橋本環奈“鷹央”の天才ぶりがさく裂、密室殺人のトリックを解き明かす＜天久鷹央の推理カルテ＞

2025.05.14 10:22

橋本環奈主演のドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系／TVerにて配信)の第4話が5月13日に放送された。主人公は、医学的な知見と診断能力を武器に謎多き事件や現象を鮮やかに解決する天才診断医・天久鷹央(橋本)。第4話は、鷹央が密室殺人の真相に迫った。(以下、ネタバレを含みます)

新感覚の本格医療ミステリー

同作は、驚異の知能を誇る診断医が、頭脳と圧倒的な知識や洞察力を駆使し、不可解な症状や難事件を解き明かしていく本格医療ミステリー。ベストセラー作家・知念実希人氏の同名小説が原作で、これまでさまざまな話題作を手掛けてきた浜田秀哉氏が脚本を担当。

「世界のあるゆる病を私は診断できる」。そう豪語する“医師にして名探偵”の鷹央。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いの天才診断医・天久鷹央を橋本が、鷹央の相棒である内科医・小鳥遊優を三浦翔平、鷹央の叔父で院長の天久大鷲を柳葉敏郎が演じる。

頻繁に届いていた辞職を迫る脅迫状

広義の密室空間だった手術室で、“謎の透明人間”と争った末に殺された麻酔科医・湯浅春哉(馬場徹)。容疑者としてマークされた鷹央の姉・天久真鶴(佐々木希)は、調べが進めば進むほど、犯人である可能性が高まっていく。

その矢先、鷹央と小鳥遊は、真鶴の無実を主張する麻酔科部長・辻野咲江(安藤玉恵)から、現状を覆すかもしれない重要証言を聞く。湯浅の元には事件当日まで頻繁に、辞職を迫る脅迫状が届いていたというのだ。

真鶴の容体が急変する

今なお究明できずにいる“透明人間”の正体。殺される直前、真鶴に筋弛緩剤を打とうとした湯浅の怪しい行動も含め、ますます謎は深まる。

そんな中、原因不明の重度のショック状態で、真鶴の容体が急変する。絶体絶命の状況で、鷹央は事件の真相に迫っていく。

密室殺人事件の真犯人が明らかに

その後、真鶴は息を引き取ってしまう。そして鷹央がある部屋に入り「チェックメイトだ」と告げると、そこにいたのは辻野だった。鷹央は辻野が湯浅と真鶴を殺害した犯人だと言う。辻野は麻薬中毒であり、それが湯浅にバレてしまった。湯浅は辻野を救おうとしていたが、辻野は口封じのため湯浅を殺害したのである。

辻野は湯浅がアレルギーであることを知った上で、手術の処置用手袋にリポカリンを塗り込み、その結果アナフィラキシーを引き起こした。湯浅はとっさに特効薬のアドレナリンを自分に打とうとしたが、辻野が隠していたため打つことができず、声帯が腫れ上がったため一か八かで自分の首を切って気管切開を試みたが失敗。そして、そのまま亡くなってしまったというのが密室殺人のトリックである。

鷹央がトリックを説明した後、真鶴が手術室に現れる。なんと真鶴は生きていた。辻野の殺人容疑の証拠を集めるため、あらかじめ小鳥遊以外の全員で協力していたのである。

密室殺人事件は無事解決したが、すぐに別の事件が発生する。それは小児科で少年たちが原因不明の急変を起こしたというもので、いつものようにテンションが上がるかと思いきや、鷹央は動揺してその場を去ってしまうのであった。SNSでは「お姉ちゃんが犯人じゃなくて良かった」「真鶴さんが犯人じゃなくて安心した」「真鶴さん犯人じゃなかったし鷹央先生に抱きつくシーン最高だった」と真鶴が犯人ではなかったことに安堵する声が多数上がっていた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部