのおかげで、「全員がエース」だからと励ますのだった。

アカリがジョフウの仕事に一生懸命になり、しっかりとサポートできるようになっているのも頼もしい。その熱さがストーリー展開ではコミカルにもなっているのも面白い。ただ、最後のアカリのモノローグで、「仕事が楽しくなり、私の中で彼氏のヒロキの存在が日に日に薄くなっていた…」というのが気になるところ。ジョフウの仕事をよく思っていないヒロキとのひと波乱がありそうだ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部