

結婚前は考えもしなかった“離婚を決めた理由” 「結婚して数年経った頃に…」
我慢して結婚生活を続けるよりも離れたほうが◎。

互いの違いを受け入れ、歩み寄ることができるか否かが、結婚生活の持続を左右します。では、なぜ人は離婚に至るのでしょうか。表面的には些細に見える出来事も、内在する価値観の衝突や、未解決の心理的要因が重なることで、不可逆的な断絶を生むこともあります。
そこでSirabee取材班は、離婚を決めた理由について聞いてみました。
室温や衛生面
「交際中はそこまで気にならなかったんだけど、私はクーラー26~28度くらいがいいのに、彼は超暑がりで21度。バスタオルや部屋着は毎日洗いたいのに、彼は1週間くらい洗わなくていいと言う。
紅茶のテーバッグは2回くらい使うのに、彼は1回で捨てる。なんか、そういう小さいズレが徐々にストレスになり離婚した」(30代・女性)
住みたいエリアが違った
「結婚して数年経った頃に家を買おうってなったんだけど、お互い住みたいエリアが違って、言い合いになり、そのまま違うことまで言い合うようになり、子供もいなかったのでサクッと離婚した。
今は別の人と再婚したけど、揉めることなく家買ったわ」(30代・女性)
夜中までゲーム
「昔からゲーム好きなのは知っていたけど、家族の時間よりもゲームに夢中な姿を見て冷めた。もちろん、ひとりで楽しむ時間も大切だとは思うけど、同じ家に住んで、毎日のように夜中まで自分だけの世界にこもって、私や子供のことを見ない感じ、寄せ付けない感じが耐えられなかった。
ただ一緒に暮らしているだけの人。たまに喋るだけのルームメイトみたいで夫婦ではなかった」(20代・女性)
離婚とは失敗の烙印ではありません。離婚は自分自身の価値や未来を守るための、ときに必要な決断です。結婚はふたりの協働によって成立する営みであり、そのバランスが崩れたとき、一方がそれを正そうと努力をしても限界があります。
だからこそ、それぞれの人生を尊重するために、別々の道を歩むことを選択するのも、ときには大切なのではないでしょうか。
(取材・文/Sirabee 編集部・ 美佳)