“アジアの貴公子”チ・チャンウク、“激甘キス”披露＆クールな法廷シーンも…多彩な魅力を堪能できる韓国版「あやしいパートナー」

2025.05.14 07:10

八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)と齊藤京子がW主演を務めるドラマ「あやしいパートナー」(毎週火曜深夜1:28-1:58ほか、TBSほか／ディズニープラスで見放題独占配信)が4月から放送・配信中。ドラマ「美しい彼」(2021年ほか、MBSほか)で一躍注目を集めた八木が抜群のビジュアルで演じる主人公にファンの歓声が上がっているが、原作はアジアを代表するスター俳優チ・チャンウクが主演した2017年の韓国ドラマだ。日本版が話題を集める今、チャンウクの魅力が堪能できる韓国版「あやしいパートナー～Destiny Lovers～」の見どころにあらためて注目してみたい。

冷血なエリート検事ジウクを突如“悪縁”が襲う

韓国版「あやしいパートナー～Destiny Lovers～」は、ロマンスからアクションまで幅広く演じる“アジアの貴公子”ことチャンウクが主演を務めたラブコメディー。今作が本格的なラブコメディー初挑戦となったチャンウクが冷血なエリート検事ジウクを、「グッド・パートナー～離婚のお悩み解決します～」(2024年)のナム・ジヒョンがジウクと恋に落ちる司法修習生ボンヒを演じている。

徹底して犯罪を追い詰めるクールなジウクだが、そんな彼を振り回す存在が現れる。司法修習生のボンヒだ。地下鉄でボンヒに痴漢と間違われる、という最悪な出会いを果たし、その後もボンヒと恋人ヒジュン(チャンソン)のケンカに出くわしたり、ボンヒの指導検事がジウクだったりと、2人は悪縁としか言えない再会を繰り返す。

ボンヒがジウクに特別な思いを抱く一方で、ジウクの人生はボンヒの登場によってめちゃくちゃに…。だがそれでも、ジウクはボンヒを放っておくことができない。突然殺人容疑をかけられたボンヒを助けたことで検事の地位を追われたジウクは、弁護士に転身。ボンヒを雇い入れ、一つ屋根の下で生活するうちに、次第にボンヒへの思いを自覚していく――。

チャンウクが爆イケ“パーフェクト検事”に

「グッド・パートナー」でも高い評価を得た実力派・ジヒョンが体現するポジティブヒロインも抜群に魅力的だが、最大の見どころはやはり、破天荒ヒロインに翻弄(ほんろう)されるチャンウクのラブコメ演技。冷血検事から始まって、ツンデレにド直球愛、甘えん坊な本性まで、他のチャンウク主演作品でもなかなかお目にかかれないほど多彩な表情を見せている。

登場時はパーフェクトなクール検事そのもの。徹底して犯罪を追い詰め、持ち前の頭脳で事件をスマートに処理していく。演じるチャンウクは今作が初の法廷ドラマだったというが、法服姿で専門用語をよどみなく口にする検事時代の法廷シーンは抜群のカッコよさ。アクション俳優としても一流のチャンウクだけに、鍛え上げられた体にしっくりなじむスーツ姿も実に魅力的だ。

濃厚&激甘キスシーンが押し寄せる…

そんなジウクだが、ボンヒにだけは会うたび調子を狂わされ、気付けば気になって仕方がない存在に…。ボンヒを意識し始めたとたん、クールな仮面の下に隠れていたジウクのピュアなキャラクターが顔を出し始める。

過去の恋愛のトラウマに囚われていたジウクは初めこそボンヒの告白に「僕を好きにならないで」と背を向けていたが、自分の気持ちを自覚する中で「5分だけそばにいて」ときゅるんとした目でボンヒを見つめたり、内心心臓バクバクさせながらボンヒにド直球の告白をしたりと、次第に恋愛モードに突入。

カップル成立すると、思わず「うわぁ、彼女ができた」とつぶやき、付き合い始めれば「24時間目の届く所にいて」とボンヒにお願いしたり、デートに着ていく服に悩んだり…。ストーリーが進む中で、序盤の冷血っぷりとは別人級の“激甘ジウク”が解放されていく展開が女性ファンの心をわしづかみにした。

そして後半は、甘いラブシーンの嵐。頭なでなではもちろん、「おいで」と抱き締めようとしたり、「ずっと一緒にいよう。どこにも行かないで」とすがるような目で見つめたり…と甘いシーンが怒涛(どとう)のように押し寄せる。もちろんロマンティックかつ濃厚なキスシーンも満載。「おやすみ」と軽くキスを交わして一旦それぞれの寝室に戻りかけたものの、引き寄せられるように戻ってきてあらためて交わす“おやすみキス”など情熱的なキスの数々が韓国での放送時“息をするのを忘れるキス”と話題を集め、“キス職人”が彼の代名詞になった。

職場ではデキるお仕事男子！ドS発言も…

ボンヒが弁護士を辞めようとするとキツ～い言葉で叱咤激励するなど仕事に厳しいドSっぷりも健在だ。無名の若手時代にドラマ「笑ってトンヘ」(2010年)で瞬間最高視聴率50％超をたたき出す人気ぶりで大ブレイクを果たして以降、さまざまな作品で魅力を放ってきたチャンウクだが、表情の多彩さにかけては本作がキャリアの中でも群を抜いている。

今作には日本でも人気の2PM・チャンソンがボンヒの元カレ役として出演している。恋に臆病なジウクとツイてないボンヒが繰り広げる悪縁ラブコメディー「あやしいパートナー～Destiny Lovers～」。韓国版へのリスペクトを随所に感じると評判の日本版リメイクが話題の今、それぞれをじっくり堪能するもよし、両作品を見比べてみるのも楽しそうだ。

なお、チャンウク主演の韓国版「あやしいパートナー～Destiny Lovers～」および日本版「あやしいパートナー」はディズニープラスで見放題配信中。

◆文=ザテレビジョンドラマ部